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料理バトルは命がけ

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シナリオガイド

私の知っている料理バトルと違う
シナリオ名:料理バトルは命がけ / 担当マスター: 高久 高久

「……あら、あれは何をしているのでしょうか?」
 とある休日。街を歩いていた 泉 美緒(いずみ・みお)が、建物にある人だかりに目を引かれました。
「何かイベントを行っているようですね」
 同行していたラナ・リゼット(らな・りぜっと)が目を凝らすと、その建物にポスターのような物が貼られているのを見つけます。
「えーっと……『料理バトル』……と書いてありますね」
「お料理ですか。面白そうですね」
 美緒が興味深そうに言うと、一瞬ラナの表情が強張ります。
「み、美緒が……料理……ですか……!?」
 そのリアクションに、美緒がむっとした表情になります。
「むぅ……何が言いたいのですか、ラナは?」
「いえ、その……み、美緒には料理以外にも魅力があると思うのですよ?」
「それはわたくしは料理がダメ、と言っているのですね?」
「そ、それは……その……」
 ラナは言葉を詰まらせると、美緒は頬をぷくっと膨らませました。
「以前のわたくしならともかく、今はお料理くらいできます! お米は洗剤で洗ってはいけない事くらい覚えましたよ!
 自信満々のドヤ顔で美緒が胸を張ります。ですが料理以前の問題でした。
「美緒……もういいですから……」
 ラナが苦笑いで言うと、美緒が一瞬ショックを受けた表情になったかと思うと、キッと何かを決意したような表情になりました。
「確かに以前のわたくしは何もできませんでした……ですが、人は日々成長するのです……!」
 そう言うなり、美緒が駆けだします。
「あ、美緒! 何処へ行くのです!?」
「あの料理バトルに参加して、わたくしが成長したことを証明してみせるのです!」
「み、美緒!」
 美緒の勢いに止める事も出来ず、ラナは立ち尽くします。
「どうしたらいいのかしら……とんでもない事になったら一大事だし……」
 この場合のとんでもない事、というのは勿論美緒ではなく第三者の事です。
「あれ、何やってんのー?」
「何か慌てた様ですが、どうかしました?」
 オロオロするラナに、金元 ななな(かねもと・ななな)卜部 泪(うらべ・るい)が話しかけます。
「え、ええ……ちょっと色々と……所であなた方は?」
「ななな達はあの料理バトルのお手伝いだよー」
 そう言うと、ラナが顔を輝かせます。
「い、良い所に! 実はお願いが――」
「あ、泪さーん!」
 その時、プロレスラー天野翼が重そうな箱を持って駆け寄ってきました。
「これはこのくらいでいいですか?」
 そう言って翼が見せる箱の中には、五寸釘、ガラスの破片、有刺鉄線に果ては火薬、と様々な物が入っていました。
「そうですね、このくらいで十分かと」
 中を見て泪が頷きます。
「急に無茶言って申し訳ありませんね」
「いえいえー、うちの団体はこういうのはたくさんありますから。まだ必要でしたら言ってくださいね」
「ええ、その時はお願いしますね」
「……あの、これは一体?」
「ん、これ? 食材だよ?
 首を傾げるラナに、ななながさも当然とばかりに言います。
「……え? 食材?」
 ラナの顔が怪訝な物になります。それも当然。箱の中にあるのは食べるどころか、口に入れるのも危険な物しかありません。
「その点については私が説明しよう」
「……あ、あなたですか」
 いつの間にか背後に立っていた金 鋭峰(じん・るいふぉん)に、ラナは嫌な予感がしてこめかみを押さえます。

――その昔……といっても歴史的に見ると結構最近の話。
 とある者達が、当時流行っていた料理バトルの話を聞いてこんな話をしていました。
『料理バトルねぇ……面白そうじゃないか。俺達もやってみようぜ!』
『けどよ、料理バトルって何するんだ?』
『そんなの、バトルっていうんだから料理で相手を倒せばいいんじゃねーか?

「バトル、というからには命のやり取りが必要だろう? その話を聞いて納得してな。その要素を取り入れた料理バトル、というのを考案してみた」
「そのとある者達が馬鹿だという事はよくわかりました」
 嫌な予感が的中し、ラナが大きく溜息を吐きます。
「で、この審査員募集、というのはなんなのですか?」
 そしてラナが指さすポスターには、何とも頭が痛くなるような内容の審査員募集要項が書かれていました。
「こういう料理バトルには審査員はつきものだろう?」
「ああそうですか……そうなんですね……」
 当然、と答える鋭鋒に、ラナは諦めたように頷きました。
「ところで、さっき何かお願いとか言っていましたよね?」
「あ、そうだったそうだった。何かな?」
「え゛」
 泪となななが思い出したように言うと、ラナが顔をひきつらせます。
(こ、この場合私はどうすればいいのでしょうか……!? 普通ならば美緒のサポートをすべきですが……しかし……!)
 ぐるぐるとラナの頭に、色々な考えが巡ります。
「どうかしたのかね?」
 鋭鋒に言われ、ラナはふっと顔を上げます。
「――観客席のチケット、一枚もらえますか?」
 そして穏やかな表情で、そう言いました。
(ただ見ている事しかできない無力な私を許してください……でも、私はあなたを見守っていますからね、美緒!)
 ラナは自分がどうこうできる事ではないと判断したのでしょう。傍観者でいる事を決め込みました。

