葦原明倫館

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■前回までのあらすじ

　シャンバラ王国とエリュシオン帝国の間で、交換留学が行われるようになって暫く。
　先日の世界樹ユグドラシルへの叛逆によってジェルジンスク監獄に送られることとなった荒野の王　ヴァジラ（こうやのおう・う゛ぁじら）が“シャンバラの留学生を誘拐した”、という報告を受け、それに疑問を抱いた新皇帝　セルウス（しんこうてい・せるうす）が、秘密裏にキリアナ・マクシモーヴァをシャンバラに遣わせ、契約者達に協力を求めたのです。
　一方、イルミンスールでも死霊使いの少年ピュグマリオンと、その部下と思しき黒いローブ姿の男女四人が、ディミトリアス・ディオン（でぃみとりあす・でぃおん）の研究室を襲っていました。
『両国の間に不和の種を蒔く――』
　そんな名目を掲げた彼らに対し、契約者達は、イルミンスールから誘拐されたクローディス・ルレンシア（くろーでぃす・るれんしあ）たちを無事救出することに成功し。またジェルジンスクで暴走するブリアレオスを倒し、ヴァジラの救出に成功しました。
　その後、シャンバラへ留学生として訪れることとなったヴァジラ達と行われた交流戦は、会場が襲撃を受けましたが、氏無春臣大尉の元部下だという出雲しぐれによって起動された、演習場地下に眠る遺跡を破壊する事に成功したのでした――……

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　シャンバラ旧演習場にて行われた交流試合と、その際の事件。
　そして、シャンバラ政府とエリュシオン帝国の間で行われた会談の内容が、連日紙面を賑わせてから数日後。空京では、事件に協力した功労者として契約者と留学生達に感謝状を贈ることなり、それにあわせて国交回復セレモニーが行われることになりました。

「余計な真似を……」
「諦めろよ。別にヴァジラのためじゃないんだから」

　荒野の王　ヴァジラ（こうやのおう・う゛ぁじら）が忌々しげに吐き捨てるのに、新皇帝　セルウス（しんこうてい・せるうす）は通信機越しに肩を竦めました。そのセレモニーの中心となる感謝状授与式に、ヴァジラが代表となることが決定したためです。酷い渋面でしたが、自分に振られている役割も立場も理解しているためか、それ以上は反論しないヴァジラに、その横でそっとキリアナ・マクシモーヴァも苦笑していました。
　そうして暫くお互いの情報交換を終えると、そうそう、とセルウスは思い出したように言いました。
「式典にはオレも行くからさ」
「………………は？」
「ティアラにもよろしく言っといてね」
　ヴァジラが一瞬虚を突かれた間に、通信は切れ。
　その後、ヴァジラの盛大な渋面については、知るのはキリアナただ一人なのでした。

はじめましての方は初めまして
二度目以上の方は、またお目にかかれまして光栄です、逆凪まことと申します
さて第四回とは銘打っていますが、実質後日談、といったところです
とはいえ、これも最後ですので、自由にアクションをかけていただけたらと思いますので
これまで参加いただいていなかった方も、最後のフリー部分で
お好きなアクションを楽しんでいただければと思います

ただし、判定はいつも通りの逆凪ですので
そのあたりはご容赦願う次第であります


※今回の特殊ルール※

さて今回はシーンを二つまで選択可能とさせていただきます
選択方法としましては
１：ＭＣとＬＣで【Ａ】と【Ｂ】へ参加
２：ＭＣが【Ａ】ＬＣが【Ｂ】へ参加
のどちらかとなります
（ＭＣのみで二つ、あるいはＬＣのみで二つはＯＫです）
ＬＣは二名以上追加されても、選択できるシーンが増えるわけではありませんので
ご注意をお願いいたします
（2つ以上が選択されていた場合、いずれかが不採用となります）
シーンに登場できるＮＰＣは下記一覧をご参照ください


【セレモニーに参加する】

【Ａ】表彰式
登場NPC……セルウス・ヴァジラ・キリアナ・ティアラ・ディルムッド・鋭鋒（他、逆凪NPC)
ヴァジラを筆頭に、エリュシオン留学生に感謝状が贈られます
表彰式の少し前までから、式典直後まででアクションをかけることが出来ます

【Ａ２】表彰式２
全三回の内、一度でも参加されている方は表彰される側として参加できます
（こちらはダブルアクションの枠外となりますが、描写は数行程度です）
ただし、今までのリアクション結果が反映されますので、ご自身で表彰内容を選ぶことは出来ません
アクションに書かなくても称号をお持ちの方は名前が挙がる場合もございます

【Ｂ】立食パーティ
登場NPC……セルウス・ヴァジラ・キリアナ・ティアラ・ディルムッド・鋭鋒（他、逆凪NPC)
セレモニーには多くの賓客が招かれており、表彰式が終わった後は立食式のパーティーが行われます
交流を目的としているため、砕けた雰囲気になっています
宮殿の一部が開放されており、雑談や休憩のできるスペースや、バルコニーに出ることも出来ます

【Ｃ】ライブ
登場NPC……セルウス・ヴァジラ・キリアナ・ティアラ・ディルムッド（他、逆凪NPC)
表彰式の終了後、夜の部としてティアラのライブが開催されます
契約者は楽屋にお邪魔したり、一緒にステージに上がる事も出来ます
会場は空京のコンサートホールとなっており
一階部分はライブらしくセッティングされていますが
二階からは個室のように区切られた桟敷席があり、食事をしながらゆっくりくつろぐ事も出来ます
セルウスたちの貴賓席を訪れる事も出来ます

【前日譚】
セレモニーが行われる前の数日前です
遊んだり、団欒したり以外のアクションは、内容によっては厳しい判定になりますが
前日譚のアクション次第で何かしら変化が起こる可能性はあります
尚、下記リストのＮＰＣは国家間移動は出来ませんのでご注意ください
（リストにない逆凪ＮＰＣはどこでも呼び出し可能です）

◆エリュシオン帝国……セルウス・ドミトリエ・エカテリーナ・ラヴェルデ・アベル・ノヴゴルド・ランドゥス
◆シャンバラ王国……ヴァジラ・キリアナ・ティアラ・ディルムッド・鋭鋒・少女・ナナシ

【後日談】
セレモニーより後の話です
前日譚やセレモニーの内容次第で、いくらか状況は変動しているかもしれません
どの位後かは参加者様のご自由に設定できます

登場できるNPCは、今回のシリーズ中でアクションをかけられる相手として登場したNPCに限ります
尚、本編とは関係のないフリーアクションも、帝国NPC、逆凪NPCに関わるものである限り、今回はOKとさせていただきます（こちらもアクションをかけられる相手として登場したNPCに限ります）
こちらでアクションをかけられる際は下記の件にご注意ください


・NPCの立場などによって登場できない場所があります
・NPCの立場などによってアクションに添えない場合があります
・担当外シナリオは参照いたしません
・担当外シナリオが前提にある描写は基本的に致しかねます
・少し未来のお話も可能ですが、内容によっては「妄想のフロンティア」枠となります
・本編と関係がなく、帝国NPCとも逆凪NPCとも関係ないアクションは不可とさせていただきます


色々注意が多くなってしまいましたが、余程の事がない限りは不採用にはいたしませんので
最後の機会に、ご自由なアクションをかけていただければと思います

・【セレモニーに参加する】【Ｂ】

・【前日譚】

・【後日談】