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まほろば大奥譚 第四回/全四回(最終回)

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まほろば大奥譚 第四回/全四回(最終回)

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シナリオガイド

戦乱、激突する扶桑の都! まほろばの未来は誰の手に?
シナリオ名:まほろば大奥譚 第四回/全四回(最終回) / 担当マスター: かの

(前回のあらすじ)
 マホロバ将軍鬼城貞継(きじょう・さだつぐ)
東光大慈院(とうこうだいじいん)で幽閉生活を送っていました。
 葦原 房姫(あしはらの・ふさひめ)との短い逢瀬で、互いの決意の程を知ります。

「鬼城家を頼む……」

 死を覚悟している貞継は、世の安寧と将軍家の行く末を憂慮していました。
 房姫は貞継の不安を晴らしその期待に応えるため、月の下で、将軍家に骨を埋める覚悟を決めます。

 将軍がマホロバ城不在の間に、老中楠山(くすやま)は大老へ就任していました。
 大老はその権力を笠に『幕府改革』を行います。
 まず、大奥の大奥取締役を贈収賄容疑で罷免。
 瑞穂藩主の娘瑞穂 睦姫(みずほの・ちかひめ)を異教徒として捕える矢先、睦姫は危機一髪で逃がされ、
お腹の子と共に行方を消しました。


 このような受難続きの大奥ですが、久々に明るい出来事が起こります。
 貞継将軍から托卵を受けた側室樹龍院 白姫(きりゅうりん しろひめ)が男児を
出産したのです。
 将軍継承権をもつお子です。
 彼女は自らの心臓を捧げ、赤ん坊を抱きながら、精一杯の笑顔で応えるのでした。

卍卍卍


 将軍家の秘密を巷に流した罪で、葦原明倫館分校長ティファニー・ジーン(てぃふぁにー・じーん)は、
鬼城家の忍者部隊に追われていました。
 彼女を守ろうとする人たちに助けられますが、傷を負います。
 そして放たれた『鬼』は、まだ残っていた人の心から、再び人と繋がるため、鬼鎧へと
自らの『鬼の血』の提供を行いました。


 鬼鎧は、『鬼の血』とともに調査隊の長い苦労がよくやく報われたカタチで蘇ります。
 鬼鎧はもともとは、マホロバの鬼でした。
 それをマホロバ人の旗本が操る主従であり、軍事兵器だったのです。
 鬼鎧の魂は、今なお、主として鬼の血を引き継ぐマホロバ人を求めていました。
 『鬼の血』を使用することで、その代用とする技術に成功したのでした。

卍卍卍


 扶桑の都では、瑞穂藩士たちによる天子拉致計画が実行されました。
 それを阻止しようとする人々との混戦の中、桜の世界樹『扶桑』の開花とともに
『天子』が現れます。

【『扶桑』は枯れ、また蘇る。
復活の『噴花』によってマホロバの生命の多くが死に、新しい命がばらまかれます。
『死』と『復活』と『繁栄』。それが扶桑の噴花です】


 そして、二千五百年前に初代将軍鬼城 貞康(きじょう・さだやす)にマホロバを統治する力を授けたのは、
鬼城家が鬼鎧を含め、類い稀な「鬼」の力でマホロバに天下統一という安寧をもたらしたためだと言いました。


【初代将軍 鬼城貞康は、どうやって世の中を秩序立てるかを考えていました。
荒れ果てた社会立て直し、幕府の安寧を末永く保ちたかったからかもしれません……】



【もう一度。あなた方に、ここにいる全てものにマホロバを守る資格を問います】



【『私』はこの地に眠るもう一人の『私』を取り戻します】


 天子は次の守護者が決まるまで、再び扶桑の木となって姿を消しました。

卍卍卍


(扶桑の周辺にて)
 瑞穂藩士による天子拉致計画は失敗に終わりましたが、その後、都では、扶桑が
枯れ始めたという噂がたちはじめました。
 同じころ、マホロバ中に天変地異が起き、豪雨や山火事、地震などが頻繁に起こる
ようになります。
 天子の言葉通りであれば、扶桑は『復活』と『繁栄』の為にマホロバと共に死にゆく準備期間に入ったのです。


