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【重層世界のフェアリーテイル】夕陽のコントラクター(前編)

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【重層世界のフェアリーテイル】夕陽のコントラクター(前編)

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シナリオガイド

大会前夜。無法者たちとの戦いに、君は生き残ることができるか!?
シナリオ名:【重層世界のフェアリーテイル】夕陽のコントラクター(前編) / 担当マスター: 丹野佑


このシナリオを含む、10月30日公開の【重層世界のフェアリーテイル】へのシナリオ参加は、

【重層世界のフェアリーテイル】本編全体で、1ユーザー様につき最大2PCまでの参加』
『マスターシナリオ1つにつき1ユーザー様1PCまでの参加』
『同キャラクターの複数シナリオへの参加の禁止』

をお願い致します。

1PCが2本のシナリオへの参加決定、また1ユーザーが所有するPCのうち、3PC以上の参加決定が確認できた時点で、参加した全てのシナリオにおいて白紙扱いとなります。ご了承下さい。

※ただし、追加募集になった場合はその限りではございません。
 追加募集になったシナリオに限り、上記のルールは適応されなくなります。


 ティル・ナ・ノーグ、ハイ・ブラゼル地方……そこに設置されたゲートを抜けた先のひとつ……通称、第四世界
 その町にある酒場で、雅羅・サンダース三世(まさら・さんだーすざさーど)は、調査隊に協力してくれている女ガンマン……ジェニファー・リードの話を聞き、身を乗り出しました。

「つまり、ここではもうすぐガンマンの腕を競う大会があるってことね?」
 もともと、彼女の生まれ故郷であるアメリカ、そして祖先たちが過ごしたという開拓時代に思いをはせてやってきた雅羅のこと、自分の銃の腕を存分に振るうことができそうな状況に、かなり興奮した様子です。

「それはそうだけど、その大会が始まるまでにまだ問題があるのよ」
 その勢いに驚きながらも、ジェニファーは困ったように答えます。
「同じ大会を何度もやってるから、いろいろと対策を取るやつが多くてね……中には、大会前夜までにライバルを減らそうって、他の参加候補者を襲う連中もいるわけよ」
 そう。年々規模が大きくなるこの大会は、すでに始まっているも同然です。無法者がのさばる第四世界では、闇討ちぐらいはあって当然なのです。

「それが、サンダラー?」
 サンダラーとは、前回の調査でたびたび出てきた名前であり、無法者をも震え上がらせる凄腕のガンマンコンビだという話です。
 しかし、ジェニファーは首を横に振りました。
「サンダラーはそんなマネはしないわ。大会では、戦う相手を皆殺しにするけどね。……やるのは、町の無法者どもよ」

「そんな。市長はどういうつもり?」
「黙認よ。無法者を取り締まることなんか腑抜けのシェリフにはできないし、本当に強いガンマンは大会まで生き残るはずだからね」
「どんな凄腕でも、大勢に襲われたら溜まったものじゃないわよ!」
 無法者の卑劣なやり方に、雅羅は持ち前の正義感を滾らせます。

「もっとも、さすがに参加候補者でもない市民を撃ったりしたら、大会への出場停止を喰らうから、とりあえず、ここに居れば安心よ。……って、どこへ行くつもり!?」
 ジェニファーの言葉を最後まで聞かず、雅羅は反転して酒場から飛び出していきます。
「決まってるわ。卑劣漢どもに私の弾丸を浴びせて、みんなを守るのよ!」

★   ★   ★


 一方、町のダウンタウン……無法者のたまり場。
 巨大な体に葉巻をくわえた無法者のボス、“有情の”ジャンゴもまた、前回の調査の際に契約者たちと出会い、調査隊のことを知ったひとりです。
 そのジャンゴは、彼の元を訪れた契約者たちにこのように話しています。

「がはははっ! よく来たな。いやいや、お前さんたちのことは分かってる。俺様たちに協力してくれれば、この世界のことをいろいろと教えてやれるぜ。
 この世界で一番力があって、世の中に詳しいのは俺たちアウトローよ。もし俺様がこの大会に優勝することができりゃあ、アウトローも、市民も、市長だって俺様の言いなりだ。そうすれば、お前さんたちの調べ物の手伝いぐらい、簡単ってもんさ」

 ジャンゴには今でも、たくさんの手下がいます。それでも、まだ彼に従わない無法者も、数多くいます。
「俺様はそういう連中もみんな、俺様の手下にしてやりたいんだ。男なら分かるだろ? 女だって、強い男の方が好きだろ?
 だから、俺の頼みを聞いてくれよ。俺様が確実に大会に優勝するために、少しでも邪魔者を減らしたいんだよ。サンダラーのふたりは後回しだ。まずはお前さんたちのお仲間……契約者ってのか? そいつらを大会に出られないようにして欲しいんだ」

 どうやら、ジャンゴはサンダラーを大会で確実に倒すため、邪魔になりそうな契約者たちを大会前夜までに片付けておきたい、という腹づもりのようです。
「裏切りなんてとんでもない。大事なのはみんなで仲良くすることじゃなくて、目的を達することだろ? だったら、俺様に協力しないやつらの方が裏切り者さ。
 それに、殺してくれってんじゃない。ちょっと手足を撃ってやりゃあいいだけの話だ。なあ、頼んだぜ」

★   ★   ★


 果たして、契約者たちは無法者たちの襲撃から身を守ることができるのか?
 それとも、無法者と手を組むのか?
 答えは、大会の日に昇る太陽だけが知っています。

担当マスターより

▼担当マスター

丹野佑

▼マスターコメント

 ついこの間まで盛暑かと思っていたら、いつの間にか紅葉が楽しめる季節になっていました。ゲームマスターの丹野佑です。

 本シナリオは「重層世界のフェアリーテイル」の第四世界を扱った内容となっております。
 第四世界では、じきにガンマンたちによる大会が開かれます。その内容はガイドの通り、生死をかけて最強のガンマンを決定するというものです。
 本シナリオでは、そんな大会の直前までを描きます。大会前夜までに、無法者たちは契約者たちを襲い、ライバルを減らそうと考えています。
 それだけでなく、無法者のボスは契約者にも、仲間たちを襲うように言い含めています。

 もちろん、調査隊の本分である第四世界の調査についても忘れてはなりません。
 この世界の謎を解き明かすのは、他でもないあなたたちの役目なのですから。

■クラス適性
 以下のクラスは第四世界において高い適性を持ち、適性のないクラスよりも有利になります。

 ソルジャー(兵卒)、スナイパー(狙撃手)、ヘクススリンガー(魔銃士)、クイーン・ヴァンガード、ジャスティシア(判官)、トレーダー(商人)、バトラー(執事)、メイド(給仕)、セイヴァーシード(種もみ剣士)

▼サンプルアクション

・無法者たちと戦う

・ジャンゴに協力する

・情報を集める

▼予約受付締切日 (既に締切を迎えました)

2011年10月31日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2011年11月01日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2011年11月05日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2011年11月18日


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