シナリオガイド【イコン参加可】
さあ逝くぜ、あの大空の彼方へ! ネットの海の底へ! これが、最後だ!
シナリオ名:伝説の教師の新伝説~ 風雲・パラ実協奏曲【3/3】 ~ / 担当マスター:
車 修理
「すでに聞き及んでいると思うが、非常事態だ。例の人工衛星がパラミタ大陸に墜落する」
シャンバラ教導団の金 鋭峰(じん・るいふぉん)は、緊迫した口調で告げました。
ここは……。
一般生徒たちの知らない、最高指導者たちの集まる空間。
急遽催された代表会議には、金鋭峰の他、蒼空学園の馬場 正子(ばんば・しょうこ)、ニルヴァーナの山葉 涼司(やまは・りょうじ)、葦原明倫館のハイナ・ウィルソン(はいな・うぃるそん)、イルミンスールのエリザベート・ワルプルギス(えりざべーと・わるぷるぎす)、百合園学園の桜井 静香(さくらい・しずか)、天御柱学院のコリマ・ユカギール(こりま・ゆかぎーる)、もちろん空京や薔薇の学舎の指導者も含め、代王までが一同に介していました。
これほどまでに錚々たる顔ぶれが揃うのはただ事ではありません。パラミタ大陸全土に危機が迫りつつあったのです。
「人工衛星は核兵器にも似た正体不明の機晶石を搭載しているとのことだ。専門機関の分析によると、発する放射線の量からヒロシマ級原爆の約300倍の威力はあるのではないか、と推測されている」
「……」
鋭峰の報告に、誰もが沈黙したままでした。
いつの間にか、大気圏外を謎の人工衛星が飛んでいると地球から報告があったのがほんの数日前のこと。
地球では、どの国も打ち上げた心当たりはなく、発せられる電磁波などをを調べてみた所、地球の技術の違うものであるということが判明していました。
恐らく、機晶エネルギーによるものではないか、と。
先ほど地球から入った知らせによると、その人工衛星はしばらくの間大人しく地球を周回していましたが、突如挙動が怪しくなり落下してきそうだ、というのです。
NASAとNORAD(北アメリカ航空宇宙防衛司令部)の推定では、着地点はこのパラミタ大陸だと一致した見解でした。
地球では犯人捜しや国際的な制裁云々以前に、事態をどう収拾するのかで各国政府が頭を抱えている状態でした。パラミタの技術では、彼らにはどうしようもないのです。
普通の人工衛星ならパラミタ大陸に侵入することはありませんが、これはパラミタ大陸産のものだとのことから、パラミタ全土にも被害が及ぶのではないかと警戒は強まっていました。
一部では、パラミタ大陸に落ちるなら地球の政府が心配する必要もなく静観するのみでいいのではなかろうか、という意見もあるようですが。
いずれにしても情報には徹底した箝口令が敷かれ、知っているのは一部の上層部のみ。一般市民たちには知らされていません。
「核と同じ効果を持つ、正体不明の機晶石か。破壊力もさることながら、放射能が降り注ぐのはさすがにまずい。下手をすると契約者を含め大勢が死ぬだろう。パラミタ大陸の一部は不毛の大地になる可能性すらある」
パラミタ大陸のどこが被害をこうむるか、ではなく全員が危険に晒されていると考えた方がいい、と鋭峰は集まった指導者たちの顔を見渡しながら言います。そのために一同が会する必要があったのだ、と。
「やらかした、ってレベルじゃねえぞ。SDI計画は、冷戦末期に禁止になったはずだ」
ややあって、山葉涼司が苦虫をかみつぶした表情で率直な感想を述べます。
事実、かつて人工衛星にミサイルやレーザー兵器を搭載する計画は冷戦中に米国によって研究がすすめられ、対抗してソ連(当時)も軍事衛星を打ち上げました。
名目上は戦略防衛のための宇宙兵器開発だったのですが、冷戦中ということもあり『人工衛星に核の搭載もありうる』という可能性を示唆することにもなったのです。
計画が中止になった理由は至極簡単でした。
『恐ろしすぎるから』なのです。
膨大な予算が財政を圧迫したこともあるのですが、地上兵器と宇宙兵器の連携による戦争は人類を容易に死滅させるだろう、と不安も大きくなっていったは当然のことでした。
賢明なことに臆病風に吹かれた両陣営の判断で宇宙兵器の開発は断念し、世界的に禁止されることになりました。それからはや幾星霜。
「打ち上げたのは、誰だ? 世界情勢の空気読めよ」
パラミタ大陸は、これまで国際情勢からは切り離されており、何が起こっても国際的に批判の的になることはほとんどありませんでした。
これまでにも武器を搭載した人工衛星のようなものはパラミタ大陸上空に存在したこともあります。しかし、地球に被害が及ばないならおおむね黙認されていたのです。
しかし、これはまずいです。核となると世論的にも許されない雰囲気になりつつありました。
「残念ながら、うちの管轄だ。例の人工衛星は、ツァンダに近い荒野の片隅から打ち上げられたらしいという見方が有力だ」
犯人の目星はついている、と正子は言いました。
「以前から、ワシが動向を探っていたパラ実極西分校の特命教師たちの仕業だと認識している。本来なら、事前に察知し阻止するなり追跡するなりできた所だが、ちょうどその時“Xルートサーバー”がダウンしておってな。発見できなかったのだよ」
全ては自分の不徳の致すところ、と正子は皆の前で深々と頭を下げたのでした。
これには鋭峰もいささか驚いたようです。
「君の責任ではあるまい。謝罪の必要性は全くない。起こってしまったことについては誰も追及しようとは思わぬ」
「要するに、“Xルートサーバー”のトラブルの真の目的は、その人工衛星を発見されずに打ち上げるためだったということでありんすな」
サーバーの混乱があった頃、ちょうど分校では避難訓練が行われていました。
葦原明倫館から教師を派遣していたハイナは、その当時蒼空学園で起こったことについて報告を受けており、よく知っていたのです。
「うむ。それも目的の一つであったことは間違いない。一応それらしい報告は受けていたが、地球の宇宙関連組織が見つけるまで気づかなかったとは、なんとも恥さらしな話だ」
正子は、痛恨の様子でした。
「我々は、その人工衛星がパラミタに墜落する前に大気圏外で解体しようと考えている」
自分たちに残されている時間は少ない、と鋭峰は言います。
挙動の怪しい人工衛星が軌道を外れ大気圏に突入するまで、およそ24時間ほどしかないらしいのです。
「もちろん、うちから選りすぐりの人員を派遣しようと考えてはいる。作業の危険性も鑑みて、本来ならワシが直接乗り込みたいところだ」
長い黙考の後、正子は言いました。
言うのは簡単だが、問題はそれを誰にやらせるのか?