 『扶桑』の力が弱まると、『天鬼神』の力の中の『天子』の力が弱まり、マホロバを
外敵から守ることができなくなります。
 それどころか、外敵から守ってきたはずの『鬼』がマホロバを破壊するというのです。


 かねてよりマホロバと扶桑は一蓮托生。
 数千年ごとに『死』『復活』『繁栄』をいうサイクルを繰り返してきました。
 そして、マホロバで生きる人々の想いは、国家神である扶桑と天子を奉り、共に生きて
いくことにかわりはありません。
 しかし、天子はこう告げたのです。


 ――扶桑の噴花によって、新しい生命がマホロバ全土にばらまかれる
 そのとき、多くの生命が死に絶える……



「噴花が起これば新しい生命がマホロバにばらまかれる。
しかし、そのために今を生きるマホロバの人々が大勢死ぬことになる……
扶桑の噴花を成させて、果たして良いと言えるのだろうか……?」
 将軍は現在の治世を預かる者として、今の人々の命を犠牲にして未来の命を得るか、
悩みます。

 またもう一つ、将軍家には大事な問題がありました。
 貞継は後継者問題について思案します。
 もう自分一人の力では、鬼の力を抑えられず、新しい将軍家に思いを馳せるように
なっていました。
「誰に将軍を譲るのか……」

卍卍卍


(瑞穂にて)
 将軍の血を引く子供を抱え、扶桑の都の瑞穂藩邸へ逃げ込んだ睦姫を待っていたのは、
エリュシオン帰りの龍騎士漆刃羅 シオメン(うるしばら・しおめん)でした。
 シオメンが睦姫の子供をエリュシオンに連れて行こうとするのを、日数谷現示は
別の将軍の血を引く子――ファトラ・シャクティモーネ(ふぁとら・しゃくてぃもーね)
の子供とすり替え、渡します。
 龍騎士はマホロバ将軍家の血を引く子にエリュシオン帝国の教育と影響を受けさせ、マホロバ幕府
そのものを乗っ取ることを考えていました。


 その直後、マホロバ門外で大老楠山が暗殺されました。
 襲撃者は、瑞穂の脱藩浪士とも不満分子ともいわれていますが、手を引いた人物は、
睦姫の幸せを願ってのことだったのです。


 しかし、この事件は幕府と瑞穂藩の間を急激に悪化させました。
 幕府では『天子を拉致仕様とした罪』と『大老楠山暗殺』嫌疑により、瑞穂藩を制裁するとして、
討伐軍をさしむけようとしていました。
 復活した鬼鎧も葦原明倫館総奉行ハイナ・ウィルソン(はいな・うぃるそん)の米軍からの要請で
投入することになりました。
 もはや、将軍でさえも止めることはできません。
 瑞穂藩も瑞穂弘道館分校、日数谷 現示(ひかずや・げんじ)が中心となり、扶桑の都で迎え撃ちます。


 数千年の時を越えて、扶桑の都で両者が再び相まみえるのでした――


 

