波羅蜜多実業高等学校

「よく集まったですぅ。あなたたちで、私を満足させる料理を作ってみなさぁい！」

　イルミンスール魔法学校の家庭科室。今日ここで調理実習が行われると聞いて、生徒たちはやってきたのですが……そこで待っていたのは、エリザベート・ワルプルギス（えりざべーと・わるぷるぎす）校長その人でした。
　彼女の言葉に、生徒たちは顔を見合わせます。いきなりのことで、どうしていいのか分かりません。

「なんですかぁ？　せっかく、私が直々に料理の腕前を見てやろうと言っているのに。仕方ないですねぇ、お手本を見せてやるですぅ〜」

　エリザベートはそう言うと、家庭科室の冷蔵庫を漁り、生徒たちを尻目に何やら料理をし始めました。

　
　――待つことおよそ３０分。

「上手にできましたぁ〜」

　ところどころで怪しげな液体を混入していたのが気になりますが、エリザベートの前には３種類の料理が並びました。見た目や匂いは悪くありません。
　エリザベートは満足げに頷くと、生徒たちに向かってこう言いました。

「さあ食べてみるですぅ。でも、何も知らないのもかわいそうですからぁ、あなたたちには選択権をあげましょう」

　これらの料理、やはり普通の料理ではないようです。エリザベートの説明で、以下のことが分かりました。

　
　３種類の料理には、エリザベートの作った魔法の薬が入れられています。それぞれの料理とそれを食べたときの効果は、

　・いやらシーザーサラダ　　：食べるといやらしくなります（要するに変態さんやそれに準ずる方用です）
　・アウとろろーそば　　　　　：食べるとアウトローっぽくなります（無茶なこととかをしたい方用です）
　・おばカレーライス　　　　　：食べると馬鹿になります（お馬鹿さん用です）

　以上です。


「私の料理が食べられないとは言わせませんよぉ？」

　説明を聞いて青くなっている生徒たちを見て、エリザベートは悪戯な笑みを浮かべました。

◇　◇　◇　◇　◇

　さてこの校長、どう見ても自分の作った新薬を試したいだけですが……どうやら料理の試食を免れることはできなそうです。
　あなたたちは３種類の料理のうちいずれかを食べた後、更にエリザベートを満足させるような料理を作らねばなりません。
　さあ、覚悟を決めて下さい。

こんにちは、飛弥新です。【２０２０授業風景】、私も参加させていただくことになりました。
授業はイルミンスールで行われますが、他校からの生徒も受け入れていますので、どの学校に所属している方でも参加できます。

みなさんはまず、エリザベートの作った料理のうち、どれを食べるか決めて下さい。各料理に以下のアルファベットを振りますので、アクション欄にアルファベットを書いていただければ結構です。MCとLCで別の料理を食べてもいいです。

【a】いやらシーザーサラダ
【b】アウとろろーそば
【c】おばカレーライス

次に、選んだ料理を食べた場合、そのキャラクターだったらどうなってしまいそうかを書いてください。
例　【a】なんだか裸で料理をしてしまいそう

最後に自分が作る料理を決め、食材と簡単な調理方法を書いてください。こちらはMCとLCで一つの料理を作ってください。調理方法については、あまり細かいところまで突っ込んで厳しく判定するつもりはありません。
一般的な食材や調理器具、調味料などは、持ち込んだ、もしくは家庭科室にあったとして使用可能です。

また、エリザベートと共に生徒たちの料理を審査する側に回ることもできます。こちらを希望される方は、エリザベートの料理を食べなくて構いません。でも、生徒たちがどんな料理を出してくるか分からないので、それなりの覚悟は必要でしょう。
アクション欄には、味の好み、見た目やアイデアをどれだけ重視するかなど、審査の基準を書いてください。

エリザベートと審査員を希望した方々の採点で、みなさんの料理にランキングをつけます。自分の料理が上位に入った方にはご褒美がでるかもしれません。

それでは、調理実習開始です。

・いやらシーザーサラダを食べる

・アウとろろーそばを食べる

・おばカレーライスを食べる

・審査員になる