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【大罪転入生】物語の始まり

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【大罪転入生】物語の始まり

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シナリオガイド

あの子はキスで力を取り戻す!? 怒れる娘を回収せよ!
シナリオ名:【大罪転入生】物語の始まり / 担当マスター: 瓜生和希


●プロローグ●
イルミンスール魔法学校。

「勝負ですわ! エリザベート・ワルプルギス(えりざべーと・わるぷるぎす)!」

地球からの転入生ブリュンヒルデ・アイブリンガーは、転入初日から声高らかに宣言しました。

「私の前世は故・世界樹イルミンスールの気高きパートナーだった。
 すなわち、現・世界樹イルミンスールのパートナーであるべきは、私ですわ!」

ブリュンヒルデは夢見る痛い子ちゃんでした。
イルミンスール魔法学校校長のエリザベートは呆れ顔で応えました。

「なに言っちゃってるんですか? このペロ子は」
「だ、誰がペロ子だ!?

 ふん、私の奥の手を見やがれなのですわ!」

ブリュンヒルデは、隠し持っていたクリスタルを取り出しました。

「――っ!? それは」
七つの大罪を封じたクリスタル……その本物ですわ

「何故、お前がそれを持ってるですぅ?
 それは、5000年以上前、大ババ様がコリマ・ユカギールと共に七つの大罪を封じた際、
 イルミンスール近くの遺跡に結界で厳重に封印されていた筈……」

「ふっ、私が特別な魔力を持っていると信じてもらえたようですわね。
 さあ、現れよ! かつて、シャンバラを震撼させた七つの大罪!」


▼▲▼

……数日後。

「くっ……エリザベートめ。私をこんな姿にするなんて……!」
「仕方無いにゃぁ。
 “大罪の化身”達を逃がした罪で、ペロ子ちゃんは呪いを掛けられてしまったにゃぁ
「ペロ子じゃねーですわ! ブリュンヒルデ・アイブリンガーですの!」

あの日、ブリュンヒルデの手によって解放された七つの大罪たちは、
“怠惰”を残し、すぐにその場から逃げ出してしまっていました。


ブリュンヒルデは、大罪を解放したり封じる力は持っていても、
コントロールする術を持っていなかったのです。

七つの大罪を解き放ったことを怒ったエリザベートは、
ブリュンヒルデに
“モモンガになる”呪いをかけました。

大罪を全て集めるまで消えない呪いを。

そして、ブリュンヒルデは、手助け兼監視の生徒たちと共に、
大罪回収を命じられたのでした。

誰かにチューをしてもらえれば、短時間、姿と魔力は戻るにゃー

面倒くさがったのか、逃げる事の無かった怠惰の化身ベル子は、
何故かブリュンヒルデについてきていました。

「ち、ちゅー、とか、そんなななな!」

ブリュンヒルデは、この辺、ウブな小娘でした。

(バカザベートめ……全ての大罪を回収し、絶対に復讐してやりますのよ!
 出来れば、ちゅーはせずにっ!)


