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現れた名も無き旅団

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シナリオガイド

情報を集め、名も無き旅団の正体を明らかにせよ!
シナリオ名:現れた名も無き旅団 / 担当マスター: 夜月天音

 午後のイルミンスール魔法学校、校長室。

 名も無き旅団ファン故にこちらに来た未来人ユリス・カガツは平行世界の当校の大図書室にあった黒色の名も無き旅団の手記に気になる記述を発見しエリザベート・ワルプルギス(えりざべーと・わるぷるぎす)アーデルハイト・ワルプルギス(あーでるはいと・わるぷるぎす)に見せに来ていました。
「名も無き旅団と特殊な平行世界に関連があったですか。黒色、調薬師のスーリンの手記ですねぇ」
「うむ。それだけでなく、彼らが生み出されたのがあやつらのせいとは……どこまで迷惑を掛けるつもりなのじゃ」
「ですね〜。まだまだ不明な所があるですねぇ」
「そうじゃな、そこは本人達に聞く必要があるのう。この時代にいればじゃが」
「とりあえず破棄した日付が今日ですよ〜」
「しかもここに書いておるのは間違い無くあの双子の事じゃろ。ただどの出来損ないが影響しているのか分からぬが何とかなるじゃろ(分からぬという事が後々とんでもない事を起こさねばよいが)」
 エリザベートとアーデルハイトは黒い手記の記述を元にあれこれ話し合っていました。
「今日に出た廃棄物が数百年前の旅団に取り憑き旅をして今日に至る。もし廃棄物を出さなかったらどうなるのかな〜」
 ユリスが気になった事を挟みますが、
「それは分からぬが、少なくとも我らはここに書かれた通りにするのじゃ」
 アーデルハイトは肩をすくめるばかり。
「そうなんだぁ、それなら僕は本人達がいないか調べるさ〜。いるかもだし。本当にこっちに来た甲斐があったさ〜」
 ディバックを背負い防護マスクで顔を覆って冬山登山の格好に首にはネームプレートをぶら下げたいつもの不審者然とした格好をして本人達を捜すべく街へと行ってしまいました。

 ユリスの退室後。
「エリザベートよ、調薬探求会にも話しておく方がよいかもしれぬ。記憶という単語が気になるからのう」
「記憶素材化ですねぇ」
「そうじゃ。彼らの集めた記憶で特殊な平行世界を退けられるか不安じゃからな。ロズにも調査に動いて貰うのじゃ。いつ特殊な平行世界が迫るのか」
「この手記があった場所なら何か分かるかもですねぇ。すぐに呼ぶですよ〜」
 危惧するアーデルハイトによってエリザベートは事情を話し緊急の際の協力を得るために調薬探求会に連絡し平行世界を渡り歩く力を持つロズを呼び寄せました。その時のロズはすっかり素性明らかの格好をしており、あの正体不明の格好は平行世界を渡り歩く時のみとなっていました。
 ロズが任務を受け校長室を退室した後、双子の事を頼むために簡単な説明付きで協力者を集めました。

 保護者役のホムンクルスのロズが呼び出されている間。
「これを……」
「それで……」
 双子の兄ヒスミ・ロズフェル(ひすみ・ろずふぇる)と弟キスミ・ロズフェル(きすみ・ろずふぇる)は元気に悪戯のための魔法薬などを作製していました。
 しかも
「何か今日は上手く行くなぁ」
「だなー。ロズの研究の息抜きなのに面白いぐらいに上手く行くぜ」
 残念な事に本日は珍しくやり過ぎが見当たらないまともな悪戯魔法薬を作製していました。

 イルミンスールの街、魔法中毒者の遺跡の跡。

「私達ではない私達の記憶の中の友人達の住み家が取り壊され最近では魔法中毒者の一人が騒ぎを起こし、監視の下生活していてイルミンスールから出られないとか」
 30代前半の地球人の女性。
「リリアンヌ団長、ミモラって言う吸血鬼の女性だったよね。ガスタフじいちゃん、大丈夫? もしかして終わりが近い?」
 賑やかな16歳ぐらいの魔女の少女。
「あぁ、今すぐでは無いが引き継ぎの相手を近々捜さなければのう。それにミモラと言えば、儂のずっと前の者が楽しく語り合ったようだから引き継ぎの前に一度会ってみたいな。危険は無いか? ムヒカ」
 70代の顔色が少し優れぬシャンバラ人の老翁。
「んー、大丈夫だね。ちっこい副団長さん、遊びたいんじゃないのか?」
 周囲を警戒する23歳ぐらいの吸血鬼の青年。
「うん。ラール、遊びたい」
 5歳ぐらいのハーフフェアリーの少年。
 ラールの発言により本を持った五人組はここで一休みをする事にしました。

