聖戦のオラトリオ ~転生~ ―Apocalypse― 第1回 リアクション公開中! |
シナリオガイド新たなる力を求めて
シナリオ名:聖戦のオラトリオ ~転生~ ―Apocalypse― 第1回 / 担当マスター:
識上 蒼
* * * 極東新大陸研究所海京分所。 「現在の状況は?」 ジール・ホワイトスノー博士はイワン・モロゾフ中尉からの報告を受けました。 「間もなく試作機が完成する見込みです」 パソコンのモニターには、白金のイコン【ナイチンゲール】をベースにした、天御柱学院製第二世代機の設計図が映し出されました。 「それにしても、よく【ナイチンゲール】のシステムをここまで簡略化出来たわね」 画面を覗きながら、罪の調律者と呼ばれる人形の少女が口を開きました。 「だが、これでも第一世代機に比べればまだ複雑だ。性能をフルに発揮できるパイロットはそう多くはないだろう。それに……」 「元の機体がそうであるように、『防御特化』ってところが気になるようね」 開発中の機体は防御に優れ、また電子戦も行えるようになっていますが、その分攻撃面が乏しい仕様になっています。 「F.R.A.Gの事もある。レイヴンのような適性に依存する一.五世代ではなく、もう一種類は第二世代機が欲しいところだ」 「……要は、そのフラッグとやらの開発者に遅れを取るのが悔しいってわけね」 からかうように調律者が言いました。 それを聞き流し、博士は学院、PASD、シャンバラ政府に連絡を行いました。 『第二世代機開発プロジェクト』 という名目で、イコンに関心のある学生を募ろうとします。 「今、必要とされているのがどのような機体なのか知る必要がある。そのためには、実際に前線で戦う者達の意見を聞きながら開発を進めるのが、最も効率的だろう」 その様子を、どこか複雑な面持ちで調律者が見つめていました。 そして、パソコンのモニターに視線を移します。 そこにある第二世代機の設計図にはこうありました。 ――Bluethroat(ブルースロート)と。 * * * 第二世代機開発プロジェクトは、以下のような目的で行われることになりました。 ・クェイル、センチネルの上位互換機としてシャンバラ王国に配備可能な機体の開発。 ・天御柱学院のみが使用可能な『覚醒』を最大限に生かすための機体の開発 しかしゼロからのイコン建造は困難であるため、現在シャンバラで確認されているイコンをベースにすることが条件となります。 ※現在試作段階にあるエネルギーコンバーターを応用する事で、機晶技術ベースでない機体(アルマイン、鬼鎧など)でも素体に出来るようになっています。 また、PASDの高性能通信システムによって、シャンバラにあるイコン製造プラントと極東新大陸研究所海京分所は常時連絡可能なっています。 プラントへの出入りは原則シャンバラ政府・天御柱学院・PASDの関係者となっていましたが、今回のプロジェクトに参加される場合、シャンバラの学生なら上記以外でも入る事が出来ます(ただし、過去に鏖殺寺院やエリュシオン側にいた経歴がある者や、何らかの処分を受けた者は除く) 極東新大陸研究所海京分所は、過去に研究所の人間との面識がある、あるいは入所許可のある者からの紹介があれば入れます。そうでない場合は入所許可を得る必要があります。 プロジェクトに関わる者には守秘義務が生じます。開発における内容を外部に漏らしたと発覚した場合は、プロジェクトへの参加資格剥奪、さらに停学等の処分が下される事になります。 こうして、新世代イコンの開発が始められようとしていました。 * * * その頃、強化人間管理課では。 「『第二世代機開発プロジェクト』ですか。いよいよ本格的に始まるようですね」 管理課長の風間は微かに口元を緩めました。 「パイロット科、整備科と動いている中、こちらも大人しくはしていられませんね――黒川君」 眼鏡をかけた、いかにも優等生然とした強化人間の少年に指示を出します。 「直ちにエキスパート候補に上がっている子達を招集させて下さい」 「全員?」 「出来る限り」 こちらでも、何かが大きく動き出そうとしていました。 ※マスターコメントの注意事項をよくお読み下さい 担当マスターより▼担当マスター ▼マスターコメント
識上 蒼です。 ▼サンプルアクション ・第二世代機開発プロジェクトに参加する ・極東新大陸研究所海京分所へ ・天御柱学院を自分なりに調べてみる ▼予約受付締切日 (既に締切を迎えました) 2011年03月21日10:30まで ▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました) 2011年03月22日10:30まで ▼アクション締切日(既に締切を迎えました) 2011年03月26日10:30まで ▼リアクション公開予定日(現在公開中です) 2011年04月11日 |
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