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シナリオガイド

ニルミナス最後の戦い。魔女たちは何を願いどんな結末を迎えるのか。
シナリオ名:魔女の願い / 担当マスター: 河上 誤停

 
「ゲームの招待状? 一体全体どこから?」
 ニルミナス。ミナホ・リリィ(みなほ・りりぃ)の部屋。熾月 瑛菜(しづき・えいな)はミナホから聞かされた話に首を傾げます。
「それがよく分からない人からで……『藤崎 陽』という署名が添えられています。……穂波ちゃんの関係者でしょうか?」
「藤崎ねぇ……ま、そいつがどういう奴かは置いといて、なんて言ってゲームに招待を?」
 瑛菜は相手の目的を聞きます。
「自分たちが勝ったら穂波ちゃんの身柄を渡して欲しいと」
「……アテナたちが勝ったら?」
 瑛菜の隣で話を聞いていたアテナ・リネア(あてな・りねあ)は聞きます。
「『理(ことわり)の魔女』の力を一度だけ貸してくれるそうです」
「理の魔女?……なにそれ?」
「私が聞きたいくらいです」
 瑛菜の疑問にミナホはそう言います。
「んー……よく分からない魔女さんの力を借りる権利のために穂波ちゃんをかけるかどうかってこと?……考えるまでもないんじゃないかなぁ」
「ですよね」
 アテナの言葉にミナホは頷きます。
「というわけでこの招待状にはお断りの返事を――」
「――そのゲーム、受けさせてもらえませんか?」
 断ろうと決めようとしたミナホをとめる声。
「……穂波ちゃん?」
 それはゲームの賭けの対象である藤崎 穂波(ふじさき・ほなみ)自身のものでした。




「『理の魔女』さん。なぜゲームなどという形で招待をしたのですか?」
 遺跡都市の何処か。招待状を送った男、藤崎陽はゲームという形を提案した最後の魔女……『理の魔女』にそう聞きます。
「何度も言ったでしょう? そっちのほうが面白そうだからよ」
「そう……ですか」
 理の魔女の言葉に陽は小さく唇をかみます。本当は陽や傭兵団としてはニルミナスに奇襲をかけて穂波を奪取するのが理想でした。
 しかし、それをすれば今後この魔女が手を貸してくれないと言われしまい、彼女の言うとおりにゲームの招待状をニルミナスに送ったのでした。
「不満かしら? それなら私を力ずくで言うことを聞かせたらどう? あの双子の魔女の力を使えば無力な私を一人どうこうすることくらい簡単でしょう?」
 『双子の魔女』……陽の娘である二人は『繁栄の力』と『衰退の力』。それぞれを扱うことに慣れて、二人そろえば強大な力を振るえるようになっていました。
「ご冗談を……あの子達が無限の力を持っていようともあなたを捕まえて言うことを聞かせるなど不可能です」
「そう? それじゃあ私の力を借りたいなら私のお願いを聞いてね」
「……はい」
 陽は頷きます。彼の目的には『恵みの儀式』と『器の魔女』。そして『理の魔女』の力が絶対に必要なのです。


「それじゃ、楽しいゲームを始めに行きましょうか」


 ゲームとは名ばかりの激しい戦いが始まろうとしていました。



担当マスターより

▼担当マスター

河上 誤停

▼マスターコメント

初めての方は始めまして。前回参加していただいた方はお久しぶりです。河上 誤停です。
今回は最後の問題発生シナリオとなります。ニルミナスシナリオの最後を締めるお話になると思います。
最後の魔女と双子の魔女、そして傭兵団とのゲームに勝てるかどうかでニルミナスの結末が変わります。


■最後の魔女について
遺跡都市アルディリスの最深部にて眠っていたアルディリス最後の遺産です。
『理の魔女』と呼ばれ、範囲を指定してその範囲内の理を変える力を持ちます。
摩擦をなくしたり、物理攻撃のダメージを0にしたり、物理限界をなくしたり、範囲内の敵味方関係なく一律に影響を及ぼします。
彼女自身には自分が楽しみたいという以外の理由をもちません。

