蒼空学園

　
このシナリオを含む、１１月２０日公開の【２０２１修学旅行】へのシナリオ参加は、

【２０２１修学旅行】全体で、１ユーザー様につき最大２ＰＣまでの参加』
『マスターシナリオ１つにつき１ユーザー様１ＰＣまでの参加』
『同キャラクターの複数シナリオへの参加の禁止』

をお願い致します。

１ＰＣが２本のシナリオへの参加決定、また１ユーザーが所有するＰＣのうち、３ＰＣ以上の参加決定が確認できた時点で、参加した全てのシナリオにおいて白紙扱いとなります。ご了承下さい。

※ただし、追加募集になった場合はその限りではございません。
　追加募集になったシナリオに限り、上記のルールは適応されなくなります。
　
　エリュシオン帝国発祥の地、“龍神族の谷”。
　多くの龍が住みつく、この谷には、龍騎士を育成するための試練場の遺跡が無数に存在しています。
　
　神の力に覚醒した戦士と龍の力を組み合わせることで、失われかけていた古代種族である龍神族の代替戦力となるべく、
　遥か昔から、龍騎士たちはこの地で修行を重ねてきたのです。

「……困った事になったリラ」

　契約者たちの修学旅行に付いてきていたパビモン　リラード（ぱびもん・りらーど）がクチバシを撫でながら、苦く目を細めました。

『まったく申し訳ない』

　エキーオンと名乗る骸骨の戦士（スパルトイ）がしゃれこうべを垂れます。

「エキーオンによって分裂したリラードの片割れが居なくなってしまったリラ」

　修学旅行で契約者たちと共に谷を訪れていたリラードは、
　色々とあってエキーオンに、２体に分裂させられてしまっていたのでした。
　
　分かれたリラードの片方はいつものクールなリラード（表リラード）でしたが、
　もう片方は、リラードの奥に秘められていた本性……とてつもなくお調子者なリラード（裏リラード）でした。
　
　そして、裏リラードは、
　
「むひゃー！　修学旅行ドー！　みなぎってきたドー！！」

　おバカ丸出しのテンションで勝手に試練場の一つに潜り込んで行ってしまったのです。

『本当は調子こきたかったのだな』

　エキーオンが感慨深げに零します。
　
「ほっとけリラ。
　それより、早く裏リラードを見つけ出して、一つのリラードに戻らないと大変なことになってしまうリラ」
「大変なこと？」

　谷を訪れていた修学旅行生の一人、イングリット・ネルソン（いんぐりっと・ねるそん）が問いかけます。
　
「リラードが分裂したことにより、世界の理が歪んでしまってるリラ。
　日暮れまでにリラードが一つになれなかった場合……世界が滅亡するかもしれないリラ」
「滅亡って……何故そのような大それた事態に……」
『……仕方あるまい。
　いくらこの鳥の本性がしょうもない性格だったとはいえ、こうなってしまった一因は我にある。
　特別に“目覚めし騎士の試練場”への立ち入りも許可しよう』
「え――本当ですの！？」

　龍騎士の強さに興味を持っていたらしいイングリットは嬉々とした声をあげました。
　
　裏リラードが入り込んだのは、“目覚めし騎士の試練場”と呼ばれる試練場で、
　数ある試練場の中で最も難易度が低いとはいえ、神としての力に覚醒した龍騎士のための場所です。
　
　エキーオンの影響を受けている裏リラードは何もせずに奥へ進めてしまいましたが、
　表リラードや契約者たちは、一つ一つの試練をクリアしなければ先に進むことが出来ません。
　
『古き盟約のため、我や既に試練を終えた龍騎士たちは“目覚めし騎士の試練場”に立ち入ることはできぬ。
　つまり、シャンバラの契約者たちよ。
　お前たちだけが頼みの綱だということだ』

