葦原明倫館

「六校共同体育祭だからといって、浮かれてはいられないわ。私たちは実践さながらの模擬戦を行うわよ」
　
　李　梅琳（り・めいりん）の言葉を、シャンバラ教導団の生徒たちは一糸乱さず整列して静聴する。空京にあるスタジアムに整列した生徒たちの横には、ずらりと並んだチャリオット（古代オリエント世界で用いられた、兵士を乗せて馬に引かせる戦闘馬車）。梅琳は体育祭という舞台で、チャリオットによる騎馬戦を行うつもりなのだ。

「ちょっと待った！　その模擬戦、俺たちも参加させてもらおうじゃないか」
　そこに馬賊を率いた一人の男が現れる。
　それはパラ実生Ｄ級四天王の一人、『スポーツ番長』だった。現在シャンバラ教導団とパラ実は戦争状態にあるが、彼はそれに異を唱えている数少ない四天王だ。

「俺は正々堂々とスポーツでシャンバラ教導団に勝ちたいんだ！！　この勝負、受けて欲しい」
　スポーツ番長はそう言うと、武器を捨てて戦争をする意思がないことを示す。馬賊たちも後に続いた。
「……分かりました。その勝負、受けて立ちましょう。ただし、手加減は一切しませんよ」
「当たり前だ！」
　梅琳はスポーツ番長の眼差しから彼の気持ちが本物であることを察し、また、教導団からしても変わった相手と戦うのは良い訓練になるとの考えから、スポーツ番長の申し出を受け入れる。

　こうしてここに、シャンバラ教導団対パラ実の『チャリオット騎馬戦バトル』が勃発することとなったのだ。

こんにちは、飛弥新です。今回は体育祭シナリオをお届けします。
シャンバラ教導団とパラ実の対決ですが、他の学校の生徒の方も参加できます。

以下、簡単なルール説明です。
・チャリオットは2〜4人乗り（御者役含む）
・敵が巻いている鉢巻きをより多く取った学校の勝ち
・武器として使用できるのは空気の入ったものです（スポーツチャンバラの剣のようなものですね）

同じチャリオットに乗るメンバーが決まっている場合は、その旨ご記入ください。決まっていない場合は、決まっていない人同士でこちらがチーム（同じチャリオットに乗る人）を組ませます。敢えて誰と一緒になるのか身を任せてみるのも一興かもしれませんね。

騎馬戦とはいえ、勝負は真剣そのもの。自校（もしくは味方についた側の学校）を勝利に導くよう、奮闘してください！

※私のシナリオでは、アクションの判定基準においてステータスをそこまで重視していません。あくまで参考程度です。アクションのかけかた（どういった作戦を立てるかなど）の方を重視します。

・敵と真っ向からぶつかり合う

・他のチームと戦っている敵を狙う

・逃げ回る

・他チームと強力する