注意点:このシナリオには、グロテスクな描写に加えて多少の残虐シーンがあります。
ホラー的な雰囲気もありますので苦手な人はご注意ください。
蒼空学園の校舎の近くに、死者の強い怨念と妄執によって別離され異界化した場所へ通じるトンネルがあります。
夕方PM16:00にトンネルをくぐると、死者が彷徨うゴーストタウンへ迷い込んでしまう。
ゴーストタウンは漆黒の空に覆われた町。
全ての時計が止まり、踏み込んだ者は時間の感覚が狂ってしまうかもしれません。
余命数日を宣告された者たちの亡骸が、トンネルの近くに横たわっていたそうです。
どういうわけか、遺体の一部が切り取られている状態っだようです。
トンネル先にある町・・・黄泉路に行ない亡者たちによって引き込まれてしまったのでしょうか。
パラミタにおけるあの世と呼ばれる黄泉、ナカラとはまったく別の空間です。
またしても何人か迷い込み、行方不明になったそうです。
しかし恐怖のあまり警察関係者はおろか、行方不明者の親族などの人々もその世界へ入り込むことはできません。
この事件に関わりたくないと言わんばかりに、事情を一切話したがらないようでした。
身体の一部を失ったゴーストが、病棟内を彷徨っているようです。
奪われた自分の身体を捜し求め、迷い込んだ者からその部分を奪い取っていました。
「違う・・・また違った。どこだ・・・どこにある・・・」
視線の定まらない目を動かしながら病棟を這い回る。
哀れなゴーストたちを、黄泉路へ旅立たせる方法を知っている者が病棟内にいるそうです。
「困りましたわ・・・死者の身体のパーツが何者かによって、隠されてしまっているようですわね」
彼女の名はケレス
ナカラへつながっている黄泉路への案内人です。
黄泉路にいけない哀れな霊たちを、冥府に案内しているケレスはとても困っていました。
あの世に成仏できない魂たちが、夜な夜な苦しみの声を上げているようです。
それは外の空間に住まう人々の耳へ届いてしまうほど・・・かなり不気味な声色でした。
「私が見かけた病棟に迷い込んでくる方たちはどうやら、誰一人としてトンネルの外へ帰っていないようですわ」
どうやら迷い込んだ人はゴーストに襲われて、帰れなくなってしまったのかもしれませんね。
「彼らが失った身体の部分を見つけることができれば、黄泉路へ連れて行けるのですけど・・・」
成仏できない魂たちを、哀れみ涙を流してしまうともありました。
「黄泉路へ旅立たせることができる方法は、病棟内に隠された彼らの身体の一部を探し出してあげること・・・」
哀れな魂たちを成仏させる方法は1つだけのようです。
「死者の身体の一部は2階のラボのどかに隠されているようですわね」
ケレスは彷徨える魂を探し、再び病棟内を歩き始めた。
病棟内のゴーストクリーチャーも痛覚がないので、急所を攻撃されても追ってきます。
なおゴーストタウンに入った後、すぐに元の世界に返りたい場合はPM17:00までの間にトンネルから外へでましょう。
でないと明け方AM6:00〜AM8:00まで元の世界には戻れません。
興味のある人たちがこの町に、また迷い込んでしまうのでしょうね・・・。