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シナリオガイド

虹の根元には何がある? 手術を間近に控えた令嬢を元気付けよう!
シナリオ名:虹の根元を見に行こう! / 担当マスター: せく

 ――キマク郊外。

「悲しい顔しないで、あたしの胸で泣いて まだ見ぬ世界求めて旅立つ日まで〜♯」
「またそのフレーズ、半音高いですよ」
「悲しい顔しないで、あたしの胸で泣いて まだ見ぬ世界求めて旅立つ日まで〜♭」
「またそのフレーズです、今度は半音低いですよ」

 波羅蜜多実業高等学校の残っている建物の中から、可愛らしい歌声が聞こえていました。
 しかし、ちょっと音程を外しているようです。

「うう〜、ラナおねーちゃん厳しいよぉ」
「何を言っているのですか、瑛菜がいないうちにその曲を完璧に歌いたいからレッスンに付き合って欲しい、と申し出たのはアテナ、あなたですよ?」
「そうだけどさぁ、瑛菜おねーちゃんだってこんなにスパルタじゃないよぉ」
「この程度、スパルタの内にも入りませんよ。瑛菜はあなたのパートナーですから甘いだけでしょう。私は、申し訳ありませんが歌は一切妥協しませんよ」
「うう〜」

 歌の練習をしているのは、1人はサックスを持ったアリスアテナ・リネア(あてな・りねあ)、もう1人は竪琴を持ったシャンバラ人ラナ・リゼット(らな・りぜっと)です。
 アリスはパートナーの熾月 瑛菜(しづき・えいな)とバンドを組んで、パラ実の軽音楽部で活動しています。
 今練習しているのは、瑛菜が去年の紅白で唄った『忘れられないキミのコト』という曲です。瑛菜が地球からパラミタに来る時に、分かれたバンドのメンバーに贈った別れの曲で、彼女の十八番の曲です。
 ただ、先程から同じ場所で間違っているように、アテナはこの曲をまだマスターしていません。
 そこで、瑛菜がハワイに行っている間にマスターして瑛菜を驚かせようと、吟遊詩人であるラナにレッスンをお願いしたのです。
 ところが結果はご覧の通りで、歌に一切妥協しないラナの厳しいレッスンを受ける羽目になってしまいました。

 ラナが竪琴を構え、アテナが歌い出そうとしたその時です。

「や、止めてください! わたしはただ、虹の根本に何があるか聞いただけです!」
「おいおいねーちゃん、それが人にものを聞く態度かぁ? これから俺達が虹の根本とやらに連れて行ってやるっていってんだよ!」
「そうそう、近くに虹の架け橋って言うホテルがあるから、そこに行きゃいいんだろ? オレ達がイイコトしてやるぜ!」
「い、嫌!?」

 鈴を鳴らしたような美声と、下卑た野郎共の声が聞こえてきました。
 アテナ達が外に出ると、貴族令嬢と思しき少女が数人のパラ実生と思しき世紀末ファッションの男達に囲まれ、その1人に手首を掴まれて囚われていました。
 非常分かりやすい構図です。

「アリスびーむ!!」
「問答無用、その少女を置いてとっとと去ね!」

 アテナの目からビームが迸り、ラナは腰に帯びた魔剣を抜くとチェインスマイトを繰り出しました。

「お、覚えてろよ!!」

 2人の前にパラ実生達は為す術もなく、お約束の捨てセリフを吐いて逃げ出しました。

「ありがとうございます、ラナ・リゼット」
「私の事を知っておいでで?」
「ヴァイシャリーの貴族令嬢の中には、吟遊詩人ラナ・リゼット、あなたの歌を聴きたい者も多くいます」
「ラナおねーちゃん有名人だよねー。おねーちゃんはヴァイシャリーの貴族令嬢なんだ?」
「あ、はい。申し遅れましたが、わたしはシルキス・パトナーと申します」
「パトナー……なるほど」
「ラナおねーちゃん、知ってるの?」
「ええ、聞いた事があります。パトナー家はヴァイシャリーの貴族の一家です。でも、そのパトナー家のご息女がどうしてこのような場所に?」

