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女王危篤──シャンバラの決断

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女王危篤──シャンバラの決断

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シナリオガイド

シャンバラ女王の生死は、君たちの行動にかかかっている!
シナリオ名:女王危篤──シャンバラの決断 / 担当マスター: 砂原かける

 空京のシャンバラ宮殿を突然、エリュシオン帝国の使者が訪ねました。
 従龍騎士でもある参事官バルレオスと、選帝神白輝精(はっきせい)のパートナー林 紅月(りん・ほんゆぇ)です。
 紅月のテレポートで現れた二人は、衝撃的な知らせを伝えます。

「現在、我が帝国が保護するシャンバラ女王アムリアナ・シュヴァーラが危篤に陥った」

 宮殿に、人々の悲鳴や悲痛な呻きが響きました。
 しかしバルレオスは淡々と告げます。

「我らが大帝アスコルド陛下のお力をお借りして、白輝精様が治療しているが……
 女王が助かるかどうかは半々との事だ。
 そこで白輝精様は西シャンバラ王国に、砕音・アントゥルース(さいおん・あんとぅるーす)氏を特使として帝都ユグドラシルまで送るよう求めている」

 契約を破棄状態にする魔銃コントラクターブレイカーの使い手の名に、緊張が走ります。
「奴は意識不明で、帝国に行くなど無理です」
「案ずるな。白輝精様にお仕えするキュリオ殿が、砕音氏が起きられるよう手配したそうだ」

 バルレオスによれば、アムリアナ女王は今すぐ崩御する程ではないものの、着実に弱り、死に近づいているそうです。
 白輝精は女王治療の助けに砕音を呼んでおり、彼のサポートをする人員の同行を認めています。
 さらにエリュシオン帝国は、これ以外の女王への対面や治療はすべて拒んでいます。
 人々は異論やさまざまな要求を口にしますが、バルレオスは一蹴しました。
「蛮族の遅れた技術など我々は必要としていない。
 貴様らの女王は、我が帝国が保護してやっているという立場をわきまえるのだな。
 不満があるのなら来んでいい。我々としては、砕音氏と助手だけを帝国に招けばよいのだ」

 静まり返った宮殿内で、バルレオスは続けます。

「寛大なる白輝精様は、瀕死の女王を励まし、場合によっては看取る為に、シャンバラから数十人規模の使節団が砕音氏に同行される事も許可している。
 ……これも我が帝国としては、来なくても良いのだがな。白輝精様のご厚情に感謝するのだな!」


 エリュシオン帝国がアムリアナ女王を面会謝絶としている以上、これはシャンバラの民が正式なルートで女王に近づく唯一無二の機会でした。
 西シャンバラ王国、さらに東シャンバラ王国も協力して、砕音を中心とする使節団を編成して、危篤状態の女王のもとに派遣する事にしました。
 準備が済み次第、紅月が全員をまとめて空京から帝都ユグドラシルにテレポートで送るそうです。
 現在、女王の身柄は、帝都のある世界樹ユグドラシル内の大枝内部に建設された館におかれています。
 館の内部と周辺は帝国軍により、戦時下同様の厳重な警護が行なわれています。


 女王を見舞う使節団のうち、西側生徒をまとめるのは、ロイヤルガードであり十二星華のテティス・レジャ(ててぃす・れじゃ)です。
(アムリアナ様にお会いするのは、私が何も分からないまま陛下に刃を向けて以来だわ……)
 テティスの気持ちは沈んでいます。
 同じ立場で、もっと女王に会いたがっている者や、もっと屈託なく女王に対面できる者がいるのに、なぜ自分に任されたのか。
 旧宮殿で大きな戦いがあるのに、パートナーの皇 彼方(はなぶさ・かなた)と離れるのも不安です。
 しかし、その戦いがあるからこそ、戦力や連絡、連携などの面から彼女が選ばれたのは確かです。