大切な生徒たちを、宇宙空間へと送り込み、しかも放射能を浴びるかもしれない作業にあたらせるわけにはいかない。
彼らが思い悩んでいるのはそこなのでした。
「私も同感だが、我々はパラミタに残るべきだ。もちろん、派遣するメンバーを信じてはいるが、万一の場合もある。解体に失敗した場合、落下してくる人工衛星から最後に身を挺してでも被害を食い止めるのは我々の役目なのだ」
鋭峰の言葉に、指導者たちは頷きました。何があろうとも、生徒たち、民衆たちだけは守らなければならないと、決意が込められていました。
一方で、人工衛星を途中で撃ち落とすのは、今度はパラミタではなく地球に住む人たちを危険に巻き込む可能性が高いのです。
大気圏外で人工衛星から内部の核のような機晶石を取り出し、厳重に持ち帰って来てしかるべき手順で放棄するしか解決の道はないのではなかろうか、と苦渋の決断でした。
「地球にも関わっているとはいえ、米国政府はアテにしない方がいいでありんす。表向きは世界のリーダーぶってカッコつけてるでありんすが、実は財政ガタガタ、人種問題から反米勢力の台頭、資源の枯渇の問題まで内政外交共に色々と山積みで、とても余力はないでありんすよ」
大統領筋にも情報ルートを持つハイナは辛辣にそう評しました。本心から出た意見ではなく、最近混迷がちな祖国を憂うツンデレ心なのですが。
「欧州も議論だけしてパスするようですよぅ。多分こっちには落ちて来ないだろうと、おじい様たちはちょっと安心してますぅ」
と、こちらはエリザベート。
国際的に協力してくれそうなところはあまりありませんでした。
「日本だけがやる気満々なんだよね。まあパラミタ大陸は日本が管理しているし、他にも思惑がありそうだけど」
静香は苦笑交じりに言います。
もし大気圏外に行く気があるなら、種子島と筑波のロケットセンターも設備丸ごと貸してくれるらしいのです。
≪ 宇宙へ行く用意はある。しかし、前例がない。やはりここが問題か ≫
コリマも難しそうな顔で考えに耽っていました。
天御柱学院の誇るイコンの数々も、核の脅威を防げるだろうか。試してみたこともないので簡単に決断を下すわけにはいかないようでした。
「人材も実はいる。……主にパラ実生たちだ」
正子は困った口調で言いました。
どういうわけかパラ実極西分校の生徒たちの一部は、謎の人工衛星の存在に以前から気づいており、よくわからんがムカつくのでヒャッハー! させてくれとひそかに正子に申し出ていたのです。
訓練をさぼって隠れていたモヒカンの一人が打ち上げを目撃してもいました。眉唾ながらも噂はこっそりと広まっているようなのでした。
パラ実生は劣悪で過酷な環境に異様に強く、命知らずでもあります。それでいて分校性たちは妙に秩序立っており、事情がわかればきっと危険を顧みず無報酬で働いてくれるだろう、と彼女は考えていました。
「しかし、彼らの場合は使い捨てにするようで気が引ける」
「パラ実生に任せたらますます被害が大きくなるのは目に見えている。教導団は志願者を募る。人々を守るのが軍人の役目だ」
鋭峰は当然のように言いました。
「機密保持も含めて、メンバーを厳選する必要があるな」
涼司は、参加者以外には知らせない方がいいのではないだろうか、と言います。無用の混乱を引き起こすかもしれないことも考慮に入れてのことでした。
「うちにも正義感にあふれた怖いもの知らずも少なからずいる。危険を承知で何人か宇宙へ放り出してみるか」
正子は、蒼学から信頼できる腕利きを派遣する心づもりはできていました。後は、生徒たちにどう伝えるか、ですが……。
その後、代表者たちは手早くかつ確実に計画を煮詰め決定すると、世界を救うべく働いてくれる勇者たちを招集することにしたのです。
ちょっと宇宙へ行って、核みたいな機晶石を積んだ人工衛星を解体してくる。
そんな、ドキドキ宇宙旅行。
参加者はいるでしょうか。
タイムリミットはあと24時間弱。
果たして世界は救われるのでしょうか。
○
ちょうど同時刻。
(くくく……。今頃、皆で対策に奔走している頃でしょう。全ては計算通りということです)
パラ実極西分校にある地下教室の薄暗い部屋で、特命教師の真王寺 写楽斎(しんのうじ しゃらくさい)は、一人ほくそ笑んでいたのでした。
彼は、農作業での決闘に敗れ地下へと送られていたのでした。
確かに、先日は特命教師たちの目論見は潰えたかに思えました。
農作業での決闘には敗れ、その目的である『知能を持つ樹木』の繁殖には失敗し、パラミタ中の全てのデータを覗き見ることはできなくなりました。
“Xルートサーバー”のウィルスは駆除され再び正常運用されるようになりました。
テロの計画も雇ったならず者たちや分校内の不良たちは全員やられてしまいましたが、武器の販促アピールはそれなりにできましたし、何より彼自身が痛い目をみることは全くなかったのです。
