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【アラン漫遊記】魔法のランプはパラミタ製?

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シナリオガイド

魔法のランプはレンタル制!?
シナリオ名:【アラン漫遊記】魔法のランプはパラミタ製? / 担当マスター: えりか




「余はすぐに探しにいくのだー!!」
 空京にあるホテルの部屋のドアを勢いよく開けて入ってきたのはアラン・バンチェスター(あらん・ばんちぇすたー)です。
 その後ろではセバスチャン・コーラル(せばすちゃん・こーらる)がため息をついています。
「……探しに行くって、どこへですか? このパラミタにあることは学校の授業で聞いたというのはわかりました」
「だから、この場所をしらみつぶしに――」
「どんだけかかると思っていらっしゃるんですか? それだけの情報で動くなんて……あきれてものが言えませんよ」
「散々言っているではないか……ブツブツ……」
 アランはベッドに腰掛けると、人差し指どうしをくっつけていじいじしだしました。
「何か?」
「別に何も言ってないのだ」
 セバスチャンの鋭い視線に、思わず目をそらすアラン。
「そんなに探しに行かれたいのですね? その『魔法のランプ』を」
「うむ!!! あの『魔法のランプ』だぞ!? 見てみたいとは思わぬか!? それに……余の願い事も叶えてくれるかもしれん……
「……」
 しょんぼりするアランを見て、セバスチャンは口元に手をやり、思考をめぐらせます。
「わかりました。それでは私がお調べいたしますので、詳しい情報が入り次第、人を集めて出発しましょう」
「話しが早くて助かるぞ!」


 その後、数日のうちにセバスチャンは『魔法のランプ』がシャンバラの【アトラスの傷跡】近くにある砂漠の洞窟にあることを突き止めました。
 古い文献だけでなく、仲間の悪魔にも情報を収集したようです。
 その悪魔の1人から手渡されたのが、100年前のとあるチラシでした。
 そこにはこう書かれています。

『あなたの願い叶えます!』
 契約書にサインするだけで、あなたの願いが叶います。
 ご連絡は【魔法のランプレンタル会社】まで。
 000−○■△ー××××
※願いを叶えるためにはある程度のGが必要になります。

 セバスチャンは何が起こるかわからないので、護衛を募集しました。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー



 その頃、『魔法のランプ』があるとされる洞窟の中では――。
 なんと洞窟の中にある6階建の真っ黒いビルがあり、入口には会社の名前すら書いてありました。
「キキィー! 報告します! 我々、【魔法のランプレンタル会社】を突き止めた者がいるようです! キキィー!」
 最上階の部屋で、ちょっとだけ高そうなスーツを着た羽つきのインプが豪華でふわっふわな椅子に座っているインプに報告しています。
 椅子に座っているインプも羽がついていて、高そうなスーツを着、葉巻をくわえています。
「100年ぶりくらいじゃないか? ちゃんと“おもてなし”の準備をするんだぞ?」
「それはもう……」
 ふんぞり返っているインプが笑うと、ちょっとお高めスーツを着た秘書インプもにやりと笑いました。
「特に“契約書”に不備がないようにな」
「もちろんですとも」
 用件を済ませると、手下のインプは下がりました。
「これでご主人様に良い手土産が出来そうだ……くっくっく」
 部屋の中で1人、社長インプは葉巻をくゆらしながら、にやりと笑ったのでした。


 洞窟の入り口では、さきほど報告していた秘書インプから話を聞いた、平社員インプが両側にいる石像に向かって話しかけています。
「キキィー! もうすぐここへ久し振りのお客様がやってくる。いつもの通り、弱いものはいらぬ、そして……我ら会社の不利益になるような輩も通すな! キキィー!!」
 インプを模した石像たち10体の首が一斉に平社員インプへと向けられました。
 石像の瞳は怪しく赤く光ります。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー



 アランと一緒に『魔法のランプ』探しに出掛けてみませんか?


担当マスターより

▼担当マスター

えりか

▼マスターコメント

 アランの物語続編です!
 前回参加していなかったとしても、お気軽にご参加くださいませ。

■入口のガーゴイル
 15歳以下、もしくはレベル20以下の者を襲ってきます。
 それと、ある職業は契約を保反故にしてしまう可能性があり会社にとっての不利益となるので、襲ってきます。
 攻撃方法は、かみつきと対象を抱き上げながら空へと舞いあがり、地面へと叩き落とします。

■ビルの中
 1階が受付となっており、また契約書を書く場所でもあります。
 1階から6階まではそれぞれの役職のインプがいます。
 それぞれ1階から、平社員(60匹)、課長(15匹)、部長(5匹)、秘書(3匹)、副社長(1匹)、社長(1匹)となっています。
 もちろん、上に行くほど強いインプとなっています。
 攻撃方法は、しっぽのかぎづめでひっかく、羽をはばたかせて突風を巻き起こす、です。
 ちなみに強さは、平社員のひっかきはかすり傷、社長のは致命傷、平社員の突風は砂を舞い上がらせる程度、社長のは成人男性が吹っ飛ばされる、となっております。

■契約書
 仕掛けがあるようです。
 何かあったときのために、契約を反故に出来そうな職業の者がいれば……。

■魔法のランプ
 こするとランプの精が現れてどんな願い事も1つだけ叶えてくれます。
 死んだ人ともう1度会話したい、お金持ちになりたい、無理だと思っていた夢を実現させたい! といった願いも大丈夫です。
 ただし、それはすべて幻です。
 ランプが使用者の体から離れると効果は切れます。
 また、契約が破棄されても効果はなくなります。
 ランプの願いが叶うのが幻だとは、最初誰も気づいていません。

 今回もまったり戦闘したり、アランをいじったりして楽しんでいただければと思います。
 ではでは!

▼サンプルアクション

・ランプは俺のもの!

・その契約……待ったー!

・アランを守る!

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2012年05月12日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2012年05月13日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2012年05月17日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2012年05月29日


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