皆さん、こん○○は。神明寺(じんみょうじ)です。
大変お待たせ致しました。【四州島記 完結編 二】のお届けになります。
今回もまた申し訳無いのですが、体調が芳しくありませんので、リアクションの作成期間を、通常よりも長く取らせていただきたいと思います。
プレイヤーさんの参加人数にもよりますが、基本このシナリオのリアクションは、8月19日(火)に公開します。
リアクションの公開が通常よりも大幅に遅れる事になりますので、プレイヤーの皆様には、くれぐれもこの点ご了承の上、ご参加頂きますようお願い致します。
【ゲーム内時間の経過と、その間の出来事について】
今回は、前回の【完結編 一】のラストから、一週間程度経過しています。
本ガイドの、前半部分が、前回から2、3日後。
そして後半が、更に3、4日後と言った所でしょうか。
その間に、東野の中ヶ原では東野軍と西湘軍の決戦があり、その最中に首塚大神が顕現して、東野は今では、怨霊が跳梁跋扈する地と化しています。
一方南濘では、封印されていた炎の魔神が復活し、大沼沢地を溶岩の海へと変えつつあります。再び、古の災厄が繰り返されようとしているのです。
【シナリオの目的】
このシナリオの目的は、首塚大神と炎の魔神という二つの脅威に対処し、解決への道筋を探る事が、主な目的となります。
東野藩の軍師格である御上真之介は、首塚大神に対して、以前にも効果のあった東遊舞による鎮魂を考えています。
東遊舞は、東野藩に古くから伝わる民俗芸能で、舞手の他に、歌い手と、二絃琴(にげんきん、馬頭琴や二胡によく似た楽器)と笛、鼓(つづみ)、鐘、鈴の楽手が必要とされます。
これらの内、舞と二絃琴、笛と鼓は相応の経験が無いと難しいですが(逆に言えば、経験者ならそれほど苦労せずに習得する事が出来ます)、歌と、鐘と鈴は誰でもみっちりと特訓を受ければ4、5日で出来るようになります。
もし東遊舞に参加してみたいという方は、検討してみて下さい。
また東遊舞についての詳しい描写が、
『【四州島記 巻ノ一】 東野藩 〜調査編〜(第十一章 東遊舞)』
『【四州島記 巻ノニ】 東野藩 〜擾乱編〜(第九章 首塚大社)』
にありますので、よろしければ参考にして下さい。
なお今回の東遊舞には、前回の舞にも参加した五十鈴宮円華(舞)の他に、広城雄信の母親である春日(舞)や、御上真之介(舞)と大倉一族(重綱・定綱・定義、舞・鼓・笛)も参加する予定です。
なお舞の最中は、舞に全神経を集中する必要がありますので、完全に無防備になります。
万が一に備えて、護衛の担当者も必要でしょう。
その他、各地に出現する怨霊については、逐一東遊舞で鎮撫するのは難しいので、こちらは武力討伐する必要があります。ただ、怨霊には実体がありませんので、魔法攻撃力を持つ攻撃方法が必須になります。この点だけは注意して下さい。
ちなみに、東野にある日米企業の防衛の為に、アメリカ海兵隊が出動しています。
一方炎の魔神ですが、こちらは南濘藩主の鷹城武征が、藩内に駐留しているアメリカ海軍と共同で、飛空船による攻撃を計画しています。
この作戦にあたり武征は、積極的に義勇軍を募っています。もしイコンと共に駆けつけたならば、大歓迎されるでしょう。
これまで魔神を封じてきた北嶺の白峰輝姫ですが、こちらは、その力を南濘まで伝える機晶石の『道』が破壊されてしまっており、現状では魔神封印の役には立ちません。
御上は白峰で手に入れた機晶石の分析を島外の研究機関に委託する予定ですが、これをPCが引き受ける事も出来ます。しかし分析や、その結果に基づく『道』の復旧作業には時間がかかりますので、少なくとも本シナリオ中には間に合わないでしょう。
【新規参加について】
本シナリオはキャンペーンシナリオですが、これまで参加した事のないキャラクターであっても、問題なくご参加頂けます。
また学校の制限も一切ありませんし、特定の学校の生徒が有利になるという事もありません。
四州島の四藩は、一応マホロバ幕府の統治下にありますが、その幕府を含めて、外部の勢力が大規模な介入を行う事は一切ありません。
しかし、個人の立場で戦いに協力する事は出来ます。
新規参加のキャラクターの導入としては、「友人や知り合いから頼まれたり、あるいは何かのツテから四州島の内乱の話を耳にして、戦いに参加する事を選んだ」というのが一番あり得るケースかと思います。
もちろん、その他の理由で戦いに参加しても一向に構いません。――マスターを納得させられるだけの説得力は必要になりますが。
【継続参加の方へ】
