シナリオガイド
ナラカへ手招きする死霊 編
シナリオ名:闇世界の廃校舎(第3回/全3回) / 担当マスター:
按条境一
注意点:このシナリオには、グロテスクな描写に加えて多少の残虐シーンがあります。
ホラー的な雰囲気もありますので苦手な人はご注意ください。
蒼空学園の校舎の近くに、死者の強い怨念と妄執によって別離され異界化した場所へ通じるトンネルがあります。
夕方PM16:00にトンネルをくぐると、死者が彷徨うゴーストタウンへ迷い込んでしまう。
ゴーストタウンは漆黒の空に覆われた町。
パラミタにおける地獄の地、ナラカとはまったく別の空間です。
全ての時計が止まり、踏み込んだ者は時間の感覚が狂ってしまうかもしれません。
そこへゴーストの発生原因を調べるために、2人の生徒たちが懲りずに探検しにやって来ました。
その生徒とは、ルフナ・ロードとラビアン・クィーンの2人です。
「ジューレはんも連れて行こうとしたんやけど、眠いからイヤや言われてしまったどす」
「いいじゃないの、2人だけのペアでも楽しいし♪」
「そういえば校舎で見かけたお人が、得体の知れないゴーストに捕まって突然姿が消えてしまったんどす」
「えー、どこそれ。私怖い♪」
「連れて行かれそうになってうちは戻って来れたんやけど、帰って来れへんお人もいるんやろうなぁ」
どうやら人々を捕まえてゴーストが壁や床へ引きずり込もうと、廃校舎内を徘徊しているようです。
捕まった被害者たちはどこへ行ってしまったのでしょうか・・・。
このゴーストはほとんど腕のみで現れ、どこからともなく現れるのでかなりの警戒が必要となります。
身体のない未練のあるゴーストもまだ徘徊しているようですから、憑かれないように気をつけましょう。
「さっき保健室よってみたんやけど、あの医者の人がおらへんかったなぁ。
どこへ行ったんやろうか?」
「へぇー・・・そうなの」
「ゴーストもウロウロしとるし心配どすなぁ」
どうやらヘルド・フランケンは保健室におらず、校舎内のどこかにいるようです。
「でもゴーストたちに襲われたことないみたいよね。
ちょっと不思議ー、なんでかしら?
そういうえば作られたゴーストが存在なら、創造主に逆らわないのかしらね」
「そうかもしれへんな。まぁせやけど、こないなところに1人でウロついてるのは危険や、おっさん探さへんとなぁ」
「それじゃあ私は面白そうな石見つけたから謎解きでもしようかな。
絵が描いてある丸い石を見つけたの。
色だけのもあるのよ、全部で6個あるわ。
月・・・星・・・虹・・・、それに緑色や水色・・・土色の石。
美術室の埃を被っていたカンバスに、木炭で文字が書かれていたわ」
そのカンバスにはこう書かれています。
月は星を見る。
水辺に生える草。
土と水で青々と草が茂る。
大雨の後、現れる七色の橋。
「石をはめ込む場所は・・・校舎内に6箇所あったわ」
石をはめ込める場所は・・・。
生物室の天井(真ん中)、美術室の蝋燭たてを外した裏側(美術室に入って右側)
美術室の床(真ん中に2箇所)、2階に上って2つ目の教室の天井(真ん中)
2階に上って2つ目の教室(床の真ん中)
の6箇所です。
「分からないわねぇ・・・誰か解ける人いないかしら?」
ゴーストクリーチャーには痛覚がないので、急所を攻撃されても追ってきます。
なおゴーストタウンに入った後、すぐに元の世界に返りたい場合はPM17:00までの間にトンネルから外へでましょう。
でないと明け方AM6:00〜AM8:00まで元の世界には戻れません。
興味のある人たちがこの町に、また迷い込んでしまうのでしょうね…。
担当マスターより
▼担当マスター
按条境一
▼マスターコメント
このシナリオは全3回となっています。
今回は第3回目です。
廃病院編と連動しているシナリオです。
そちらも全3回となっていますが、両方ご参加いただいてもストーリーの進行に問題ありません。
ゴーストもかなり強力になってきましたね。
毒攻撃を受けた場合、キュアポイズン5回分で治ります。
廃病棟で何者かによって作り出され、廃校舎に放たれたゴーストも徘徊していますが試験段階なのでAM5:10に自然消滅します。