 対して、東側生徒を代表するのは、百合園女学院の高原 瀬蓮(たかはら・せれん)です。瀬蓮のパートナーは、エリュシオン帝国の東シャンバラ総督アイリス・ブルーエアリアル(あいりす・ぶるーえありある)。その為、瀬蓮には帝国も厳重な護衛をつけます。
 しかし現在、東シャンバラの学校は百合園とパラ実の二校だけで、使節団も多くが西側生徒です。彼らが瀬蓮に向ける目は冷ややかでした。
「みんな、大変なんだから……瀬蓮も何かしなくっちゃ!」
 瀬蓮は意気込みますが、何をどうすればいいか分かりません。

 また東西のロイヤルガードには、コントラクターブレイカーの使い手である砕音を見張り、また確実に帝国から連れ帰るよう通達が出されました。
 特に教導団では「砕音が帝国によるシャンバラ侵略と支配に力を貸すようなら殺害してでも止めろ」と、同行する団員に指示が出されました。
 西側ロイヤルガード隊長羅 英照の指示で、憲兵科大尉灰 玄豺(フゥイ・シュエンチャイ)もその任に着きます。
 一方で空京大学ではアクリト・シーカー(あくりと・しーかー)学長が、自校の学生に指示を出します。
「砕音・アントゥルースの持つ知識や技術は、全人類の未来を拓く秘宝であり、このまま死蔵を続けたり、国家間の駆け引きで損ねてよいものではない。情況によっては、安全が確保できるまで帝国内に留まる選択もあるだろう」
 なお問題のコントラクターブレイカーは、空京大学に置いていきます。

 羅英照隊長は、使節団に加わる教導団員にもうひとつ任務を与えました。
「エリュシオンの皇帝アスコルドが、横山ミツエ(よこやま・みつえ)嬢を本気でパートナーにと考えているのか、またその理由について、帝国側から不審を抱かれぬように情報収集してほしい。好みのタイプだから、という下らん理由でも、そうだと確証が取れればよい。
 ……ジン(金鋭峰(じん・るいふぉん)団長)が、先日の寿司屋での一件を気にしているからな」
 機密のため、それ以上を明かす事はありませんが、羅隊長は何か引っかかりを感じているようです。


  ◇  ◇  ◇


 紅月は空京大学に、「意識が戻った」砕音を訪ねます。
 女王の状態を詳細に伝える為ですが、それは簡潔でした。

アムリアナ女王は、アスコルド大帝の『眼』を埋め込み、その操り人形として生き残るか、このまま彼女が覚悟した通りに死を迎えるか……。
 ふたつにひとつの道しかない


 砕音は少々不機嫌に答えます。
「なら、俺を呼ぶな。
 白輝精が神? 聞いてねーぞ」

「……大帝が白輝精の神の素質を見出し、開花させたのだ。
 選帝神に選ばれたのは、女王を『保護』した功績を認められたため。
 白輝精は、大帝から祝福として時操鏡(じそうきょう)を賜っている」

「時を操る鏡? すごいな」

「いや、映した者の子供時代を見せる、記念品的なアイテムだ。
 それに、ちょうど選帝神ジェルジンスキーが死んで、席が開いていたからな」

「鏖殺寺院発足の黒幕か。その三下のドアホはどうしてる?」

「キュリオならば、貴様を帝国に保護できないかとブツブツうるさい」

「……聞かなきゃよかった」

 砕音はげんなりします。
 最近は「シャンバラよりも帝国の方が、多くのパラミタの人々を災厄から救えるのでは?」と、帝国に協力する可能性を考えて悩んでいたのですが、少しその気が失せました。
 これまでキュリオの裏切りにショックを受けていた砕音ですが、今は怒りの気持ちが強いようです。
 紅月によると、キュリオは白輝精に、早く大帝の『眼』をアムリアナ女王に埋め込むよう急かしているそうです。
 しかし女王は、死を覚悟の上でアイシャに女王の力を渡そうとしているのです。大帝の操り人形として生かし続ける事は、女王の意思を踏みにじる事になります。

「そもそも覚悟して死に臨んだ国家神を、俺が治せる訳が……。ん?」
 砕音は、ふと何かに気付きます。しばらく考えた後、彼は言いました。

国家神たる女王を救うことは不可能だが、女王と彼女を想う者の心なら救えるかもしれない。
 それにはアムリアナ女王を想うメッセージをたくさん集める必要がある
 使節団は、女王へのメッセージを集めて届けることになりました。