なにより大きな収穫は、訓練や農作業での決闘やテロリストたちとの戦いの陰に隠れて、特製の人工衛星を飛ばすことが出来たことです。
ハイナが予測していた通り、蒼空学園の“Xルートサーバー”を攻撃しウィルスをまき散らしたのは、データを盗み取るだけではありませんでした。
闇の軍需産業『バビロン』が極秘で開発した核と同じ効力を持つ機晶体、通称『ピカリンコ君』。名前は可愛い(?)ですが破壊力は抜群です。
こっそりと打ち上げに成功していたのでした。
本来なら、前述の『知能を持つ樹木』の力でさらに衛星を大規模展開し人々をゲームのように操るために使いたかったのですが、まあ一機しか飛ばせなくても結果は悪くありません。
しかし、写楽斎はピカリンコ君を敵への攻撃や政治的脅迫のために使うつもりはありませんでした。彼の仕事は、あくまでゲームのように世界征服をするための実験なのです。無益な殺生はゴメンです。遊べる駒が少なくなるからです。
「……」
彼は想像します。
きっと契約者たちは、大気圏外で人工衛星を解体しようとするでしょう。
やりたければいくらでもやってみればいいことです。途中で“不幸な事故”が起こらなければ。
(あの人工衛星の兵器は、こちらからの操作で爆破させることが出来るのですよ。契約者たちが大気圏外で解体作業に取り掛かった時、に、突然“ドン!”ってわけです)
ああ、わくわくしますね、と彼はうっとりしました。
イコンの耐久力、宇宙空間での活動能力、そして契約者たちもどれくらい生き残ることが出来るでしょうか。
搬送機も破壊されるでしょうし、彼らは無事にパラミタへと還ってくることが出来るでしょうか。それならそれで素晴らしい結果です。ゲームのためによりよいデータが取れることになるからです。
こんなこともあろうかと、人工衛星に『ピカリンコ君』を搭載しておいたのでした。
(あとは、決闘委員会とかいううるさい組織をどうにかする必要がありますが)
彼らは大集団でありかなりの戦闘力を持っていたので、写楽斎も直接対決を避けていたのですが、分校を実験場にするためには邪魔な存在でした。
(とりあえず、委員長を殺しておきましょう。自分の手を汚すことなく、ね)
簡単なことです。
一番目障りなあの小娘を悪の黒幕に仕立てて正義の味方の契約者たちに倒させればいいのです。
元々前歴が真っ黒で『バビロン』とは因縁もあり、現在ですら怪しい存在なのですから。
あとは委員会のメンバーを切り崩していけばいいだけ……。
「くくく……、は〜っはっは!」
考えているだけで笑いがこみあげてきて仕方がありません。
しかし、そんな彼も気づいていませんでした。
地下教室の扉の隙間から一部始終を観察していた目があったことに。
「ふ〜ん」
一体誰が覗いていたのでしょうか?
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
ところで。
首脳陣や悪役が緊迫気味のシリアスな雰囲気を演出していたころ。
全く別の場所で、全然違う話が展開していたのでした。
と見せかけて、関係してくるかもしれません。少し見てみましょう。
○
巨大掲示板サイト『乙(おつ)ちゃんねる』。
かつて、地球の一部地域で発展したとあるサイトがあり、パラミタからも見ることが出来ました。
相次ぐ規制や類似サイトの乱立などで、今では勢力を失っていますが、利用者はまだ残っていました。
むしろディープなオタクや過激な連中がほぼ去って行った分、初心者や素人女性も参加しやすくなり気楽に時間つぶしのできる喋り場として活用されているのでした。
葦原明倫館の父母清 粥(ふぼきよし・かゆ)も、そんなユーザーの一人でした。
粥は教師であり、以前から学校闇サイトやネットでの怪しげな事件に巻き込まれた生徒の噂を耳にしていたので掲示板の存在を知っていたのです。
メディアリテラシーの研究も兼ねて利用を始めたのですが、意外に面白くいつの間にか『乙ちゃんねる』を見るのが日課になってしまっていました。
気が付いたら、ハンドルネームを持ち過去ログまで管理するいっぱしの“ねらー”になってしまっていましたが、もちろんみんなには秘密です。
「さて、と……。この前撃退してやった荒らしは、さすがに姿を消したみたいね」
その日は、ちょうどそう……。
パラ実極西分校で防災訓練が行われた10日ほど後。
特命教師たちが打ち上げた核を搭載した人工衛星がパラミタに墜落すると報告を受け、金鋭峰たちが緊急会議を開くことになる前日のこと。
何も知らない粥は、その夜もまた、いつものように『乙チャンネル』の閲覧をしていました。
すると、妙に気になるスレッドを発見して読んでみることにしたのです。
スレッドはまだ立ったばかりのようです。
荒野で助けてくれた人にもう一度会いたくてしかたがない件
1 名前: るしあじゃないよ 2023/10/29 (金) 22:25:15
この前、荒野で迷ってしまったときに助けてくれた人がいたの
また会いたいんだけどどうしたらいいの?