■双子の魔女について
今回のゲームの招待者『藤崎 陽』の双子の娘です。
彼らが独自で始めた恵みの儀式の要の魔女になっており、が繁栄の魔女として繁栄の力を。が衰退の魔女として衰退の力をそれぞれ振るいます。
繁栄の力では誰かを傷つけることができず、衰退の魔女は枷により人を傷つけることはできませんが、理論上彼女たちは無限に傭兵たちの強化を行うことができます。

■傭兵団について
『黄昏の陰影』と呼ばれる契約者を憎むものたちで構成された凄腕の傭兵団です。
彼ら自身は優れた判断力や戦闘技術を持つだけですが、双子の魔女により身体能力や装備を大きく強化されています。


■ゲームについて
同時に三箇所でゲームが行われます。理の魔女によりそれぞれ特徴を付けられたステージで双子の魔女に強化された傭兵たちと集団戦闘をすることになります。
どのステージでも共通しているのは今までのシナリオとは違い、契約者の力も恵みの儀式の力もそれぞれ普通に影響しあうようになっています。

魔法ステージ
物理攻撃が無効になったステージです。魔法や超能力等特殊系のダメージのみ相手に通ります。
傭兵団は強化されたマジックアイテムを用いて契約者たちと戦います。

物理ステージ
魔法ステージとは逆に魔法や超能力等の特殊系のダメージが無効になったステージです。
傭兵団は強化された身体能力と装備で契約者たちと戦います。

無制限ステージ
このステージは全てが無制限になっています。すべての限界がなくなったステージです。無制限になっただけで無限になったわけではありません。
このステージには双子の魔女がいて常時傭兵団の強化や回復を行っています。
契約者のみの力でこのステージで傭兵団に勝つのはかなり厳しいと思われます。


上記の三つのステージで2勝すればゲーム勝利です。ガイドにあるとおり、理の魔女の力を借りることができます。
逆に2敗すれば穂波の身柄を藤崎陽に渡すことになります。


■穂波について
彼女の目的はゲームに勝利をして理の魔女の力を借りることです。
理の魔女の力を借りて誰も死なせずに恵みの儀式を終わらせることが彼女の目的です。
彼女自身は無制限ステージにてサポートを行います。

■瑛菜・アテナについて
穂波が掛けられているという状況に気乗りはしていない状態ですが、穂波を渡すわけにはいかないのでゲームに参加しています。
物理ステージにて戦う予定です

■アーデルハイトについて
基本的には彼女が戦う予定はありませんが、魔法ステージが押され気味の場合参戦します。
基本的には見届け人の立場です。
繁栄の魔女と衰退の魔女の枷を一時的になくす『正邪の角』を所持しています。

■ミナホについて
基本的にはお留守番です。契約者のアクションしだいでは参戦しますが、その場合生存・死亡判定が発生します。

■粛清の魔女ミナについて
条件達成時点で参戦します。
条件は二つあり、達成した条件により契約者サイドでの参戦と契約者と傭兵団両方への敵対になる第三勢力での参戦のどちらかになります。


■ニルミナスシナリオのエンディング判定について
今までのシナリオでの判定と今回のシナリオでの判定でニルミナスシナリオのエンディング判定が行われます。
三敗:ニルミナス滅亡エンド
二敗:ベターエンドorバッドエンド
二勝:ハッピーエンドorベターエンドorバッドエンド
三勝:ハッピーエンドorベターエンド
上記の前提の上で今までのフラグと今回のアクションでエンディングが決まります。
現状は三敗以外ではベターエンドになる確率が一番高くなっています。

▼サンプルアクション

・物理ステージのゲームに参加

・魔法ステージに参加

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2014年08月30日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2014年08月31日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2014年09月04日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2014年09月17日


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