　こんにちは。当シナリオの担当となります冷泉みのりです。
　ガイドを見ていただきありがとうございます。
　続いて、試練場について簡単な紹介をいたします。

　こちらは【２０２１修学旅行】のシナリオになります。

【２０２１修学旅行】全体で、１ユーザー様につき最大２ＰＣまでの参加』
『マスターシナリオ１つにつき１ユーザー様１ＰＣまでの参加』
『同キャラクターの複数シナリオへの参加の禁止』
をお願いいたします。

　１ＰＣが２本のシナリオへの参加決定、また１ユーザーが所有するＰＣのうち、３ＰＣ以上の参加決定が確認できた時点で、参加した全てのシナリオにおいて白紙扱いとなります。ご了承下さい。

※ただし、追加募集になった場合はその限りではございません。
　追加募集になったシナリオに限り、上記のルールは適応されなくなります。



■スパルトイ
　古代種族である龍神族の歯から誕生したと言われる骸骨の戦士です。
　中でも一部の優秀なスパルトイは、ケクロプスを最後に絶えた龍神族の命に従い、
　龍神族のこの谷で龍騎士たちの育成を行う、いわば龍騎士たちの指南役でもありました。　
　
　エキーオンは指南役のスパルトイの一人です。
　
■リラードが二体に分裂した経緯について
こちらは、キャラクタークエスト『【２０２１修学旅行】龍神族の谷』で、
スキル：サイドワインダーを装備したＰＣを連れて行くと展開を知ることが出来ます。
知らなくても問題はありません。

ちなみに、簡単に言ってしまうと、
・スパルトイ（エキーオン）の腹部にリラードが囚われる。
・スパルトイ（エキーオン）が二体になる。
・その時にリラードも二体になる。
といった経緯です。


■■■“目覚めし騎士の試練場”■■■
谷肌にそびえる巨大な建造物の中に入っていった先にあります。
裏リラードは、この試練場の一番奥に潜り込んでしまいました。
日暮れまでに試練を突破し、裏リラードを捕まえなければ世界が滅亡するかもしれません。
エキーオン曰く、裏リラードを表リラードに強引に捩じり込めば一つに戻るらしいです。

４つの試練を超えた先に、裏リラードの居る最後の間があります。

▼第一の試練　　勇気の試練
　先へ進む扉を開くためには、巨大な祭壇の上で勇気を示さねばなりません。
　本来なら、神としての力を持つ龍騎士が一人で勇気を示すのですが、
　今回は特別に、複数人分の勇気を一人分の勇気とすることが出来ます。
　
　エキーオンが言うには、勇気の示し方は数多あり、
　過去には、『想い人への告白』や『猛毒を飲む』、『秘密のカミングアウト』という形で勇気を示して扉を開いた者も居るそうです。

▼第二の試練　　無我の試練
　広く長く伸びる一本道です。
　道には何千体というスパルトイが溢れており、扉を開くためには全てのスパルトイを倒す必要があります。

▼第三の試練　　心の試練
　龍が浸かりに来る巨大温泉です。
　ここでは、龍と心を通わせることが試練となります。
　浴場には巨大なブラシやタワシなどが置かれています。

▼第四の試練　　力の試練
　周囲を炎に囲まれた巨大な円形闘技場で、龍と戦わなければなりません。

▼最後の間
神聖な雰囲気の漂う広間の中央に泉があります。
本来なら、全ての“目覚めし騎士の試練”を抜けた龍騎士は、この泉で身を清めて試練の終わりとします。

　裏リラードはここに居ます。


■■■その他■■■
今回、リアクション『【ニルヴァーナへの道】奈落の底の底（後編）』にある、ケクロプスの望みを叶えるアクションをかける事も可能です。

　それでは、良い修学旅行になりますように。
　皆さまのご参加を心よりお待ち申し上げます。


■11月22日追記
基本的に、一人のプレイヤーがアクションを掛けられるのは、
第一の試練・第二の試練・第三の試練・第四の試練・最後の間・『■■■その他■■■』
のどれか一つになります。

・勇気の試練で秘密を叫ぶ！

・無我の試練に無双する！

・心の試練で龍と戯れる

・力の試練で龍と戦う