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宵闇に煌めく

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シナリオガイド

深く暗い湖の底、酸素を生み出し輝く不思議な葦に誘われて
シナリオ名:宵闇に煌めく / 担当マスター: ハルト

 郊外の森の屋敷に住まう吸血鬼、ヴラド・クローフィ(ぶらど・くろーふぃ)はいつもながら退屈に喘いでいました。森に引き籠って暮らすこの世間知らずの吸血鬼は、一応未だに薔薇の学舎への入学を目指しているようです。

「何か面白い、いえ美しいものを探しに行きましょう!」

 みんみんと蝉の声が響く森の中を、パートナーのシェディ・グラナート(しぇでぃ・ぐらなーと)の手を引き、ヴラドは一心に歩いて行きます。自分の屋敷を囲う森といえ、広い森の中にはまだまだヴラドの知らない場所がたくさんありました。
 その中で一際ヴラドの目を引いたのは、底の見えない程に深く、端の見えない程に広大な湖でした。陽光を浴びて煌めく湖の縁へ歩み寄り、爪先で水面をつんつん突くヴラドを、シェディは一歩後ろではらはらと眺めています。
「あっ」
 そんなシェディの目の前から、唐突に、ヴラドの姿が掻き消えました。
 正確には足を滑らせ、盛大な水飛沫を上げて、端からいきなり深い湖へと落ちていったのです。

「ヴラド!?」

 慌てたシェディの声を背景に、ヴラドはどこまでも深く暗い湖の底へと沈んでいきます。
 そのうち勝手に浮かび上がるだろう、などと呑気に構えるヴラドの目に、ふと光が映りました。
「……?」
 光は上ではなく下、つまり湖の底に灯っているようです。
 不思議な光に惹かれるように底へ底へと泳ぎ始めたヴラドは、やがて視界へ広がった幻想的な光景に、緩やかに双眸を見開きました。

 葦のような植物が、屋敷の広間と同じくらい大きなサークルを描くように、幾つも水底から生えています。
 そして驚くべきことにその植物は一つ一つが蒼い輝きを放ち、闇に覆われた湖の底で、その一帯を明るく照らし出しているのでした。

「何でしょう、これは……」

 そう呟いてから、ヴラドははたと口元を押さえました。
 葦に囲われたその空間では、不思議なことに呼吸ができ、また声を発することができるのです。
 ヴラドはふと思い付いたように、ポケットに潜ませていた飴を取り出しました。濡れた袋の中から取り出した飴は、その空間の中では濡れることがなく、地上と同じように食べることが出来ました。
 かといって完全に地上と同じわけではなく、ふわふわと身体が水中を漂う感覚は変わりません。ただ浮力も葦の外側に比べると弱く、足を付いて立つこともできました。

 これは面白い。そう判断したヴラドは急いで水面へ泳いでいくと、今にも飛び込もうとしていたシェディへ楽しそうに呼び掛けました。

「水中でパーティーをしましょう!」

 ひとしきり事情を聞いたシェディは、いつもながらのヴラドの暴走に呆れながらも、いつも通りに正体のポスターを作り始めます。
 湖の位置を地図に記し、ヴラドが招待文を添えました。


『水中パーティー!』
・息の出来る不思議な水の中で、パーティーをしませんか?
・近くには金銀財宝が眠ると噂の水中洞窟も!
・参加は簡単! 何も考えず湖に飛び込むだけ!
※調理場提供します。お菓子も提供します。詳しい事は私まで(写真)!



 そうして意気揚々と薔薇の学舎や周辺の街へポスターを貼り歩くヴラドたち。
 しかし彼らは、その葦の外側に蠢く魔物たちに気付いていなかったのです……。


担当マスターより

▼担当マスター

ハルト

▼マスターコメント

お久し振りです、ハルトです。
このシナリオはリアクションの前半と後半で多少趣の異なったシナリオとなります。

湖の底、不思議な葦に囲われた空間は、以下のような特別な環境になっています。
・一言で言えば、体が軽い以外は陸上と変わらない。
・陸上と同じように呼吸ができ、会話もできる。
・浮力は弱いが、存在する。高くジャンプしたり、泳ぐこともできる。
・空間の中で出した物が濡れることは無い。密閉したビニール袋などに入れてきたものは、陸上と同じ状態で取り出せる。
・空間の中であれば、火を灯すこともできる。水中ではあるが、一人の雷術で全員が感電するようなことはない。ただし陸上よりも効果範囲は広くなる。
・葦の効果の範囲は体育館一つ分くらい。高さは3m程度。外側はごく普通の水中。


前半はパーティーを楽しんで下さい。ヴラドが持ち込んだお菓子(黒焦げの手製&既製品)を撒いたり、屋敷の厨房を借りて調理して持ち込んで頂く(真空パック配布)こともできます。ヴラドが空間の中央にステージを作っているので、歌ったり踊ったりもできます。周囲は暗く、一帯だけが葦の光によって照らされているので、雰囲気を楽しむこともできるでしょう。
後半は、葦の外側から魔物たちが襲ってきます。
体内で作り出した電撃を放つ巨大な電気タコや、内側に入り込んで葦を燃やそうとする巨大な炎タコや、とにかく色々と巨大なタコがいるようです。「〜なタコに〜のように対処する」というアクションがあれば、そのようなタコが登場することもあります。
ちなみにポスターの「金銀財宝が眠る洞窟」はヴラドの嘘ですが、葦に隠れるように、同じ葦が内部に生えた水中洞窟の入口が一つあります。内部は意外と広く、金銀財宝は無い上に魔物も生息する一本道ですが、探検することは可能です。奥には金と銀のタコがいます。大きさは人間程度で、言葉は通じない上、剣を持って一方的に襲い掛かってきます。

前半か後半、どちらか場面を選んでご参加ください。(後半の場合、会場でお菓子を食べていると〜など簡単な状況説明は可能です)。
洞窟は奥行きが広いので、奥まで辿りつきたい場合は、パーティーに参加せず潜る必要があります。


細かい物理法則などは考えず、涼しげな雰囲気を楽しんで頂けると幸いに思います。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。宜しくお願いいたします。

▼サンプルアクション

・水中のパーティーに参加する

・襲ってきたタコと戦う

・金銀財宝を探しに行く

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2011年07月28日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2011年07月29日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2011年08月02日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2011年08月16日


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