――こうして、料理バトルとは名ばかりの阿鼻叫喚の宴の幕が開かれました。

担当マスターより

▼担当マスター

高久 高久

▼マスターコメント

初めましての方は初めまして。そうでない方はまたお遭いしましたね。高久高久でございます。
今回は一風変わった料理バトルをお届けします。以下詳細です。

■料理バトル
 その名の通り料理をしてバトルをしてもらいます。
 ただし勝敗条件は味の良し悪し、ではございません。戦って倒してこそバトルです。
 ということで、この料理バトルとは料理で戦うバトルになります。
 どういうことかといいますと、料理でダメージを与えノックアウトさせたら勝ちということになります。
 ただし料理は調理人が食べるのではなく、審査員が食べることになっております。

■ルール
・料理を作ってもらいます。食材、調理法等は自由です。
・その料理を審査員に食べてもらいます。
・審査員に深い傷を負わせることができたなら高得点となります。

■判定員の倒し方
 攻める所は主に肉体面、精神面の二つがあります。
・肉体面
 その名の通り直接攻撃です。審査員に料理を与えてダメージを与えます。刺激物や審査員の味覚的弱点を突いたりすると効果は上がります。また、中に異物を仕込むなどしてダメージを与えるのも許可されています。
・精神面
 見た目、使用した食材などで審査員のSAN値(精神値)を削る攻撃です。見ただけで不安に陥るような見た目の料理の他に、食べた後食材を暴露して削るなど様々な方法があります。

■調理者
 参加者は以下のアクションを行ってください。
・どのような材料を用いるか
・どのように調理するか
・肉体面、精神面どちらを重視するか
・味付けはどうするか

 具体的にどのようにするか、というアクションをお願いします。
 例:『舌を焼くレベルで辛い物(味付け)』『コロッケと思いきや中に火薬が!(食材)』『このやけにどす黒くて生臭い液体は血反吐ですか? いいえ、ふかし芋です(見た目重視)』
 『とにかくすごい不味い物』『とにかく見た目が酷い物』といった抽象的な場合は効果は下がります。
 調理シーンは希望により『見せる』『見せない』が可能です。あえて見せないで不安を煽るのも効果的かもしれません。
 ※見た目で不安感を煽る場合、その料理が何なのか、『麺類』や『揚げ物』といった大きなカテゴリで構わないので注釈をお願いします。

■材料
 材料は会場で用意してあるため参加者の皆さんが用意する必要はありません。
 会場には普通の食材から劇薬、うっかり混入してしまいがちな五寸釘といった異物なんてのも用意してあります。ご自由にお選びください。
 勿論持ち込みも許可しています。異物混入はむしろやってしまいましょう。

■調理器具
 器具は揃えている為、どのような調理も可能です。

■審査員
 当大会では審査員という名の毒見役も同時募集しております!
 我こそは、という毒見ストを自負するそこの貴方! その自慢の内臓を生かしてみませんか?
 出された料理を処理するだけの簡単なお仕事です!
 ※審査員は「挨拶スレッド」にて挨拶を書き込まれた際、サイコロ目の合計が9以上、もしくはゾロ目でなることができます。希望であれば調理側に回って頂いても構いません。

 審査員は料理を作るのではなく、参加者が作った料理を食べるお仕事です。
 アクションでは『食べて大丈夫な物』『苦手な物』を一つずつ設定してください。
 大丈夫な物、は耐性があるため食べてもダメージをあまり食らいません。逆に苦手な物だった場合は大した物でなくてもダメージを負います。
 こちらは「麺類」「丼もの」「揚げ物」「生野菜」など、大きなカテゴリーで設定して下さい。「カレー」「サバの味噌煮」など、単品料理の設定はご遠慮ください。
 「甘い物」「辛い物」というのでも構いませんが、範囲が広くなる分耐性は少し弱くなります。
 また、先ほどあった『肉体面』『精神面』への耐性もどちらか一つ選んでください。
 今回に関しては、プロフィール欄にある『苦手なもの』に設定してある味覚は会場が用意した特殊なお薬で無視できるものとします。
 ちなみに参加者の料理で深手を負っても会場では回復アイテムは大量に御用意しております。安心して逝ってください。

■試合形式
 複数の審査員が出された料理に対してリアクションしていくことになります。
 参加人数が多い場合はブロック分けされ、そのブロック内での試合となります。
※参加される方は調理、審査員共に「挨拶スレッド」にて挨拶をお願いします。その際のサイコロ目をブロック分けの参考とさせていただきます。

■LCに関して
 LCが調理人、審査員となっても構いませんがMCと同行動でお願いします。
 MCが調理人、LCが審査員といった組み合わせはNGになります。ご注意ください。

■NPCに関して
 今回ガイドに登場しているのは以下の通りとなります。
泉 美緒
ラナ・リゼット
卜部 泪
金 鋭峰
金元 ななな
天野翼
 ラナは傍観者を決めこんだ為試合に参加はしませんが、他のキャラは人数調整の為参加する可能性があります。
 ただしあくまでも人数調整の為、参加しない場合もありますのでご注意ください。

■特技について
 特技で『調理』や『鉄の胃袋』といった物がある場合、若干アクションに加点されますがあくまでもアクション重視となります。

それでは皆様の参加をお待ちしております。

▼サンプルアクション

・調理をする

・審査員をやる

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2012年05月15日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2012年05月16日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2012年05月20日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2012年06月01日


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