 続いて砕音は、黄泉之防人ヒダカ・ラクシャーサと、パートナーの真田幸村を「治療助手」として葦原明倫館から呼ぶよう紅月に伝えます。
 南国生まれで引きこもりのヒダカは、最近は「寒い」と着ぶくれるばかりで、今回の出動にもモチベーションは高くないようです。
 ハイナ・ウィルソン(はいな・うぃるそん)総奉行は出立する幸村に、アメリカからの砕音宛の手紙を託します。米国は砕音の取り込みを考えているようです。

 砕音は理由をつけて、女王のもとに同行できる人数を増やそう帝国側に訴えます。
「俺、寝たきり生活で体が弱ったから、助けてくれる人が大勢必要だし、寂しいと仕事が手につかないんだ」
 ただ「心を救う」とは具体的にどういう事かは、多くを語りません。
「ジークリンデ様を慕う人々の為、彼女を助けるだけだ」とだけ答えます。
 なおジークリンデ・ウェルザング(じーくりんで・うぇるざんぐ)とは、アムリアナ女王の事です。
 砕音は女王の治療に必要だと、空京大学や帝国からナラカ城の使用許可を得ます。
 帝都ユグドラシルの館に魔導機械を運び込み、ナラカ上層部に潜行させた城の増幅機構を使って、女王へのメッセージを、彼女を助ける力とするのです。


 シャンバラ女王アムリアナ・シュヴァーラはこのまま死んでしまうのか、それとも大帝の人形として生き残るのでしょうか。
 シャンバラは厳しい岐路に立たされています。

担当マスターより

▼担当マスター

砂原かける

▼マスターコメント

 
 このシナリオは『戦乱の絆 第3回』に連動するペリフェラルシナリオです。
 シナリオの結果は、『戦乱の絆』第2部開始時の状況に影響を与えます。

 抽選で特に有利な学校はございません。

 危篤状態のアムリアナ女王は、このまま死ぬか、アスコルド大帝の操り人形として生き残るかの二択です。

 当シナリオでは戦闘は想定していません。
 戦闘を起こそうとしても、帝国軍などにより鎮圧されます。
 代わりに重要となるのは、説得や交渉です。


●女王へのメッセージに関して

・当シナリオではアムリアナ女王を想うメッセージの集まり具合(質、量ともに必要です)によって、シナリオのエンドが変わります。

・アムリアナ女王はシナリオ開始時点では意識不明で、会話できない状態です。
 女王を想う人々の呼びかけ(メッセージ)が集まれば、意識が戻るかもしれません。

・当ガイドにおける紅月らの訪問は、『戦乱の絆 第3回』にて西シャンバラが旧シャンバラ宮殿へ向かう直前の出来事です。
 旧宮殿に向かう、又は布陣している(戦乱の絆に登場する)NPCからも、出発前や戦闘前にアムリアナ女王へのメッセージを求める事ができます。

・当シナリオでは特別に、シナリオガイドに登場していないNPCでも、アムリアナ女王と関係があったり、要職にあるNPCであれば、女王へのメッセージをもらいに行く事ができます。
 ただし、そのNPC本人がリアクションに登場したり、メッセージの内容が記述されるとは限りませんのでご了承ください。

・封印されている、石になっているなどの、普通に話せない状態のNPCからメッセージをもらう事はできません。

・メッセージは使節団がまとめて女王に持っていきます。個別に帝国に送っても、受理されません。
 東西のシャンバラ王国は、各地からメッセージを特使に送る手段を確保しますので、個々のPCがアクションでメッセージを送る手段を用意する必要はありません。
 連絡用にLCを分けて配置するなどしなくても、NPCからメッセージが得られた時点で(不適切なものでない限り)使節団を通して女王まで届けられるとして判定させていただきます。

・女王へのメッセージを求める事ができるのは、基本的に一アクション投稿ごとに一人のNPCのみです。MCとLCが別々のNPCからメッセージをもらう事は認められません。
 ただし不特定多数が相手の場合は、この限りではありません。