今回のシナリオは、前回のシナリオから約一週間後です。その間に、東遊舞の何らかのパートをマスターしたり、イコンを取りに戻ったりする事は十分に可能です。
他にも、面識のあるNPCとの関係を深めたり、何らかの調査を進めておく等、その他のアクションを取る事も可能です(成果のほどはアクションの出来次第ですが)。
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★☆★ 戦闘について ★☆★
戦争を扱うこのシナリオでは、いつどのような形で戦闘に巻き込まれるかわかりません。ですので「戦闘で活躍したい!」という方は、アイテムやスキルなどをどう使うかも含めて、具体的な戦闘方法を書いておいて下さい。
逆に「戦いたくない」という方は、どうやって戦闘を回避するのかを(「逃げる」「隠れる」等具体的な行動を、スキル・アイテムの使用も含めて)記述して下さい。
戦闘描写は必要ない(あるいは書いて欲しくない)という方は、その旨明記しておいて下さい。
その一文が無いと、マスターがキャラクターの装備やスキルを元に戦闘を描写する可能性があります。
★☆★ ダブルアクションについて ★☆★
このシナリオでは、MCとLCが別々の場所で、別々の行動をとっても構いません。
ただし、MC・LC共に一人が取れる行動は一つだけです。
例えば「MCが自分の行動を取りつつ、LCの行動にも協力する」というのはダブルアクションになりますので、注意して下さい(助言したり、ケータイによる会話程度なら可能ですが)。
★☆★ NPCと称号について ★☆★
このシナリオには、神明寺が管理するNPC(御上真之介等)と、これまでのキャンペーンに登場した四州島民のNPC以外は、一切登場しません(話の流れ的に、名前だけ登場することはあります)。
それ以外のNPCを登場させるアクションは、失敗したり、そもそも不採用になることがありますので、注意して下さい。
また、葦原藩やマホロバ幕府、その他各学校や日米両政府など、島外の勢力に協力を要請しても全て失敗に終わります。
四州島の危機を救うのはあくまでキャラクターと島民たちであって、島外の人々であってはならないというのが、このキャンペーンでの最低限のルールとなのです。
称号についてですが、他のMSのシナリオで獲得した称号を名乗るのは自由ですが、特別な場合を除き、本シナリオ内では効果はありません。
★☆★ 四州島におけるインフラについて ★☆★
四州島はつい最近まで数千年に渡り鎖国を続けていたこともあり、パソコンやインターネットに携帯電話、さらには電気に至るまで、現代文明において必須と思われるインフラはほとんど普及していません。
発電は一部で行われていますが、いずれも小規模な太陽電池や燃料電池で行われているため、その量はとても少なく、ほとんどが自家消費してしまいます。
ガスも同様で、一部でLPガスが使われていますが、一般には普及していません。
水道は大きな都市であれば上下水道が整備されていますが、浄水施設などはありませんし、ちょっと地方にいけば水道もありません。
IT機器は四州島に進出している外国企業が利用しているのみで、一部の好事家を除けば、藩などの公的機関も含めて全く使用していません。
携帯電話は、各藩の首府の、さらにごく一部にのみ基地局が整備されているという状況なので、原則PC〜LC間での通話以外には使用出来ないと思って下さい。
このため各キャラクターには、無線機が貸与されています。
また、公衆電話回線や光ファイバーケーブルなども一切ありません。外国企業で構内専用回線が使われているのみです。
かつて調査団の本部が置かれていた広城城内には、空京と通信するための専用回線がありますが、それも不安定なもので、恒常的かつ快適に使えるようなモノでありません。
★☆★ 四州島の軍隊について ★☆★
以上の如く、四州島の科学技術は前近代的なレベルにありますが、こと軍隊に限っては、急速に近代化が進んでいます。
北嶺を除く三藩の軍隊では、自動小銃を兵士の標準装備とした軍編成や戦法が一般化しつつあります(残念ながら無線が無いため、意思伝達には未だ伝令が使用されていますが)。
★☆★ シナリオ内時間について ★☆★
このシナリオ内で扱う日時ですが、現在の蒼フロ時間よりも2年近く前の、2022年6月頃を想定しています。
と言っても、キャラクターデータについては特に変更する必要はありません(2012年3月以降に追加された種族やクラスなども、そのままで問題ありません。スキルやアイテムも同様です)。
