葦原明倫館

「同人誌の即売会など認めません!!」

　とある日の蒼空学園校長室、花音・アームルート（かのん・あーむるーと）の怒号が木霊しました。
　学校中に響き渡る勢いの大声、目の前にいた山葉　涼司（やまは・りょうじ）はたまったものではない。

「ど、どうしたんだ急に?　昨日まであんなにやる気だったのに……」
「それとこれとは話が別です!!　こ、こんな、は、は、は……!」

　涼司からしたらなぜ花音が怒り心頭なのかまるで見当つきませんでした。
　新入生が一日も早く学校になじめるようにとの催し物として検討していた同人誌即売会。
　皆で何かを作って、その過程で結束を深められたらと花音も乗り気でありました。
　ところが日が明けてこの始末。
　花音は顔を真っ赤にさせながら言葉を紡ぎます。

「あ、あんなものが校内に出回ったら、風紀が乱れるに決まっています!!」
「……、おいまさか、あれを読んだのか?」

　花音の様子に涼司は思い当たる節に気づきました。
　資料として手に入れた同人誌、しかし中身に問題がありました。
　健全な内容だけでなく、もう色んなアクシデントがあるものがあったのです。

「安心しろ、ちゃんとした内容しか認めないつもりだ。　風紀委員と教員が連携して取り締まりも徹底する」
「……本当、ですか?」
「当たり前だ、これでも校長だぞ?　学内の治安維持も仕事だ。」

　仮にも10代の男女が通う学校で、もうあんなことが書かれている者など販売するなどあり得ない。
　涼司はその点について、しっかりと警備を張ると花音に告げました。
　彼の言葉を聞いて、花音も苦い顔をしながらも納得しました。
　こうして、蒼空学園にて同人誌即売会という異例のイベント開催が決定するのでありました。

　どうもこんにちは、または初めましての方は初めまして。　凪社　奏真と申します。
　三回目となる今回は、何というか、やってしまいました同人誌!　がテーマです。
　さて、今回のシナリオに関しての主な行動といたしましては……


・同人誌を作って販売する

・宣伝を担当して、お客さんの呼び込み

・お客として、色々お店を回ってみる

・風紀委員として、怪しげな商品がないか取り締まる。

　この四つが主な行動です。

　　　
　今回は学校全体の行事イベントという設定ですので、各学校の新入生NPCも誘うことができます。
　新入生、といっても数に限りがございますので誰を誘いたいか、掲示板に希望を提出して下さい。
　一人の新入生につき、二人のMCまでを採用します。
　そのため、採用されない場合もございますので、その際はご容赦の方お願いいたします。
　採用基準にいたしましては、こちらでアクション判定を行ったうえで決めさせていただきます。


　開催場所は蒼空学園体育館とします。
　GAアクションももちろんOKです。
　

　同人誌を作る側になりたい方は販売店名・販売する同人誌のジャンルをアクションに記入してください。
　それから、費用に関しては学園から支給されるという設定にします。
　販売部数上限は100部とさせていただきます。
　冊数を何部売りたい、または何部限定、という希望がありましたら書いてください。


　お客さんとしてお店を回る方々は、こんなジャンルがあれば買いたい!　というのを記入してください。




　大まかに分類するとすれば、「冒険」、「学園生活」、「恋愛」の三つに絞ります。

　その後の細かな内容については、皆さまにお任せいたします。
　五人の美少女が一人の男をめぐって争ったり、とある謎の生き物に魔法少女になってよ!　と要求されるような内容も構いません!!




　ここで注意点が一つ

　当然ながら、もう大人になるための過激な行動内容の同人誌は禁止です。
　作って見つかったら、厳しく罰せられます。
　
　そのため、作る側に回る場合でしたら健全内容をテーマにして下さい。
　同人誌内容としては、自分たちが所属する学校の特色を生かして頂ければと。

　過激で無ければ、BLや百合をテーマにしても問題ありません。
　唇が触れる、ここまでが絶対防衛ラインです。
　
　
　それでは、楽しい楽しい即売会を皆で楽しみましょう!!

・同人誌を作る

・宣伝活動を行う

・イベント当日、販売店を見て回る

・風紀委員として、各販売店を取り締まる