「スレ立てたの女の子かな? なんか引っかかるハンドルネームなんだけど」
粥も書き込んでみることにしました。
女の子がいるスレッドにわざとやってきて煽ってくる男がいるので、呪いをかけておきます。
2 名前: みっこみこにしてやんよ 2023/10/29 (金) 22:29:29
2get
>>3以下は男だったら一生童貞確定 m9(^Д^)プギャーwwwww
粥の縁起のいい2getが功を奏したのかスレッドは伸びていきます。
みんな匿名だと思って書きたい放題です。
恐ろしいことに、ハメを外した女の子の本性が垣間見える場所でもあったのです。
3 名前: まじかるモモンガZZ 2023/10/29 (金) 22:29:45
>>1
kwsk
4 名前: るしあじゃないよ 2023/10/29 (金) 22:33:05
>>3
この前、用事があってツァンダに行ったの
途中で可愛い小鳥を見つけたから追いかけて行ったら
いつの間にかシャンバラ大荒野に迷い込んでいて帰れなくなったの
なんか怖いモヒカンがいっぱい出てきてヒャッハー! って襲いかかってきたの
突然、お面つけた学ランの人がやってきて助けてくれた
町まで送ってくれたしプレゼントももらったよ
その人、そのまま去って行ったけど、
お礼言いたいし、考えていたらドキドキして夜も眠れないよ
5 名前: 謎の空大生 2023/10/29 (金) 22:34:59
心当たりのある話キタ━(゚∀゚)━!!
6 名前: ひまわり 2023/10/29 (金) 22:35:42
映画化決定
7 名前: さすらいのトラベラー 2023/10/29 (金) 22:36:11
食糧やるから荒野をさすらい続けろ
(´・∀・`)つ「決闘農場でとれた野菜」
8 名前: 私と勝負しろ! 2023/10/29 (金) 22:36:27
わっぺんもらえるぞ
正々堂々と戦えば道は開けるガンガレ
9 名前: kan-u 2023/10/29 (金) 22:37:11
団長と飲みに行くぞ
全員集合!
10 名前: kan-u 2023/10/29 (金) 22:37:51
>>9
誤爆
>>2
ちょっと待て! 私は一生童貞なのか!?
11 名前: 謎の空大生 2023/10/29 (金) 22:38:40
義兄弟キタ━(゚∀゚)━!!
12 名前: まじかるモモンガZZ 2023/10/29 (金) 22:39:11
クソワロタwwwwwwなにやってんすかwwwwww
13 名前: みっこみこにしてやんよ 2023/10/29 (金) 22:40:20
>>4
マジレスすると、そのあたりでモヒカンに喧嘩売ってみると、お面の人来るよ
14 名前: ひまわり 2023/10/29 (金) 22:42:15
私の場合、スキンヘッドの人が来た
怖かったよー
15 名前: るしあじゃないよ 2023/10/29 (金) 22:42:51
やっぱり、明日も荒野へ行ってみる
またあえるかなぁ
16 名前: はいなじゃないでありんす 2023/10/29 (金) 22:44:01
話は聞かせてもらったでありんす
どこの馬の骨ともわからん男にルシアは引き合すことはできんでありんす
ルシア、目を覚ますでありんす
望むならふさわしい相手を探しててあげるでありんすよ
17 名前: みっこみこにしてやんよ 2023/10/29 (金) 22:44:24
ちょwwwwなんかすごいお方ご降臨wwwwwwww
wktk止まらんwwww
18 名前: さすらいのトラベラー 2023/10/29 (金) 22:44:39
>>16
名前出すなカス
十万年ROMってろ
19 名前: 私と勝負しろ! 2023/10/29 (金) 22:44:51
>>16
通報しますた
20 名前: ひまわり 2023/10/29 (金) 22:46:37
みんな落ち着こう
21 名前: kan-u 2023/10/29 (金) 22:47:08
なあ、私は一生童貞なのか?
