波羅蜜多実業高等学校

　空京にあるとある大きな古びた館を買い取った人がいました。
　その館にはいろいろな噂が存在します。

・曰く、館の地下では生態実験が執り行われていた。
・曰く、実験に失敗した生物は裏庭に埋められた。
・曰く、深夜２時に研究者の幽霊が現れ、実験の続きをしている。
・曰く、生態実験の試作品が未だに存在している。

　買い取った主人はホラーハウスの設計者でした。
　もともと存在している噂話もむしろ設定に使いやすいと思い、噂を消す事はしませんでした。

　館を改造している時も、何度となくポルターガイストや、幽霊の目撃談が相次ぎました。
　そんなことがありつつもホラーハウスは完成します。

　出来た当時はまあまあ繁盛していましたが、時の流れと共に最新式を謳っていたホラーハウスでしたが、徐々に廃れていき今は忘れられてしまいました。

　そして現在。
　館の噂は尾ひれが付いて噂が変化していきました。

・曰く、館の地下では生態実験として館に訪れた人を攫って、今でも生体実験をしている。
・曰く、実験に失敗し、埋められた生物が墓場から出てきて人を襲っている。
・曰く、研究者の幽霊が攫った人を使って実験の続きをしている。
・曰く、生態実験の試作品は独自の進化を遂げていて、体液には未確認のウイルスが流れている。


　ホラーハウス設計者の末裔は尾ひれがついた噂を解明してほしいのと同時に、廃れてしまったこのホラーハウスを再興するためにティファニー・ジーン（てぃふぁにー・じーん）とゲイル・フォード（げいる・ふぉーど）に依頼をしました。

　それを受けたティファニーが『ホラーハウスでスタンプラリーをしよう！』という企画を立てました。

　企画として、お化け役と体験者の募集も同時に始めます。
　そして、ティファニーはお化け役とホラーハウス脱出者の人には、イイモノをあげようと考えたみたいです。

　ぜひ、参加してみてください。

　初めまして、この度は『恐怖と甘い○○○』のゲームマスターを担当させていただきました冬神雪羅と申します。
　これからよろしくお願い致します。


　今回はお化け屋敷をテーマにシナリオを展開させていきます。

　ルールとしては、
１．館のいたるところに存在するスタンプを集めること。
２．脅かす方も驚かされる方もお互いに危害を加えないこと。

　とします。

　もし、アクションの方でこれは危険を伴うと思ったものは外すか、または若干変更させていただきます。

　脅かす方も、驚かされる方も楽しむことを心がけてください。

　なお、ティファニーとゲイルは表向きにはマシントラブル等と言ったトラブル対応として動きます。


　次に、このシナリオで出来る事はいくつかありますが、１つに絞ってアクションを掛けて下さい。


１．お化け役で来た人を驚かす
　お化けとなって来た人を驚かせます。
　お化けは人型でも獣型でもなんでも構いません。

　館の室内以外にも、裏庭や地下室とかも開放されていますので、お好きな場所へ隠れて下さい。

　スキルを使って来た人を驚かせても、コンニャクとかで原始的に驚かしても良いでしょう。
　

２．ホラーハウスでスタンプを集める
　主人が作ったホラーハウスに設置されているスタンプを用紙に押します。
　スタンプの地点は裏庭や地下室など、隅々まで行かないと全部を集める事は出来ません。

　いつどこでお化けたちに驚かされるか楽しみにしながら集めて行ってください。

　スキルを使ってお化け役が来るのを察知しても良いでしょう。


３．噂の究明をする

　お化け役じゃないであろう生物について調べます。
　ただし、調べる為にはスタンプラリーに参加する必要があります。

　ティファニーとゲイルは別室で参加者たちの動向を見ながら、情報を収集していきます。


　これ以外にもしたい事がありましたら、気軽にアクションをかけて下さい。


　最後に、イイモノですが、アイテム配布はありません。
　このシナリオ内で表現する程度に留まりますので、ご了承ください。

・来た人をびっくりさせるの！

・短時間で全部集めてやる

・生態実験の試作品を撲滅させる