 イルミンスールの街、通り。

「終わったよ。記憶素材化の魔法薬がいるかもしれないという話だったよ」
 エリザベートに呼ばれた調薬探求会会長シンリは話を終えるなり仲間であるクオンに声を掛けました。
「へぇ、そうなんだぁ。前に騒ぎを起こしたばかりなのに。お話はどうだった?」
 クオンはシンリの用事が終わるまで街で時間潰しをしていたのです。
「こちらが関わるかどうかは分からないけどね。名も無き旅団やら特殊な平行世界とか例のレシピの事とか……」
 シンリはエリザベートに聞いた話を残らずクオンに教えました。
「面白そうだねー。でもレシピはあれから色々工夫したから試すにはいいよねー」
 クオンはにこにこと楽しそう。実は先の騒ぎ後、調薬探求会はレシピを改良し以前より利用しやすい物に変えていたのでした。
 二人は皆の元に戻ろうと歩き出しました。

 様々な思惑はあれど、まだイルミンスールには平和な時が流れていました。

担当マスターより

▼担当マスター

夜月天音

▼マスターコメント

 今回は名も無き旅団シナリオとなります。
 双子にやり過ぎた物を作らせたりエリザベート達やようやく登場の名も無き旅団、調薬探求会に接触して相手は誰でも構いませんので情報集めをして下さい。もちろんイルミンスールで過ごすのであれば情報集めなど以外の行動を起こしても構いません。
 ロズやユリス、名も無き旅団や特殊な平行世界についてはマスターページを参照下さい。

【イルミンスールの街の様子】
いつもと何も変わらぬ平和な様子です。情報収集などには関わらずのんびりと自分達の時間を過ごしても構いません。ちょくちょく周囲が騒がしくなる事はあるかとは思いますが。もし希望があればガイド以外の夜月NPCを登場させても構いません。

【黒表紙の手記の内容について】
協力者集め時に長々と話す時間が無かったためエリザベートが協力者達に話したのは大まかな事だけです。

・名も無き旅団と特殊な平行世界に関連があった事。
・名も無き旅団が生まれたのは本日双子が生み出す廃棄物が回収され廃棄現場にて廃棄者不明のゼリー状の失敗した知的生命体の廃棄物に
 触れて変質し完璧な知的生命体が生まれて時と平行世界を超えて数百年前の世界に辿り着き五つに分かれて取り憑いた事から始まった事。

【五人組について】
現在の名も無き旅団の方々です。携帯する手記で旅団だとすぐに分かるかと思います。魔法中毒者の遺跡が取り壊された事を聞きつけ、やって来ました。交流をしても構いません。手記に記載していない情報が容易く入手出来るかと思います。

リリアンヌ(団長):近くのカフェで一休み。
ガスタフ(語り部):ミモラと語り合ったクリスという女性の旅の記憶を受け継いでいるためミモラに会いに行ってから終わりが近いためどこかで物思
           いに耽っています。ミモラは『特別なレシピで作製された魔法薬』にてイルミンスールで騒ぎを起こした魔法中毒者です。
ジナ(調薬師):気ままに買い物。
ムヒカ(護衛士)、ラール(副団長):散策。

※接触希望の団員がいましたらアクションに記載をお願いします。

【エリザベート達、ユリス、双子、ロズの動向について】
・ユリス
名も無き旅団を求めて街を歩き回っています。

・エリザベート達
校長室にて今後の事を思案しています。連絡時に省かれた事柄を追求すれば答えます。

・双子
本日珍しくやり過ぎが見当たらないまともな悪戯の魔法薬などを作っています。通常ならこのままでいいのですが、通常運転をして貰う必要があるため何とかやり過ぎに満ちたいつもの魔法薬を作製するようにして下さい。しかもどの魔法薬にやり過ぎが必要かは不明なので片っ端からお願いします。乗せればすぐに作製すると思いますが、いつもやり過ぎなどで叱られているので最初は疑うと思います。
作らせようとする理由を双子に打ち明けるかどうかはお任せします。

・ロズ
エリザベート達から任務を受けた後です。外見はガイド通り素性明らかな格好です。接触して任務の内容やちょっとした世間話をしても構いません。任務については訊ねれば可能な限り話します。

※6人の内誰を相手に活動しても構いません。

【調薬探求会の動向について】
・シンリとクオンは皆の所に戻る途中ですが、呼び止めて特別なレシピこと記憶素材化レシピをどのように改良したか、エリザベート達と話した内容
 など追求しても構いません。可能な限り打ち明けると思います。

▼サンプルアクション

・双子と交流

・名も無き旅団に接触

・調薬探求会に接触

・のんびりと過ごす

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2014年05月19日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2014年05月20日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2014年05月24日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2014年06月04日


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