22 名前: まじかるモモンガZZ 2023/10/29 (金) 22:48:57
まだいたのかwどんだけ気にしてんだよwww全裸うpしてろ童貞www
23 名前: はいなじゃないでありんす 2023/10/29 (金) 22:49:22
新スレ立てたので後の相談はこちらで ↓↓
【お面男】ヒットマンを探すスレ【抹殺】
24 名前: 謎の空大生 2023/10/29 (金) 22:50:16
ぬっ頃す気マンマンだー
25 名前: 私と勝負しろ! 2023/10/29 (金) 22:50:57
これはヤバス
私が相手になろう
決闘だ
・
・
次の日……。
「まあ、とにかく。なんだかルシアじゃない人が恋に落ちたっぽいんだけど」
あの後色々ありましたが、とにかく粥は要点をまとめたのでした。
「私はよくわからんでありんすが、そのお面男って、この間の報告に書いてあった分校の決闘委員会のことでありんしょ。また会いたがっている、と言うことでありんすな」
そ知らぬふりをして事情を聴いていたハイナ・ウィルソン(はいな・うぃるそん)は困った表情になりました。
今はそれどころではないのです。
時系列的に、ちょうど今さっきパラミタ大陸の核汚染危機に対する会議が終わったところ。
緊張感のかけらもない話に取り合っている暇はないのです。
しかし、スレッド内で話題になったルシア・ミュー・アルテミス(るしあ・みゅーあるてみす)と思しき人物は、ハイナの遺伝子上の姉妹であり、大切な存在です。
まだ面識はありませんが、いるという話を耳にしておりとても気になっていたのでした。
今頃どうしているのだろうかと心配のあまり、るしあじゃない人が出没するという巨大掲示板を覗いてみたのは誰にも秘密です。
ガードが固く天然だったためこれまでそれらしき話は聞いたことはありませんでしたが、ルシアとて年頃の娘です。好きな人が出来ても不思議ではありません。
もし本当の恋ならば彼女らが口を挟むべきではないのかもしれません。しかし……。
「せめて相手の正体だけでもわかっておいた方がいいでありんすな」
ハイナは適当にあしらっておきました。
聞いたところによると、決闘委員会のお面モヒカンはたくさんおり、誰が誰だか特定できないはずです。
恋人を認めるとしても、個人を明かさないと許すわけにはいきません。
不特定多数だと分かると、ルシアも諦めるだろうと思ったのです。
粥は、もう一度分校へ行けるようハイナにお願いします。
「任せておいてよ。明日、私もルシアらしき人の後をつけて荒野へ行ってくるよ。相手が誰か、こっそり探ってくるね」
「ヒットマンも雇ってありんすから、もしもの時は……」
「冗談だよね?」
「冗談でありんすよ」
まあ、多分……。
目がマジでした。
本当に、そんなことやっている暇じゃないのに……。
○
「『恋するスカウター』があるって噂よ」
極西分校のとある場所で吉井 真理子(よしい・まりこ)はそんな話題を口にしました。
彼女は、少し前から極西分校に深く関わり実際に決闘をしたこともあるのでよく知っているのでした。
分校で展開されている決闘システム。
その決闘に立ち会い勝敗を判定しポイントとワッペンをくれる決闘委員会。彼らは、まずスカウターのような機器を手渡してくれます。
決闘の際に致命的な怪我をしないように、一般的に対戦者たちはスカウターのような機器を装着して戦うのが普通になっていました。
HP,MPなどが表示され、ゲームのように対決できるのです。
そのスカウターの一部が狂ったのか、装着した対決者が恋に落ちることがあるというのです。
そんな噂がどこからともなく流れてきて、ついには恋愛したい他校生が荒野に出没しモヒカンのようにスカウターだけを強奪していくのだとか。もはや、何が何だかわかりません。
全員がそうなるわけではないので、何か条件があるのでしょうが、謎めいていることは確かです。
「るしあじゃない人が荒野でモヒカンに襲われそうになった時、決闘委員会のお面モヒカンが仲裁し手渡してくれたのがそのスカウターなのでしょうね」
空京大学に通っているエンヘドゥ・ニヌア(えんへどぅ・にぬあ)は、色恋沙汰には疎く自分には縁がないと思っていましたが、やはり気になるようです。
彼女はこの分校に教育実習として来て以来、なし崩し的に教師をやってしまっているのです。事情はよく知ってますし無関係な話ではありませんでした。
「事情を話せばすぐに醒めると思いますわ。わたくしから伝えておきますわね」
「お願いね。もう決闘委員会もめちゃくちゃね。決闘システム終わったんじゃないかしら。私には関係ないけど」
真理子は出回っている噂を思い出して呆れた口調で言います。
もはや、決闘は告白合戦になっているのです。平和でいいですが、決闘システムのあっけない最期のようでした。
「決闘委員会もそれどころじゃないのさ。僕は今まで知らなかったけど、委員会にはひそかに女の委員長がいるんだ。彼女、何人かの部下を宇宙へ派遣するらしい。他の委員会メンバーも退避活動とか言って慌ただしく生徒たちを避難させ始めてるぞ。避難訓練はもう終わったのにいつまでやってんだか」
パートナーの吉井 ゲルバッキー(よしい・げるばっきー)は、いつしか金ワッペン保有者へと昇格していました。今では分校の王の一人として風格を漂わせています。彼はスカウターの効果で一時的に混乱していたこともありましたが、克服する術を身に着けていたのです。
やり始めたからには、最後までやり遂げる。その執念が実った結果でした。もう、彼のことを気にかけてくれている人たちに心配はさせません。
「そのるしあじゃない人、だっけ? 彼女ももうお面モヒカン捕まえたらしいし、お前らの出番はないということだな」
まるで他人事のように言いながら、ゲルバッキーは器用にタブレットを操作して掲示板サイトを真理子たちに見せます。
129 名前: るしあじゃないよ 2023/10/30 (金) 15:22:50
お面の人見つけた
宇宙旅行するからもう会えないんだって
なにがあっても元気で生きろって言われた(ToT)
130 名前: kan-u 2023/10/30 (金) 15:30:37
団長が、筑波か種子島に行けばロケット貸してくれるって言ってるぞ
かなりヤバイらしい
131 名前: るしあじゃないよ 2023/10/30 (金) 15:38:22
空京新幹線きっぷ取った
ちょっと筑波行ってくる
・
・
「これあかんやつや!」「ですわ!?」
二人は、同時に叫びます。
彼女らの与り知らぬところで、とんでもない事態が進行しているようでした。
二人は、ルシアを止めに行くことにしました。
恋とかなんとか、気の迷いにすぎないのです。
「真理子。悪いことは言わん。今からでも間に合うからエンヘドゥも招いてしばらく神田の実家へ帰ってろ。筑波と種子島の件には関わるな」
空を見上げながらゲルバッキーは真剣な口調で言いました。
「僕は、万一に備えてここに残る。元気でな。幸せに暮らせよ」
「なによ、今生の別れみたいに」
真理子は、それ以上何も言うなとばかりにゲルバッキーを見つめました。
「わかってるわよ。“何か”あるんでしょ。もし死ぬときは一緒よ」
「わたくしも、民衆を捨てて一人だけ逃げるなんて考えたこともありませんわ」
エンヘドゥも言い返しました。
核の事件については厳重な箝口令が敷かれていますが、彼女らは薄々わかっていたのでした。
万一、派遣部隊が失敗しても、エンヘドゥはパラミタ大陸と運命を共にする覚悟はできています。
「全く、バカな奴らだ」
ゲルバッキーは不敵に笑ったのでした。
果たして、るしあじゃないひとの恋(?)の行方と結末は?
