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【ニルヴァーナへの道】崑崙的怪異談(後編)

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【ニルヴァーナへの道】崑崙的怪異談(後編)

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シナリオガイド

仄暗き霊廟の悪夢『不浄妃』! ヴァラーウォンドに光を取り戻せ!
シナリオ名:【ニルヴァーナへの道】崑崙的怪異談(後編) / 担当マスター: 梅村象山

 ところはコンロン。
 ブライドオブヴァラーウォンドを入手すべく、霊廟『武晴廟』に挑んだニルヴァーナ探索隊一行。
 ウォンドを手に入れた彼らの前に現れたるは恐るべき妖仙不浄妃(ブージンフェイ)
 英雄ブセイに一度は倒されたものの、ヴァラーウォンドに魂魄を移し復活の時を待っていたのでありましょう。
 まだ不完全なため、穢れの濃い夜の闇に紛れてしか動けませぬが、その恐ろしさは本物でございます。

「大尉、報告します。探索隊は都市の崩落に巻き込まれほぼ壊滅状態です」
「な、なんだと……!」
「現在、任務続行可能な者を集めておりますが……。念のため、先遣隊に援軍を要請してもよろしいでしょうか……?」
「許可する……! とっとと兵隊を掻き集めろ!!」
 
 ブラッディ・ディバインの暗殺者九龍(クーロン)に煮え湯を飲まされた探索隊。
 隊を率いるメルヴィア・聆珈(めるう゛ぃあ・れいか)大尉は険しい表情を浮かべています……。

「隊を再編成ののち九龍の討伐に向かうぞ。私の部下を傷付けた報いは必ず受けてもらう」
「大尉……(意外と部下思いなんだ……)
「まったく、こんな僻地では消耗品の替えを探すのも面倒だと言うのに……」
「……え?」
「ぼやぼやするな。夜になれば不浄妃があらわれる。それよりも先に奴を捕らえねば任務達成は困難となる」
「りょ、了解です……」

 何よりも面子を重んじる女史は、教導団の威信にかけて任務の達成を目指すようでございます。
 壊滅状態の隊を前に、冷静でいられる精神力、判断力は団長自ら引き抜いたと言うだけあって流石のものです。
 だがしかし、任務達成を第一に考え過ぎるため隊員たちの中には疑問の声があるのも事実。
 多くの負傷者が出たにも関わらず気遣う言葉もない、そもそも作戦の駒にしか見られてない気もする……などなど。
 強固な砦も小さな穴から崩壊すると言います。確実に低下する隊の士気は探索隊の行動に影響を及ぼすことでしょう。

 一方その頃……。
 不浄妃を追うのは一匹の白龍。崑崙道士の白龍(パイロン)
 日の傾き始めた霊廟に立ち入り、色濃く残された不浄妃の気配を獣の如き嗅覚で追っていきます。
 しかし、たったひとりで挑むのは無謀と言うもの、とても太刀打ち出来る相手ではございません。
 
「師匠。清龍、石龍、砕龍、黒龍、飛龍、大龍、小龍……、仇は必ずオレがとってやるぞ……!」

 そして、龍はもう一匹……。

「屍鬼操術! 急急如律令!!」

 暗殺者・九龍。
 この男もまたヴァラーウォンドを手に入れるため、支配下においたキョンシー達とともに不浄妃の元に向かう道中。
 冷たく乾いた瞳に映るのはいかなる感情なのか知る術もなし。

「長きに渡る因縁はここで絶つ。不浄妃(ブージンフェイ)……、貴様は八魄連れし龍が狩る!


 果たして、ブライドオブヴァラーウォンドの行方や如何に!?

担当マスターより

▼担当マスター

梅村象山

▼マスターコメント

マスターの梅村象山です。
今回はブライドオブヴァラーウォンドを巡るシナリオの後編になります。
前回から引き続きご参加の方も、今回初めて参加される方もよろしくおねがいします。
これまでの詳しい情報は前編をご覧になって頂ければ幸いです。


【今回のシナリオについて】


前編の終わりで発生した都市の崩落からのスタートとなります。
前編からの参加者の方に崩落によるダメージはありませんが、それ以外で負ったダメージは引き継がれています。
また、ガイドで触れております通り、情報収集等にあたっていた先遣隊に援軍を要請しております。
今回から参加されるプレイヤーさんは急遽駆けつけた先行隊のメンバーとして頂いても大丈夫です。
勿論、ご自分のキャラクターにあった導入があればそちらを使って下さって構いません。

シナリオは次の流れで展開します。
皆さんのアクション如何では変更の可能性もありますが、よほどのことがない限りこの流れだと思います。

1、九龍の討伐【夕暮れ】

2、不浄妃退治【夜】

3、任務(達成にせよ未達成にせよ)終了【朝】

今回、探索隊の士気が下がった状態から始まります。
隊にはPCの皆さん以外にも、各学校から参加しているNPCの隊員たちもいます。
主にメルヴィア・聆珈大尉の言動や行動に疑問を感じているのは彼らです。
そもそもの所属である教導団ならば、任務第一主義の彼女に賛同する者もいますが、他校の生徒には理解しがたい模様。
しかし、このまま軋轢を放っておけば任務に支障をきたすでしょう。

隊の連帯が乱れ、情報伝達が上手く運ばなくなっている状態のため、
戦闘アクション同士の連携が上手く行かず、仲間の攻撃アクションに巻き込まれる可能性が高くなります。
攻撃関係のアクションに限らず、人が密集しているところで行うアクションは巻き込む危険性が出てきます。

ある種のステータス異常と思ってください。
この状態は『気を付けて行動する』等のアクションでは改善されませんのでご注意を。

気付かれている方もいると思いますが、サンプルに用意したアクションの他にかけられるアクションがあります。
本シナリオにおける全てを明らかにするためにはそのアクションが必要になることを伝えておきます。
何をもって最良のラストとするかは皆さんそれぞれだとは思います。
けれど、サンプルアクションだけが正解ではないと言うことは胸に止めて頂ければ幸いです。
また、不浄妃の倒し方についても前編をよく読まれると倒す方法が複数(3通りぐらい?)あることに気付かれると思います。


【本シナリオにおける注意点です】


ダブルアクションについて、改めて説明します。
MCとLCの目的が別のアクション、目的が複数あるアクション。
これらはダブルアクションになります。この場合、アクションが一部しか採用されませんので、ご注意ください。

複数の状況への対応アクションや、何かをするついでにNPCに質問をするアクション、
これらのアクションはその場面のみに特化したアクション、NPCとの質問だけに特化したアクションをする他のPCがいた場合、
当然ながらそちらのPCの行動が優先的に描写され、場合によってはそのアクション自体が不採用になる可能性があります。
勿論、それは公平をきすためです。
複数の状況への対応アクションにかけていると、結果的に活躍の場が他のPCに持っていかれたり、
ついでのアクションも採用されなかったりするので(採用される場合もありますが)、お気を付け下さい。

またシーンを複数に跨ぐようなアクションも限りなく透明な……じゃない、ブラックに近いグレーです。
ダブルアクション気味になってしまうので、ワンシーンで魅せるようなアクションにして貰えると助かります。
そのシーン跨ぎ問題があるので、原則MCとLCの別行動を禁止とさせていただきます。

▼サンプルアクション

・不浄妃を退治する

・ブラッディ・ディバイン(九龍)を追う

・メルヴィアに一言物申す

・大尉殿の秘密を暴くであります

▼予約受付締切日 (既に締切を迎えました)

2011年11月01日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2011年11月02日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2011年11月06日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2011年11月22日


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