担当マスターより

▼担当マスター

かの

▼マスターコメント

 ゲームマスターの「かの」です。
 今回で『まほろば大奥譚』最終回となります。

 最終回で決まったこと、成されたことが、引き続きマホロバ情勢に影響を与える
ことになりますので、先を見据えた上でのアクションをお願いします。

 前回、貞継と交わりを持った女性キャラクターは托卵されたか否か、出産するか否かを
アクションに記入してください。
 托卵後は、ゲーム時間内において約一ヶ月後に出産となります。また、托卵者は捧げる
身体の一部を指定してください。
 托卵による出産は、このシナリオのおいてのみ身体的ペナルティを負います。
※これらは、特に指定がなかったときは、マスターの方で判定します。
※ペナルティはシステム上キャラクターデータには反映されてませんが、
このシナリオに参加される方は私の方でチェックを入れてます。
※托卵者は所属が葦原明倫館生に限ります。その他の学校生は寵愛のみの対象となります。
※(追加)托卵以外の普通の妊娠・出産も可能です。その場合『天鬼神の血』によるリスクや
『力』がない代わりに、将軍継承権もありません。
システムの関係で年齢設定などの問題はありますが、LC登録は可能です。
※(追加)将軍継承権のある子供は現時点ではNPC扱いとなっているため、今のところ
LC登録はできません。ご了承ください。


 NPC一覧や大奥の設定については、下記をご参照いただきアクションの参考にしてください。
 また、サンプルアクションはあくまでも参考程度なので、シナリオから大きく外れない
限りは何をしていただいても大丈夫です。


 このシナリオは葦原明倫館キャンペーンシナリオです。
 葦原明倫館生徒が有利ですが、他校生も参加できます。

 それでは、皆様のご参加をお待ちしております。


【NPC一覧】
鬼城貞継(きじょうさだつぐ)……マホロバ将軍
房姫(ふさひめ)……葦原藩姫
睦姫(ちかひめ)……瑞穂藩姫

ハイナ・ウィルソン……葦原明倫館総奉行(=校長)。房姫のパートナー
ティファニー……葦原葦原明倫館・分校長 大奥入り
楠山……大老
御糸……大奥総取締役

白之丞(はくのじょう)……貞継と(SFM0033439)樹龍院 白姫の子
穂高(ほだか)……貞継と(SFM0034290)ファトラ・シャクティモーネの子
雪千架(ゆきちか)……貞継と睦姫の子


日数谷現示(ひかずやげんじ)……瑞穂藩士
瑞穂弘道館分校……葦原明倫館分校と同じで、マホロバ内作られた瑞穂藩分校

漆刃羅シオメン(うるしばらしおめん)……エリュシオン帰りの龍騎士

【付録】
●大奥内部構造
マホロバ城……表、中奥、大奥の三つの空間に分かれる。
表は職務など行う公的な場所、中奥は将軍の居住空間、大奥は将軍に仕える女性たちの居住空間
根の口……中奥との通用門
花の実……将軍が大奥で過ごす場所
繭の間……寵愛を望む女官の住まい
広敷……大奥の入口部分で、警備・事務の男性役人の詰所

緑水の間……房姫の部屋
紫光の間……睦姫の部屋

●大奥の身分
大奥取締役(おおおくとりしまりやく)……大奥を取り仕切る女官の最高権力者
御花実(おはなみ)……将軍や姫の世話役。大奥取締役から選ばれた娘たち。将軍はこの中から手をつける。
手付けとなったのもは他の女官から嫉妬や皮肉から御花実様と呼ばれる
御繭(おまゆ)……御膳の用意や献上品の管理、対面所の掃除などを担当する。ここから御花実様になる者もいる
御根口(おねくち)……大奥の出入り口である錠の管理を担当

●大奥の男性
役人……警護や事務で広敷にいるが中には入れない(老中や上級官吏は入れる)
警護……大奥周辺や庭を警護するが中には入れない
医者……奥医師として大奥に入って診察を行う
雑用係……上級女官に雇われた使用人。勝手口までで奥には入れない
その他、上級女官の親類や九歳以下の男児は特別に許される

●表、中奥
御従人……将軍の警護など行う親衛隊

●東光大慈院……マホロバ城から東に少し離れた将軍家の菩提寺。療養などにも使用される



▼サンプルアクション

・自分が将軍の子を産む

・扶桑と天子に関わる

・葦原・幕府軍と共に戦う

・瑞穂藩士と共に戦う

・マホロバの行く末に携わる

▼予約受付締切日 (既に締切を迎えました)

2010年12月02日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2010年12月03日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2010年12月07日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2010年12月24日


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