葦原明倫館

ザンスカール。

「ううっ……黒い、黒い船が……」

瓜生コウ（うりゅう・こう）はベッドに横たわりながらうめき声をあげていました。

「……浦賀の地で咆哮し、開国が……んっ！」

コウの体がビクンッと跳ね、豊かな胸が揺れました。

彼女は幼い頃から多くの予言を残してきました。
“黒船の咆哮”は今年の七夕の短冊にも書いていた“予言”。

それはシャンバラから遠く離れた浦賀で、現実の物となったのです！

■□■

神奈川県横須賀市浦賀。

浦賀港には以前から英霊とそのパートナーしか操舵出来ない船舶“黒船”が多数停泊していました。
普段はパラミタから英霊は来ないので、放置されていたのですが……。

その黒船が突如動きだし、

ドーンッ！！

と浦賀の街に砲撃を始めたのです。

更には三崎港の冷凍マグロが解凍され、
手足が生えて三浦半島を荒らし始めました。

横須賀は海軍の街です。

即座に黒船に対して攻撃が加えられましたが、
黒船は何度撃沈しても復活してしまいます。

そのため日本政府はシャンバラ政府に調査を要請。
結果分かったことは、

「黒船は黒船で倒すしかない」

ということです。

そのような経緯で、パラミタから黒船を操れる英霊やそのパートナーが呼ばれました。

■□■

浦賀湾沖。
砲撃を始めた黒船「サスケハナ号」の上で。

「浦賀ニ黒船ガ集マル。
……最後ニ残ッタ黒船ニヨッテ、“開国”ガナサレル！」

魚人と化した英霊ペリーの言葉が浦賀に響きました。

はじめまして、またはこんにちは！
密巴です。
前回はちょっとバタバタしてしまい、コメントが返せなかったり、本当に申し訳ありませんでした！
心機一転したいと存じております。ですので、逆にこれまで中々（リアクション参加の）機会を設けられなかった皆様や、（私の）名前だけ知っているという皆様、誰この人（密巴）、という皆様も大歓迎ですので、思いの丈と希望をぶつけたアクションをいただければ幸いです。
GAは分かりやすく【】くくり、また参照先にご希望がある場合は、必ずしも見るとは限りませんが『分かりやすく』（タイトルor作者名をを、ご記述いただければ幸いです。


今回は、七夕企画で笹飾り君によって願いを叶える事になりました瓜生コウ様の案を元にしたマスターシナリオです。
瓜生コウ様はシナリオにご招待しています。ガイドではトランス状態になっていますが、シナリオ上では行動に制限はございません。



以下、シナリオの概要です。

浦賀では
「サスケハナ号を倒し、最後に残った黒船は開国によって物凄い力を手に入れられる」
という噂が流れています。そのため、浦賀では黒船同士のバトルロイヤル状態となっています。

そのためシナリオとしては、黒船に乗ってのバトルが中心となります。
英霊、もしくはヒロイックアサルトを装備した地球人の人は黒船を操縦出来ます。

そのほかの人も誰かの黒船に乗り込む事は可能です。

黒船はシナリオ内では自由に所持可能ですが、アイテムの「黒船」を装備している人の方がよく整備された黒船となります。
また、黒船はアイテムですが、このシナリオではイコン扱いとします。そのためパイロットランクが高い方が操舵に巧みであり、アビリティも使用可能とします。船なので多数の人が乗れますが、一人乗り扱いとします。
黒船以外のイコンやイコン扱いの乗り物についてはこのシナリオでは使用できません。

黒船は史実通り蒸気で動く外輪船です。武装は大砲と接近戦用に衝角（ラム）が使用できます。その他乗っている人による攻撃も届けば有効ですが、とどめは黒船で刺さないと倒すことが出来ません。

また、三浦半島各地に出現している魚人退治やそれとは関係なしに三崎港でマグロ丼を食べる事も可能です。

それでは、皆様のご参加をお待ちしております。
個人的に書かせていただく事が久しぶりな気持ちがあるので、
よろしければ、素敵なアクションを、リアクションにて書かせてやって下さい。
楽しみにしております。

・黒船の頂点に立ち、開国を行う！

・三崎港でマグロ丼を食べる