○
同じころ。
そこはかとなく静まり返っている極西分校に、今だ決闘を望む美少女がやって来ていました。
百合園の制服の上にプレートアーマーやガントレットを纏った騎士姿の彼女は、ソフィア・アントニヌス(そふぃあ・あんとにぬす)です。
「ヒットマンを雇おうとしているアブナイ奴はどこだ。この私が相手をしてやる」
凛々しく気丈でクールなソフィアには、誰にも知られてはならない秘密がありました。
クラスの隣の席のオタク少女に勧められて、何となく見てみた巨大掲示板サイト『乙ちゃんねる』にしばしば出現するようになったことでした。
意外にも、ネット上には強者の情報が飛び交っており、挑戦者を求めていた彼女は相手探しに活用することも少なくなかったのです。
しかし、彼女はあまりにも実直で真面目だったため、ネタをネタとしてとらえることが出来ませんでした。
相手の発言を真に受け、時には真剣に怒り時には泣き、時には同情して翻弄されてるのです。
今日も今日とて、昨夜見たスレッドで危険な発言をしていた敵を探してわざわざ百合園学園から出向いてきていました。
この分校には、決闘システムがあることを彼女はネット情報で知っていました。
すでに何度か挑戦してワッペンまで獲得しているので校内ももはや慣れたものです。
「お面男を好きになったっていいじゃないか。私は応援するぞ」
他人の恋路を邪魔する奴は馬にけられて死んでしまえ、というか私が倒す。
文句の一つも言ってやりたくて、スレッドの「はいなじゃないでありんす」さんを探しますが見当たりそうにありませんでした。
はいなじゃないと言っているんだからハイナじゃないのでしょう。他人の名前を語るとは何と不届きな。
憤慨しっぱなしのソフィアは、ふと倒れている男子生徒を見つけて近寄っていきます。
「どうした。誰にやられた? 私が仇を取ってやろう」
パラ実なので倒れている者などありふれていますが、その男子生徒はモヒカンではない上にあまりにも血まみれなので彼女は少々驚きます。
「た、助けてくれ……。他にも仲間が、捕まってるんだ……」
ボロボロの男子生徒はかすれる声でソフィアに訴えかけます。
「決闘委員会は、悪魔の集団だ。地下教室では拷問と人体改造が行われている……。オレは奴らに捕えられ、命からがら逃げてきたんだ……」
「なんだと? はっきり言ってみろ」
強者との対決で委員会のお面モヒカンに立ち会ってもらっていたソフィアは、聞き捨てならないとばかりに詳しく尋ねます。
確かにポイントを全て失えば、地下教室へと連れて行かれるという噂は聞いていましたが。
「すでにオレの仲間たちも、殺された。委員会の冷徹な悪魔たちに、ムシケラのように……。頼む……、仇を取ってくれ……」
「具体的には、誰だ」
「委員長の、赤木桃子を……、倒してくれ……」
それだけ言うと、男子生徒はガクリと意識を失い、ソフィアが何度呼びかけても目を開けることはありませんでした。
「哀れな……。しかし、決闘委員会が裏でそんな非道な行いをしていたとは……」
ソフィアはショックを受けつつも、決意を込めた口調で言います。
「許すまじ! 赤木桃子……、この私が必ず倒す!」
何度も言うように、ソフィアはつい相手の言葉を真に受けてしまう傾向があったのです。
するとそこへ。
「到着なう、ですわ。一生童貞の義兄弟はどこですの? あれは冗談ですのよ。許してくださいませ」
魔法の学園イルミンスールからわざわざ様子を見に来ていたのは、ブリュンヒルデ・アイブリンガー(ぶりゅんひるで・あいぶりんがー)です。
昨夜、某サイトのスレッドで『kan-u』なる人に暴言を吐いてしまったので、後悔して謝りに来たのです。
呪いをかけられたとはいえ根はいい子のブリュンヒルデにも致命的ともいえる欠点がありました。
夢見がちなため、現実とネット上での区別がつきにくいのです。
しかも、負けず嫌いな傾向でもあり、実際に面と向かって謝らないと気が済まない思いだったのです。
来る場所を間違えていますが。
ソフィアとブリュンヒルデは初対面のはずですが、何となくお互いがよく知っている気がします。
二人は、たちまち意気投合してリアルで情報交換をすることになりました。
「そんな悪い女がいるのですの? ここであったのも何かの縁ですわ。戦うならお手伝いしましてよ」
ソフィアから赤木桃子の話を聞いたブリュンヒルデも正直すぎるため分校内での活動に同意してしまいました。
敵はかなり強力に違いありません。仲間も探すことにします。
「まあ、誰かが赤木を殺してくれるでしょうね……」
仕掛け人の写楽斎は、相変わらず地下教室でじっとしていました。
そこへ、先ほどの血まみれのふりをした男子生徒が会いに来ます。
「どうも。しっかし、先生もワルですね。まあ、オレも決闘委員会にはムカついていたんで、潰れてオッケーなんですけど」
「後は、彼女らに任せましょう」
写楽斎は、男子生徒に報酬を渡しながら言います。
どうも、と受け取った男子生徒は、聞きました。
「ところで、核が落ちてくるって噂、本当……?」
「ご安心を。落ちてきませんよ。契約者たちが乗り込んだところで、大気圏外で大爆発する予定ですから」
「くくく……」
「くくくく……」
かくして、分校での最後の戦いは始まろうとしていたのです。
担当マスターより
▼担当マスター
車 修理
▼マスターコメント
みなさん、おなつかしゅうございます。車 修理です。
核爆級のご迷惑おかけしましたが、まだ生きています。
いよいよ、最後のお話です。
キャンペーンシナリオ、『伝説の教師の新伝説』の第三話になります。一回目、二回目からさほど時間は経っていません。
時系列的には2023年10月末頃のお話です。
例によって、ツァンダに近いパラ実の極西分校が舞台のお話です。第一話〜の内容を全く知らなくても参加できます。
◆やばくない?
