薔薇の学舎

※公開時、シナリオ種別が「パートナーシナリオ」と表示されておりましたが、こちらのシナリオは「スペシャルシナリオ」となります。


　ある日、シャンバラ教導団の訓練内容に新たな項目が誕生しました。


　なぜ今新しい項目が出来たかと言うと、各々が皆切磋琢磨して己の能力を高めることは出来ていましたが、精神面の強化はなかなか思うように高まっていないように教師陣たちは感じていたからです。

　そこで、イルミンスールのエリザベート・ワルプルギス（えりざべーと・わるぷるぎす）監修の元、精神面強化カリキュラムが構築されました。

「これを乗り越えられた者は、絶対受ける前に比べて何倍にも成長することができるはずですぅ」
「そうね。でも、全員が乗り越えられる訳でもない。そうね？」
「だが、その為にオレと梅琳が駆り出されたんだ。まぁ、オレたちが出張らないのが一番だけどな」

　エリザベートを筆頭に構築したカリキュラムとは、己の内面と向かい合い、そしてそれを受け入れることで精神面強化を図ろうとしたのです。

　そして万が一、自己を受け入れ損ねて暴走した者がいた時の為にレオン・ダンドリオン（れおん・たんどりおん）と李　梅琳（り・めいりん）がカリキュラム講師として現地に行くことになったのであります。


　受け入れがたい己の一部と対峙し、それを受け入れる事が出来た時、あなたには今まで以上に力を発揮する事ができるでしょう。

　知りたくなかった己の声を聞き入れる勇気があなたにはありますか？

　初めまして、またはこんにちは。
　この度は『我を受け入れ、我を超えよ』のゲームマスターを担当させていただきました冬神雪羅です。
　これからよろしくお願い致します。


　こちらのシナリオでは、自分自身の分身と対峙してもらう事になります。

　現れたもう一人の自分がどう動くかは、人それぞれでしょう。

　戦い、己を超えるか、ひた隠しにしていた弱さを付きつけられるかは今の所わかりません。


【カリキュラムについて】

ある特殊な装置を使い、もう一人の自分と対峙してもらいます。
効果は部屋ひとつ全体。
ですので、パートナーと一緒もしくは仲間と共にカリキュラムを受けた場合、知られたくない部分を見られてしまうこともあるでしょう。

部屋に居ながら、目の前には精神世界が存在します。
その空間がどんなであるかはあなたの心が織りなす世界であるのです。


【もう一人の自分について】

自分とそっくりな、それでいてどこか違う存在の自分が現れます。
その『自分』は、思いだしたくない・知りたくない・受け入れたくない部分をあえてさらけ出してきます。

それをいかに受け入れ、超えることができるかは、あなたの想い・強さが必要です。

また、もう一人の自分を乗り越えるための方法は複数存在します。
例えば、闘って倒す・仲間やパートナーと協力して精神的に乗り越える、などがあります。

・弱さを受け入れる

・強くなりたい