▼▲▼本編▼▲▼

シャンバラ大荒野の2つの蛮族の村の争いが、
異常なほどに激化し始めたのは最近のことでした。

些細な出来事がキッカケで、2つの村は争いを始め、
現在は、まるで戦争のように周囲の風景を破壊しながら激しく戦っています。


「やっぱり“激怒”と“傲慢”の匂いがするにゃあ」

怠惰の化身 ベル子は鼻を揺らしながら言いました。

「片方の蛮族たちは激怒の化身に惑わされて常にバーサク状態、
 もう一方の蛮族たちは傲慢の化身に惑わされて『世界一ィィィ!』状態となっているようだにゃあ。
 
 七つの大罪たちの王を名乗る傲慢は、その傲慢ぷりに見合った超強力な力を持っているにゃあ」

「今封印するには力が足りなそうですわね……。じゃあ、傲慢は後回しにするとして。
 まずは、激怒を封じますわよ!」

そうして、彼女たちは戦場に居る筈の、激怒の化身の元へ向かったのでした。


▼▲▼

「なんだか嫌な予感がするわね」

蒼空学園の雅羅・サンダース三世(まさら・さんだーすざさーど)もまた、荒野の戦場に向かっていました。


噂によると、傲慢側の勢力では荒野で発掘された古代兵器を復旧中で、
それが発動すれば、大荒野一体が大変な被害を受けるとされています。

古代兵器が発動すればツァンダも甚大な被害を受けることが予想されていました。


「私たちに課せられた最大の使命は古代兵器の破壊よ」
「先輩! 私、頑張ります」

後輩で男アレルギーな遠山 陽菜都(とおやま・ひなつ)はぐっと拳を固めてみせました。


▼▲▼

激怒の化身側の勢力――

「あんなに傲慢な連中をのさばらせて悔しくないんか!?
 聞けば、長い間、奴らに虐げられてたって話やんか!
 怒りのパワーで、ブッ飛ばすんよー!」

激怒の化身サタ子は、その言葉と波動で蛮族たちを扇動していました。

「昔っから、あの傲慢娘の態度が気にくわんかったんよー!」


傲慢の化身側の勢力――

「馬鹿な娘だ。この傲慢の化身ルシ子の元に集えば、世界を取れるというのに。
 行け、我が民どもよ!
 愚か者どもを古代兵器“ニュークリアマジックウェポン”で吹き飛ばし、激怒の化身サタ子を我が前へ引き連れてくるのだ!
 世界一の我に仕えるお前たちもまた世界一、不可能などない!」


担当マスターより

▼担当マスター

瓜生和希

▼マスターコメント

このシナリオでは、主に

・戦場で、ペロ子と共に激怒娘の回収に向かう
・戦場で、雅羅と共に傲慢勢力側の古代兵器破壊に向かう
・戦場で、争いを止めさせるために蛮族たちを怒りや傲慢から解放する

などが行えます。


■ブリュンヒルデ
現在、エリザベートの魔法によってモモンガの姿になっています。

ブリュンヒルデは、七つの大罪を封じる力を持っています。
しかし、モモンガの姿のままでは魔力も弱く、大罪を封じるのも一苦労でしょう。

誰かにキスしてもらう事で、短時間、元の姿・元の魔力に戻ることが出来ますが、
彼女は、その方面については非常にうとく、基本的には逃げ回ります。

スムーズな大罪回収のためには姿を元に戻さなければいけないのですが、
それはそれ、これはこれ、のようです。

エリザベートには、ペロ子呼ばわりされており、
ペロ子と呼ばれるのを嫌がります。

何故、彼女が特別な力を持っているのかは不明です。

■怠惰の化身“ベル子”
メイドの格好をした眠たげな娘です。
ブリュンヒルデ(モモンガ)を肩に乗せています。


■激怒な蛮族たち
激怒の化身サタ子の怒りに支配されており、契約者たちも見境なく襲ってきます。

激怒に支配された蛮族は、
怒りを鎮めるか忘れさせることが出来れば、激怒の支配から解き放つことができます。

■傲慢な蛮族たち
傲慢の化身ルシ子の傲慢に支配されており、
自分たちに逆らう者や兵器を破壊しようとする者を襲います。

傲慢に支配された蛮族は、
屈辱を与え、惨めな存在であることを知らしめれば、傲慢の支配から解き放つことができます。

また、ルシ子は、その傲慢さでPCを洗脳し、配下にすることがあります。
今回のシナリオで希望すれば、ルシ子に洗脳され、彼女の配下として動くことも可能です。
※その際は、アクションに【洗脳された!】と記しておいてください。


▼サンプルアクション

・古代兵器を破壊する!

・ペロ子にチューをする!

・怒りを忘れさせる!

・暴れて戦争をおさめるぅ!

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2013年09月14日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2013年09月15日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2013年09月19日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2013年10月02日


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