 キマクはヴァイシャリーに比べれば治安は良くありません。
 貴族令嬢が一人歩きをしているのは、誘拐して欲しいと言わんばかりです。

「吟遊詩人ラナ・リゼット、あなたは虹の根本は見た事がありますか?
「虹の根本?」
「さっきもそんなこと言ってたよね?」
「今度、ラズィーヤ様の紹介で、空京で手術を受けることになったのですが、初めての手術で不安で……その時、今まで気になっていた事を確かめようと思いまして」
「それで虹の根本を見てみたい、と」

 地球の文化がシャンバラに入ってきたことにより、今までシャンバラでは不治の病とされていた病気や怪我も地球の医療技術で治療できるようになりました。
 それでも地球人が手術を受けるのは不安なように、シャンバラ人にとって手術は未知の領域なのです。シルキスが不安がるのも無理無い事です。

「しかし、虹の根本は……」
「アテナが案内してあげるよ! アテナの苗字はリネア! ケルト神話の虹の精霊さんの名前なんだよ!」
「アテナ?」
「本当ですか!?」

 ラナの言葉を遮るように、アテナが胸を張ると全くと言っていいほどない平たい胸をどんと叩きました。
 不安がっていたシルキスの顔が思わず綻びました。
 虹の根本は本当は無いのです。
 ラナはそのことを言おうとしたのですが、古今東西、虹は女神や架け橋、弓など色々なものに例えられてきました。
 アテナは真実を告げるより、シルキスを勇気づけたいと思ったのです。

「本当だよ! 旅は多い方が楽しいよね。アテナや瑛菜おねーちゃんの友達を呼んでみるよ」
「(あなたの方が余程吟遊詩人かも知れませんね。瑛菜のパートナーというのも頷けます)」

 ラナは内心、アテナの機転に感心していました。

「聞いたか、おい」
「ああ、あのアリス、虹の精霊とか言ってたな」
「あいつとあの貴族の女(アマ)を捕まえれば、結構な金になるぜ」
「でも、あの吟遊詩人は手強いな。もう少し仲間を集めるぞ」

 先程撃退したはずのパラ実生達は懲りておらず、アテナとシルキスを捕まえようと動き出し始めていました。

担当マスターより

▼担当マスター

せく

▼マスターコメント

 拳系アリスアテナ・リネアと、吟遊詩人ラナ・リゼットからの依頼で、ヴァイシャリーの貴族令嬢シルキス・パトナーを虹の根本まで連れて行くのが目的です。
 2人は軽音楽部の部員や友達に連絡したり、パートナーの名前を借りて各校に依頼を出したりしています。
 そのため、パラ実生と百合園生が受かりやすくなっていますが、各校の生徒も気軽に参加できます。

 ラナが言うように虹の根本はありません。
 今回の依頼はあくまでシルキスを勇気づけることです。
 キマクの北の平原には、虹が見られるスポットがありますので、その道中、如何にシルキスを勇気づけるかがポイントになります。
 武勇伝を話すもよし、シャンバラ人に来てからの思い出を話すもよし。
 また、スポットに先回りして、虹の根本に何らかの演出をする、という手もあります。

 ただ、気を付けなければならないのは、シルキスを攫おうとしていたパラ実生達です。
 彼らはシルキスを誘拐して身代金をせしめようとしています。また、アテナを見せ物小屋に売るつもりでいます。
 そのため、20〜30人近い仲間を集め、道中待ち構えています。
 二人一組でスパイクバイクや軍用バイクに跨り、血煙爪やボウガン、アーミーショットガンに中には機関銃をバイクに積んでいる者もいます。
 ヒットアンドウェイを繰り返して獲物を疲弊させるのが得意なようです。
 道中、十分警戒してください。
 パラ実生や四天王の称号を持つPCでしたら、彼らに協力するのも1つの手かも知れません。

 NPCは吟遊詩人のラナとモンクのアテナが同行します。2人以外のNPCは呼べませんのでご注意下さい。

▼サンプルアクション

・MCの武勇伝を話す

・パラ実生達と戦う

・貴族令嬢を誘拐してヒャッハー!!

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2011年01月11日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2011年01月12日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2011年01月16日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2011年01月28日


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