シナリオガイド
エアコンではなく、氷室で天然自然の贅沢な涼しさを味わいませんか?
シナリオ名:氷室で涼みませんか? / 担当マスター:
はまもさき
――蒼空学園のカフェテリア。
今日はこの時期にしては気温が高く、夏日を観測しました。
授業を終えた多くの生徒がエアコンの効いた店内に涼みに来ています。
「暑いですわね」
その中、屋外のテラスで、パラソルの下でアイスティーを飲んでいる少女がいました。
その向かいには、ツァンダ家当主の娘ミルザム・ツァンダ(みるざむ・つぁんだ)が涼しげな顔をして、同じくアイスティーを飲んでいます。
「暑ければ屋内に入れば良いではないですか」
「わたくし、あのエアコンというのは苦手ですの」
少女の名前はレティーシアといい、ツァンダに住む貴族の娘です。
蒼空学園や地球人に興味があり、ツァンダ家と親しいことから、理由を付けては蒼空学園を訪れています。
レティーシアが言うように、エアコンといった地球の文明の利器がパラミタに入ってきてまだ十年しか経っておらず、しかも利用できるのはツァンダといった大都市とその近郊だけで、シャンバラ各地はまだまだその恩恵に与れていません。
レティーシアのように、エアコンが苦手というシャンバラ人も少なくないのです。
「そういうあなたは、さぞ暑さに慣れていらっしゃるのでしょうね」
つい嫌みの一つも出てしまいます。
ミルザムは正体を隠して流浪の踊り子シリウスとしてシャンバラ各地を旅しており、温室育ちのレティーシアと違い、暑さ・寒さは慣れっこでした。
「そうだ。少し早いですけど、氷室に行かれたらどうです?」
「氷室……いいですわね。確かにあそこでしたら涼しいですし、あの氷で作ったかき氷は何とも言えない美味しさですものね」
微苦笑しながら提案します。
今でこそシャンバラ地方にも冷蔵庫が出回るようになりましたが、昔ながらの貴族達は今でも氷室を愛用しています。
なにより、天然自然の氷を使ったかき氷の美味しさは格別で、冷蔵庫で造られた氷では味わえません。
「私は公務がありますのでご一緒できませんが、よろしければ生徒を連れて行ってください」
「そうですわね。氷室のある山にはパラミタオオカミやパラミタヒグマが生息しておりますから、わたくしの護衛が必要ですものね」
その後、蒼空学園の掲示板に、ミルザムの名前で氷室までの護衛の依頼が張り出されました。
担当マスターより
▼担当マスター
はまもさき
▼マスターコメント
5月に入り、4月中旬までの寒さが嘘のような暑さになったので、せめて『蒼空のフロンティア』内は涼しく行きたいと思います。
ツァンダに住む貴族の娘レティーシアを護衛して氷室まで行き、保存してある天然自然の氷で涼を取るのが目的です。
蒼空学園の生徒は元より、他の学校の生徒も、蒼空学園の友達を訪ねに来て依頼書を見た、カフェテリアで二人の話を聞いて参加したなどの理由で自由に参加できます。
氷室がある山は、ツァンダから片道半日といったところです。
道中には、パラミタオオカミやパラミタヒグマが現れます。
パラミタオオカミは群で行動しており、群狼戦術(ウルフパック)と呼ばれる集団攻撃に注意が必要です。
パラミタヒグマは単体のことが多いですが、体長は3mととても大きく、且つ素早いのでかなりの強敵です。
戦闘になったときはご注意下さい。
なお、レティーシアのクラスはナイトでレイピアの使い手です。じゃじゃ馬で自分から先陣を切るタイプです。
腕に自信があるようですが、その実力はあくまで貴族の嗜みレベルで、契約もしていません。
レティーシアのワガママに適度に付き合いつつ、怪我をさせないようしっかり護衛してください。
氷室には全員分の天然自然の氷がありますので、かき氷などでお召し上がり下さい。
他にも美味しい食べ方がありましたら、是非レティーシアに教えてあげて下さい。
▼サンプルアクション
・パラミタオオカミに気を付ける
・パラミタヒグマに挑む!
・かき氷を頂く!
▼予約受付締切日
(予約枠が残っている為延長されています)
2010年05月08日10:30まで
▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)
2010年05月09日10:30まで
▼アクション締切日(既に締切を迎えました)
2010年05月13日10:30まで
▼リアクション公開予定日(現在公開中です)
2010年05月27日