種もみ学院~迷子は瑞兆? リアクション公開中! |
シナリオガイドキミは瑞兆……? 乙王朝、董卓、荒ぶるアルミラージ。種もみ学院に嵐が迫る! 誰か助けてー!
シナリオ名:種もみ学院~迷子は瑞兆? / 担当マスター:
冷泉みのり
シャンバラ大荒野に種もみの塔という60階建ての塔があります。 ☆ ☆ ☆ 前回、シャンバラ大荒野にある契約の泉にもとの賑わいを戻して以来、種もみ学院生は教室である種もみの塔と契約の泉を気ままに往復しながら過ごしていました。 そんなある日のことです。 契約の泉に来ていた本家B級四天王チョウコは、迷い込んできたその生き物を見て歓喜の声をあげました。 「これは、伝説の虹キリン!」 周りのパラ実生にもどよめきが広がります。 「虹キリン……あの乙王朝がこれを得て国を興したというアレか。チョウコさん、これは」 「まさか虹キリンがここにも現れるなんてな。これはオアシス再生を掲げるあたしらにとって吉兆になるよ!」 「乙王朝から迷い出てきたとかじゃ……?」 「そんなわけないじゃん。虹キリンだぞ。専用の豪奢な部屋で大事にされてるに決まってるだろ。こいつは別の虹キリンだよ」 「そうか。言われてみりゃそうだな」 その後、チョウコ達は虹キリンにいろいろ話しかけてみましたが、何も返事はありませんでした。 虹キリンがゆる族であることは彼女達も承知しています。 「ま、いろんな奴がいるよな」 チョウコ達は特に気にしませんでした。 チョウコはこの虹キリンを種もみ学院の仲間として大切にしようと決めました。 このことを、種もみの塔にいるカンゾーに携帯で知らせた時のことです。 種もみの塔──。 こちらも本家B級四天王のカンゾーは、望遠鏡を覗きながら焦りをにじませた声で言いました。 「チョウコ、そいつはきっと乙王朝の虹キリンだぜ。ミツエの英霊三人が兵隊を引き連れてこっちに向かってやがる」 『何だって!? くそっ、いきなり力ずくかよ!』 「気に入らねぇな。幸い英霊共はこの塔に虹キリンがいると思ってるようだ。チョウコ、俺が引き付けておくから、何としてでも虹キリンを隠せ!」 『任せとけ!』 その頃、種もみの塔を目指す劉備、曹操、孫権は。 「なあ、後ろの連中は何だ? いつの間にかすげぇ人数になってんだけど」 孫権の言う、すげぇ人数とはだいたい千人くらいです。 最初は三人だけで、いなくなった虹キリンの情報を求めて種もみの塔へ向かっていました。 種もみの塔方面で見かけたという話を聞いたからです。 それが、気がつけばぞろぞろとパラ実生がついてきていたのです。 「ミツエの威光が増したのであろう。良いことだ」 「曹操、それは少々楽観的ではありませんか?」 「劉備よ、この人数を掴んでおかなくてどうする。我らが王朝の強化に繋がるではないか」 「どうも不穏なものを感じるのですよ。孫権はどうです?」 「別にいいんじゃね? 俺らの邪魔さえしなきゃな」 しばらく様子を見ることになりました。 着々と集まるパラ実生の中に、カンゾーをライバル視する連打のジンベーがいました。 「クククッ。カンゾー、てめぇの教室とやらをブッ壊してやるよ。かつて、てめぇが自分の村をブッ潰したようにな……!」 パラ実生を集めたのはジンベーでした。 種もみの塔をぶん取って、そこにあるものを山分けしようと呼びかけたのだ。 塔に着く頃には倍以上の人数になっているだろう。 「今頃カンゾーも人数を集めてるはずだ。英霊も巻き込んで派手に喧嘩すれば、乙王朝も種もみ学院を敵視するだろう。クフフッ……とことん追いつめてやるぜェ」 ジンベーは身勝手な陰謀を巡らせていました。 さて、カンゾーと話し合い虹キリンを隠すことにしたチョウコですが、特にこれといったあてがありません。 そんなところに火口 敦(ひぐち・あつし)が駆け込んできました。 「虹キリン、ここにいたのか! 早くそいつを避難させるんだ。アルミラージが来る!」 「アルミラージ?」 ある有名なRPGでおなじみのモンスターです。 しかし、敦はそっちじゃないと緊迫した顔で言いました。 「ほとんどそっくりだけど、とんでもない獰猛な奴だ。虹キリンを食うために探し回ってるんだ。さらにそいつを董卓が食おうとしてる。戦いながらこっちのほうに向かってるんだ。巻き込まれたら死ぬぞ」 「あんたでも止められないのか?」 「あんな食欲魔人の戦いに首突っ込みたくない」 敦はきっぱりと告げました。 しかし、チョウコはここに契約の泉がある以上、逃げるわけにはいきません。 チョウコは敦にアルミラージについて聞きました。 「体長は3メートルくらいだ。主に角と前歯で攻撃してくるぞ。恐ろしく力が強く、なかなか俊敏だ。しかもしゃべるんだ。あればびっくりしたなー」 「弱点はないのか?」 「言い伝えだと優れた魔女だと手懐けることができたそうだ。理由はよくわかんねぇ」 「それだけわかれば充分だ。パラ実生にも魔女はいるんだ。集めるだけ集めて戦う。ここは大きく発展する場所だ。化け物なんかに荒らされてたまるかよ。それに、手懐けられたらラッキーだしな。ここの守護獣にしてやるぜ」 チョウコは挑戦的ににやりとしました。 「董卓を退けて、アルミラージを手に入れる。虹キリンも守れて万事OK!」 「呆れた欲張りだな。……それじゃ、俺もひとつ。董卓はとにかく食い意地が張ってる。食べ物で釣れば一時的にだけど、アルミラージから引き離せると思うよ」 「じゃあ料理の得意な奴も集めよう。食材はそこらで調達するとして。それに、対アルミラージも魔女だけいても心もとないよな。手当たり次第声かけるか。董卓とやり合うほどだもんな、強敵だ」 契約の泉を守るため、チョウコは無謀ともいえる戦いに臨むことを決意しました。 担当マスターより▼担当マスター ▼マスターコメント
こんにちは、冷泉です。 ▼サンプルアクション ・ミツエの英霊達の後ろに結集するパラ実生とケンカする ・アルミラージと戦う ・董卓を引き付けるために料理する ▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています) 2013年09月21日10:30まで ▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました) 2013年09月22日10:30まで ▼アクション締切日(既に締切を迎えました) 2013年09月26日10:30まで ▼リアクション公開予定日(現在公開中です) 2013年10月08日 |
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