ヤバイです。
核兵器にも似た正体不明の機晶石を搭載している人工衛星が24時間以内にパラミタ大陸に墜落します。
効果のほどは、実際の核兵器と同じだと思ってください。最強の契約者でも直撃したら痛いではすみません。
こいつを宇宙空間で分解するのが今回のお仕事です。
◆で、どうしたらいいの?
指導者たちは、大気圏外で人工衛星を解体して正体不明の機晶石を回収してくれる勇敢な契約者を探しています。
すでに、種子島と筑波のロケットセンターには大勢の契約者たちが集まり、大気圏外への出発を待っています。
日本政府はありったけの予算と必要な全ての機材から道具まで無償で貸してくれます。
装備する必要なく、どんな物でもアクションに「〜を持っている」と書けば、そのキャラは持っていることになります。
また、人工衛星の設計図や見取り図、装置の取扱説明書なども手元にあるものと考えてもらって結構です。
正体不明の機晶石は、全長4mほどの結晶型で、普通では一人では抱えられない重量です(スキルを使えば別)。
すでに放射能のような光線を強烈に吹きだしており、付近半径10m以内は契約者でも普通の服では近寄れません。
もし接触してしまった場合は、強度の浸食状態になることにしておきます。あるいは瀕死かもしれません。
また、作りは比較的繊細で脆いため、強い衝撃を与えると破損し爆発する恐れがあります。
至近距離で直撃した場合、実際に核兵器を食らったのと同じ被害を受けます。これ以上は言いません。
◆人工衛星は今どこにいるの? 契約者たちは無事にたどり着けるの?
現在、人工衛星は不安定な挙動ながらもまだ軌道上にいます。
高度約20000km上空の準同期軌道であり、地上からは西から出て東へ沈んでいくように見えます。
ストーリーでは、演出の都合上、実際の航空、宇宙物理学はおおむね無視されることになるでしょう。
現在のロケット技術では、イコンの大きさ重さの物体を宇宙にまで運ぶことはできません。
しかし、シナリオ内では、イコンおよび必要機材を積み込んで大気圏外に出れるものとします。
スペースシャトルに似た、地球へと帰還可能な機体が複数用意されています。これまた現在の日本の技術にはありませんが。
人工衛星への接近は、スペースシャトル状の機体がレーダーで感知して操作してくれますが、複数人で操作したい場合は可能です。
法則を無視した『なんか超スゲェ』ロケットですが、積み込みから発射準備までもろもろ含めて人工衛星まで接触するには10時間くらいかかると考えてください。
目的の人工衛星はさほど大きくなく、構造上Mサイズのイコンまでしか内部に侵入できません。5機も入ればいっぱいになるでしょう。
専用のドッキングベースは設置されておらず、外壁をこじ開けて内部に侵入することになります。
◆何か敵がいるんじゃないの?
目的の人工衛星は一機のみですが、写楽斎が以前に別の場所から実験で打ち上げたことのある小さな衛星が二機、護衛のような形で近くにいます。
小型レーザーを積んでいますが、イコンのスキルで一撃でつぶせる程度の強度です。無視していると攻撃してきます。
人工衛星内には地雷のようなトラップが10個以内の範囲で仕掛けられています。イコンならノーダメージですが、人間には効果があります。
最も注意しなければならないことは、写楽斎は地上からの遠隔操作でこの人工衛星を宇宙空間で爆発させようとしていることです。
ただし、地上から操作できるのは自爆だけで、飛び回ることや自在に攻撃をすることはできません。
◆連絡取れないの?
日本のロケットセンターに管制室があります。
それ以外にも、各学校に極秘の管制ルームが設置されロケットおよび人工衛星と地上との交信ができます。
特命教師たちは、妨害電波を飛ばしてくるかもしれません。あまり長時間の通信は難しいでしょう。
一般のパソコン、携帯端末での個人の通信はできません。
どうしても連絡を取りたい場合は、掲示板サイトの『乙ちゃんねる』に書き込むことになります。
これが、唯一宇宙空間からでも現況を知らせる手段です。
◆パラ実生たちも来るって?
