葦原明倫館

　まだまだ残暑厳しい空京ですが、それでも季節は確実に移り、夏は終わって秋になっています。
　夏祭りも終わってしまいましたが、秋には当然秋祭りがあります！
「祭りだ、祭りだあ！」
　夏祭りでは喧嘩神輿がありましたが、秋祭りでは神輿ではなく山笠が主役です。
　山笠は神輿とは違い、担ぐのではなく台車の着いた山車となっていて、みんなで引っぱったり押したりすることになります。かなりの高さがあるのが特徴です。
　秋祭りでは、この山笠を引っぱってレースを行います。
　当然ハンドルなどはついていませんから、道を曲がるときは力業で無理矢理向きを変えます。スピードが出すぎると、曲がれずに建物に突っ込んで自爆ということもありえます。
　コースは、空京大学からスタートし、コの字型のコースを通って空京神社に奉納となります。大曲が二つありますので注意は必要です。
「今度こそ、他の山笠は全部ぶっ潰す！」
「勝負は二の次。私たちの神輿の美を観客にアピールするのです！」
「一人山笠だって淋しくないもん。リヤカーだなんて言わせないんだから」
「何人たりとも、我らの前は走らせん！」
「おっとっこぬうわぁんてぇ！！」
　スタート前から、すでに波乱含みのようですが、さてさて、優勝は誰の手に渡るのでしょうか……。
　

　レース形式ですが、手動で判定を行います。今回は、結構おおざっばです。そのため、作戦がもろに物をいいます。
　原則、ＧＡでのグループ分けとなりますが、ＭＣとＬＣのみの参加や、ＭＣ一人だけの参加も可能です。
　ただし、グループの人数によって、山笠の規模は左右されますので、一人だけだとリヤカーに二メートルほどの飾りをつけた物程度となります。
　飾りつけは、服装欄などにある物を中心としてください。使うわけではなければ、今回は服装欄を参照します。ただし、それは飾りの材料としてのみとなります。アイテム固有の特殊能力は発揮されません。
　山笠の材料としたアイテムでも、使う場合は装備欄にないと反映されません。いわゆるギミックとして使う場合は、装備欄にないと動かなかったとか使えなかったとなります。
　当然途中での戦いや妨害も可能ですし、スキルも使えます。その場合、特定のグループを名指して攻撃するなり、前を走る山笠とか、後ろにいる山笠とか、小さい山笠とか、大きい山笠とか、相手が特定できるように指定してください。該当がない場合は、攻撃はしません。事前の罠設置は不可です。
　修正値としては、人数が多いと山笠も大きくなりパワーも増しますが小回りが利かなくなり、攻撃力・耐久力＋　スピード＋　回避−　旋回能力−となります。装飾によっても同様の修正を行います。サイコロころころで判定します。
　敵の弱点をタイミングよく突けばどんなタイプの山笠でも勝てる可能性はあります。今回はすべて作戦次第です。判定処理は、直線のブロック３つと、９０度のカーブ２つ、スタートとゴールの場面で行います。
　レースは、全員同時スタートとなります。
　参加するグループは、掲示板で名乗りをあげてください。山笠ごとにスレッドを立てます。レースですので、それでエントリーされたとします。
　エントリーしない場合、掲示板で参加グループ表明をしない場合は乱入となります。祭りの妨害者と見なされ、ＮＰＣなどの攻撃対象となり、ゴールしても正式には認められませんので御注意ください。優勝の可能性は公平にありますが、束の間の栄光になる可能性は高いです。
　なお、どこも入るところがない、でも一人花笠は嫌という場合は、ヴァイシャリーのお嬢様が、執事君とメイドちゃんをつれて参加予定ですので、ゴージャス花笠に編入できます。大きさは人数次第ですが、はっきり言って見た目重視のアンバランスな花笠なので、そのままだと勝算は薄いです。この三人のＮＰＣについては、休日シナリオで釣りとか麻雀をしているのでそちらを参照してねっていうことで。なお、マスターはスレッドを立てられませんので、ゴージャス花笠参加の場合は、誰かスレッドを立ててください。

・緻密に優勝を狙う

・優勝する

・邪魔する奴は全滅だあ

・完走する

・観客として楽しむ