ですが、データ以外の設定などについては、例えそれが公式のモノであっても、話の整合性の問題から、採用できない場合があります。
このキャンペーンは基本的に他のMSのシナリオから完全に独立していますので、問題ないとは思いますが、問題のある場合には掲示板から質問して下さい。
またキャラクター個々人についてですが、特にアクションに記述がない場合、データ的にも設定的にも、現在と同じと判断してリアクションを作成します。
逆に、「昔あの頃は……という事があったんだ」と言うカンジでアクションを書くのも面白いと思います。
★☆★ 質問を受け付けます ★☆★
掲示板からの質問を受け付けます。
掲示板の『アクション相談/リアクション感想』スレッドに、質問を記入してください。
マスター側で「回答の必要がある」と判断した質問については、回答します。
また、必ず書き込みの冒頭に、【質問】とつけるようにしてください。
冒頭に【質問】とない書き込みについては、質問ではないものと判断しますので、注意して下さい。
なお、質問の回答はマスターページにて行います。
質問はアクション締切日の2日前の午前10:30まで受け付けます。
時間は、掲示板の投稿時間で判断します。
締切以降のご質問につきましては、原則ご回答できません。
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★☆★ クリティカル(大成功)判定について ★☆★
今回のシナリオでは、『クリティカル』というシステムを導入します。
以下に、その判定方法を説明します。
皆さんが掲示板に書き込みをすると、書き込みの一番右端にダイス(サイコロ)が2つ表示されますが、判定には、このダイスを使用します。
まず2つあるサイコロの内、左側を十の位、右側を一の位として、2ケタの数字を導き出します。
例えば、左側が「5」右側が「2」なら、「52」になります。
一方マスターは、アクションが締め切られた後、一度だけダイスを振ります。
使用するダイスを2つ。一つは赤、一つは青です。
赤いサイコロを十の位、青いサイコロを一の位として、サイコロを振ります。
例えば 赤いサイコロが「1」、青いサイコロが「6」なら、「16」になります。
皆さんの書き込みのダイス目とマスターのダイス目を比べ、両方の数字が同じなら、そのプレイヤーの担当する
MC(およびLC)のアクションは「大成功」になり、予想外の素晴らしい結果を生み出します。
言葉でいうとなんだかややこしく感じるかもしれませんが、「宝くじ」をイメージするとわかりやすいと思います。
皆さんの書き込みのダイス目が抽選番号、マスターのダイス目が当選番号という訳です。
なお、もし当選者が一人も出なかった場合は、再抽選を行います(マスターがもう一度ダイスを振ります)。
それでも当選者が出なかった場合は、マスターは当選者が出るまでダイスを振り続けます。
当選者が複数いる場合は、当選者全員のアクションが大成功になります。
ちなみに、6面ダイス2つによって作り出されるダイス目は、6×6=36通りになりますので、クリティカルが発生する確率は
1÷36=2.7777……≒2.8%となります。
ちなみに過去のキャンペーンでは平均すると、約50人参加で3人、30人で1人が、クリティカルとなっています。
クリティカル判定には、参加者用掲示板への書き込みのダイス目を使用します。
複数の書き込みがあった場合には、最初の書き込みのダイス目を、判定に使用します。
書き込みが無かった場合は、そのプレイヤーの担当するキャラクターについては、クリティカル判定は行いません。
当選番号と当選者は、アクション締め切り後に、マスターページにて発表します。
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長くなりましたが、説明は以上となります。
今回のシナリオは大きく分けて、首塚大神と炎の魔神の二つのパートに分かれますが、この内炎の魔神の方はぶっちゃけ怪獣モノを想定しています。派手な戦闘を楽しみたい方、ゼヒご参加下さい(笑)。
一方首塚大神の方は、いつもの(?)因縁オカルトモノです。
そしてガイドに名前が出て来ているように、ついに『黒幕』由比景継が本格的にPC達の前に姿を現します。
果たして後2回で本当に終わるのか!?それはPCの皆さんのアクションにかかっているのです。
では皆さんのアクションを、楽しみにしております。
神明寺 一総