電波の関係により携帯電話で通話やメールが出来ない可能性があるので、連絡し合う時は無線機を使うといいでしょう。
しかし話声や灯りは、ゴーストが寄ってくる可能性もあるのでご注意ください。
吸精幻夜を使うと逆に体力を吸われてしまいます。
霊に憑かれたり、霊的障害のハプニングも起きるかもしれません・・・。
保健室を避難所にできませんのでご注意ください。
オリジナルで対策兵器などを開発したり持ち込むなどの内容は不可とします。
トンネルの外から持ってきたメモ帳、カメラ、携帯のシャメでの記録は可とします。
ストーリー進行上AM6:00になれば全員、元の世界に戻れますのでご安心ください。
トンネルの外へ出ると、とり憑いた幽霊は離れます。
【注意事項】
ルフナ・ラビアン・ヘルドの内誰かを見つけ、質問したいことなどアクション投稿する際、きちんと詳細を明記してください。
おおざっぱに質問したいだけですと、たいした情報を得られない可能性があります。
他の方と行動と共にせずにソロで行動したい場合、無理にゴーストと戦うとすると深手を負うかもしれませんのでご注意ください。
無理に接近戦を挑み突っ込むと、本来なら一撃死をくらいます。
マスクなどでガードしても酸によって溶かされる危険性があります。
回避判定はステータスとアクションの戦法で判定させていただきます。
魂憑依もしくは口寄せなどにより自ら憑かれた場合、未練と妄執の塊のような危険な霊しかいませんので、それ相応の重症を負う可能性があり、そういったアクションをかける場合ご注意ください。
行動領域は・・・
【外】
トンネルから学校までの通り道
【校舎内】
外/校庭
1F/保健室(何者かに鍵が壊され開いたまま)
1F/調理室
1F/食堂
2F/教室(4箇所)
2F/家庭科室
3F/美術室
3F/体育館
3F/トイレ(2箇所)
4F/教室(4箇所)
4F/生物室
の、4階までです。
他のドアは閉まっていて、何をやっても開かず入れません。
また、校舎内を破壊することも不可とします。
このクリーチャーに対する対抗策は、ゴーストの頭部や両足と両腕を斬り落とすか、捕まってしまったら暴れて逃れるのがベストな方法です。
悪霊に引きずり込まれてしまった場合は、AM5:20まで校舎内のどこかに埋まったままです。
【出現ゴースト】
・スピリット
身体のない魂のみの悪霊。
とり憑き殺そうと標的をどこまでも追いかける。
・ベックォン
無数の悪霊の手が壁や床、天井などから現れ生者をナラカへ引き込もうとする。
・ヒューマノイド・ドール
男女とも区別のつかない体長1m80cm、心臓の箇所だけ露出している凄まじいスピードで再生するゴースト。
心臓の裂けた部分から強酸の白い煙を発生させ、吸い込んだ者は身体の内部が焼けるような激痛や吐血を伴う。
背から細長い触手のようなものを出し、獲物を刺し殺そうとする。
・ペネトレイトヴァイパー
体長1m60cm、3mの長い舌で獲物を探り狙う。
人間の死体に蛇の霊が大量にとり憑いた、肌がうろこ状の猛毒の舌と牙を持つ、蛇のように間接を自由に曲げ襲いかかる女のような人型ゴースト。
再生力はいまいだが、かわりに猛毒と俊敏さのなどが備わっている。
さて、ヘルドはどうして保健室から姿を消したのでしょうか・・・。
病棟編と合わせて読むと理由が分かるかもしれませんね。
ゴーストたちが夢に現れても大丈夫な方は、そちら側の世界へ行ってらっしゃいませ。
▼サンプルアクション
・校舎内を散策する。
・ゴーストから襲撃を受けないよう、謎解きしている人を守る!
・謎の言葉の意味を解き明かす。
・うっかり長居してPM17:00が過ぎてしまい、元の世界に帰りそびれてしまった。
・仕方ないな・・・ルフナとラビアンを探してやるか。
▼予約受付締切日
(予約枠が残っている為延長されています)
2009年11月26日10:30まで
▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)
2009年11月27日10:30まで
▼アクション締切日(既に締切を迎えました)
2009年12月01日10:30まで
▼リアクション公開予定日(現在公開中です)
2009年12月11日