モヒカンたちは、一般志願の他にも来ます。
一般志願したモヒカンはモヒカンの中でもかなりまともで協力的です。
一方で、極西分校にはどういうわけか、地下に五機の小型のロケットが収納されています。
これは地球型とは違い、機晶エネルギーで飛ぶ『なんか超超スゲェ』高速起動型です。
普通のロケットより速いですが、地球に帰ってくる能力はありません。
分校でも選ばれしバカどもが一機につき十人ほど乗っています。特に目的はなく、面白そうなのでついてくるだけです。
モヒカンたちは宇宙でもヒャッハー! したがりますので、邪魔なら宇宙の藻屑にしてもいいでしょう。
そのうち一機ではなぜか決闘委員会のメンバーがやってきます。
いないでしょうが、望むなら宇宙空間でも決闘が出来ます。
掲示板サイトで「るしあじゃないよ」が気にしていたお面モヒカンも乗っています。
前述のとおり、ロケットは行き専用で帰る手段がないので、彼らはそのまま宇宙旅行を続ける覚悟はできています。
助けて連れて帰ってくれば恩を売ることが出来るかもしれません。
◆解体作業方法がわからないんだけど
人工衛星内部に侵入し、正体不明の機晶石の傍までたどり着くことが出来たら、あとはオートで解決する方向へと向かいます。
工夫を凝らしたければいくらでもこらせますので、アクションで手法を記入してもらっても結構です。
万一失敗しても、他の志願者が作業を引き継ぎ成功を目指しますので、そうそう悪い結果にはなりません。
描写や達成の度合いによって称号が変わってくるかもしれません。
◆写楽斎ウゼェ! なんとかならないの?
もちろん敵です。そろそろ正体を見せます。
ルール範囲内のキャラなので、攻撃したら倒せます。
モブキャラですが強めに設定してあります。英雄クラスです。
ただし、写楽斎と戦う場合他のアクションは取れません。
◆ところで『乙ちゃんねる』でなにやってんの?
おおむね女の子たちが恋話など雑談をしています。
彼女たちは純粋で感化されやすいので、ついついハマってしまい普段とは違いネットスラッグを使う傾向にあります。
知ってのとおり、根はいい子たちばかりなので、正体がわかっても態度を変えてあげないでくださいね。
◆ハンドルネームの中の人の正体教えて
あなただけにこっそり教えてあげます。
本人たちは、掲示板サイトは完全匿名だと信じておりハンドルネームを使いながらも正体がバレていないと思っています。
バレるともう二度と会えないくらい恥ずかしがります。
・掲示板上のハンドルネーム
るしあじゃないよ……:ルシア・ミュー・アルテミス
みっこみこにしてやんよ……:父母清 粥
まじかるモモンガZZ……:ブリュンヒルデ・アイブリンガー
謎の空大生……:エンヘドゥ・ニヌア
ひまわり……:遠山 陽菜都
さすらいのトラベラー……:吉井 真理子
私と勝負しろ!……:ソフィア・アントニヌス
kan-u ……:関羽・雲長
はいなじゃないでありんす……:ハイナ・ウィルソン
◆ルシアが恋ってマジ?
どうなんでしょうか?
風邪をひいて胸がキュンキュンしているだけかもしれません。
本人から直接確かめましょう。
◆俺も掲示板サイトで彼女らと会話したいんだが
いつでも乱入可能です。
当シナリオでは、描写はネット世界と現実とで交差しながら進んでいく予定です。
女の子たちは、ネットで相談しあいながら行動します。
全員ケータイ端末を持っており、移動しながらも書き込みするかもしれません。
恋の相談に乗るもよし、ただ煽るだけでも構いません。
ただし、その結果好かれるとは限りません。
書き込みしたい人は、ハンドルネーム必須とします。
アクションでハンドルネームが決まっていない場合、こちらで勝手につけますのでご了承を。
また、必要に応じて彼女ら以外も書き込んでくるかもしれません。
アクションしだいでは、彼女らと直接会えることもあるでしょう。
◆『恋するスカウター』って何ぞ
まあ、読んでのとおりです。
あまり深く考える必要はありません。
◆赤木桃子って誰?
決闘委員会の委員長です。
普段は表に出てくることなく隠れており、陰から支配しています。
詳しくは第二話を読んでみるといいでしょう。
第一話と第二話では不調をきたしている描写がありますが、三話目では完全復活しています。
かなり強めに設定してあります。
ガイドのままのソフィアとブリュンヒルデの二人のみだと、返り討ちに遭う可能性が高いです。
◆赤木桃子死んじゃうん?
あなた達しだいです。
敵として戦ってもよし、助けてもいいでしょう。
完全スルーの場合何も起こりません。
◆結局なにしたらいいの?
選択肢から決めていいんじゃないでしょうか。
もちろん、あらゆるアクションを歓迎します。
表記されている以外のNPCは登場しません。
▼サンプルアクション
・人工衛星を解体する
・宇宙空間で遊んでみる。
・写楽斎と決着をつける。
・『乙ちゃんねる』に凸るwwww
・『恋するスカウター』で恋愛成就
・赤木桃子/決闘委員会を、倒す/助ける。
▼予約受付締切日
(予約枠が残っている為延長されています)
2014年10月01日10:30まで
▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)
2014年10月02日10:30まで
▼アクション締切日(既に締切を迎えました)
2014年10月06日10:30まで
▼リアクション公開予定日(現在公開中です)
2014年11月10日