・必ずしもNPCが女王へのメッセージを託すとは限りません。
 女王と接点のないNPCなどは断る可能性もあります。
 また「○○から女王への言葉をもらう」とだけあって、どのように頼むかなどの方法が書かれていない場合には、失敗する可能性が増します。

・女王へのメッセージは、手紙、色紙、音声、動画などの形式やメディアは問いませんし、文字や言葉でなくてもかまいません。
 ただ、危険物や公序良俗に反すると判断された場合は、持ち込めない場合もございます。励ましとしてふさわしくない(要望の羅列など)場合も、女王には渡されません。
 また女王と会話できるわけではありませんので、ご注意ください。

・下にあげたネフェルティティや、リコやティセラなどの人が集まりそうなNPCにメッセージをもらいに行く場合は、シナリオ掲示板で、どなたが、どんな方法で頼むかなどを相談された方が「○○に何人も集まるなら、△△に行けばよかった!」という状態や、「わざわざ行ったのに、すでにNPCは他のPCにメッセージを託した後だった」などの無駄足を避けられるかと思います。



●ネフェルティティについて

・アムリアナ女王の妹で、今いる唯一の肉親であるネフェルティティは、旧シャンバラ宮殿にて封印から目覚めるなりアイリス総督に捕まっています。
 当シナリオでは特別に、旧シャンバラ宮殿にいるネフェルティティから女王へのメッセージを得るためのアクションをかける事もできます。
 ただ状況が厳しいので、アクション成功の難度は高くなります。特に西側のPCは、ネフェルティティに会うだけでも大変で、時間がかかるでしょう。
 なお、パートナー間の携帯電話は電波状況に関わらず、どこでも通じますので、アイリスから高原瀬蓮に、もしくは旧宮殿戦に参加する皇彼方からテティス・レジャに電話をかけて、ネフェルティティのメッセージを伝える事もできます。しかし彼方がネフェルティティに会えるという保証はなく、会えたとしても相当、時間が過ぎてからです。

・シナリオ開始時点で、ネフェルティティはアイリスの監視下にあります。
 アイリスがメッセージを託すのを認めるかどうかは、皆さんのアクションしだいです。またアイリスはPCよりも先に旧宮殿に向かっていたので、シナリオ開始時点では当ガイドの内容は知りません。

・メッセージ以外の件で、ネフェルティティやアイリス、彼方に関わる事はできません。それらは『戦乱の絆 第3回』にお願いします。

・『戦乱の絆』と当シナリオにまたがってのGAや事実上GAは認められません。
 当シナリオでネフェルティティに話を聞いて、その情報を元に『戦乱の絆』で行動するような事もできません。


●その他諸注意

・当シナリオでは、イコンは使用できません。

・横山ミツエ本人が登場する予定はありません。

・女王に付き添う白輝精は、『戦乱の絆 第3回』シナリオガイドの最後でアイシャが話した事については知りません。

・『戦乱の絆』に登場する謎の声やアイシャについて、砕音はPC以上の事は知りません。

・同じく鏖殺寺院幹部イアン・サールについては、最近になって成り上がった人物ですので、当シナリオの鏖殺寺院関係者で彼について何か知っている者はいません。
 またイアンが当シナリオに登場する予定もありません。

・御神楽環菜殺害に関しては、他に扱うシナリオがありますので、当シナリオでは扱いません。

・砕音の部下のうち、ディエムと黒田智彦は砕音に同行し、リージェはシャンバラに残ります。
 現パートナーのアナンセは帝国に同行し、魔導機械の操作を担当します。
 また児玉結が空京までヒダカについてきたり、ケイティが使節団の荷造りをバイトで手伝っていますが、PCからのアクションが無ければ、特に何も起こりません。


 それでは、皆さんのご参加をお待ちしております。


▼サンプルアクション

・アムリアナ女王を見舞う

・アムリアナ女王を励ますメッセージを○○さんからもらう

・使節団内部の対立を事前に防ぐ

・砕音を無事にシャンバラに戻す

・ぷちられる前に、『眼』を自分の物にする。

▼予約受付締切日 (既に締切を迎えました)

2010年12月07日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2010年12月08日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2010年12月12日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2011年01月11日


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