A Mad Tea Party リアクション公開中! |
シナリオガイドこちらのシナリオは事前募集によって参加者が決定しております。
シナリオ名:A Mad Tea Party / 担当マスター:
東安曇
* * * * * 黄金色の昼下がり、ジゼル・パルテノペー(じぜる・ぱるてのぺー)と友人達のお茶会の時間に―― 「プリンが食べたいですね」 こう、おなかいっぱい、と、ジェスチャーと共にうっとりした表情を浮かべながらツライッツ・ディクス(つらいっつ・でぃくす)がそう言ったのに、ハインリヒ・ディーツゲン(はいんりひ・でぃーつげん)はスプーンと器を持ったツライッツを改めて無意味に確認し、ゆっくりと丁寧に質問しました。 「ツライッツ、君が今咀嚼しているのは何? 僕は確かに牛乳と砂糖と卵に香りをつけて器に入れて固めて、ついでに水と砂糖を熱した液体をかけた筈なんだけれど、…………それってヴァニラプディングじゃなかった?」 「そうですけど、そういう意味じゃないですよ。こう……ああ、俺は今プリンだけを食べている、みたいな……」 即座に否定で遮られ目を丸くするハインリヒでしたが、ジゼルらは「分かる〜」と同意を示し、更に彼を驚かせます。 「ご飯を食べ終わってからちょっと♪とか、おやつにちょっと★じゃなくて、もっともーっと沢山よね」 「はい。めいっぱいスイーツを堪能して「もう食べられない!」って言ってみたいです」 「あ〜……! 終わらないお茶会が有ればいいのに!」 両手で頬を包みほわほわ想像の世界へ羽ばたく彼女達へ、ハインリヒは即答します。 「出来るよ」 思いがけない答えに、ツライッツとジゼルは顔を見合わせてくすりと苦笑を漏らします。 「…………本当に?」 ツライッツは冗談でしょう、という言葉を飲み込んだような、微妙な表情で首を傾げました。 するとハインリヒは微笑んで 「だって僕は魔法使いだからね」言い切ってこう続けました。 「お茶と帽子と止まった時計、藁冠のウサギの友達、それから……君も要るな」 兄タロウを両手に乗せた後、ハインリヒはくるりと振り返って口を開きます。 『♪きらきら光る コウモリさん 君はそこで 何しているの?』 角砂糖のように甘い歌声に聞き入っていると、俄に視界が揺れ、そして…… 「…………あらら? ココってどこかしら?」 ゆるゆると瞼を開けたジゼルは、友人達へ問いかけ、首を傾げます。 「へんね。私も皆も、こんなドレス着ていなかったのに。ねぇ、ツライッツ――」 エプロンドレスの裾をつまみ上げ、ツライッツへ振り返ろうとしたその時。 「ッ、み、見ないでください……っ」 慌てたような声を上げたツライッツは、耳――白くてふわふわしたウサギのそれを隠そうとしたのかぎゅうっと押さえ、それでも隠し切れないと悟ると、逃げるように駆け出してしまいました。 しかし知らない場所で離ればなれになってしまっては大変です! 「待ってツライッツ! 何処へ行くの!?」 白いウサギを追い掛けて、彼女たちは不思議の国へ迷い込むのでした…………。 担当マスターより▼担当マスター ▼マスターコメント
シナリオガイドをご覧頂き有り難う御座います 東安曇、逆凪まこと です。 ▼サンプルアクション ・冒険します! ・楽しみます! ▼予約受付締切日 (既に締切を迎えました) 2014年10月01日10:30まで ▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました) 2014年10月02日10:30まで ▼アクション締切日(既に締切を迎えました) 2014年10月06日10:30まで ▼リアクション公開予定日(現在公開中です) 2014年11月30日 |
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