シナリオガイド
強敵を退け街道を作ろう! 森との共存を目指せ!
シナリオ名:モンスターの森の街道作り / 担当マスター:
河上 誤停
「そっか。街道作りの日程決まったんだ」
以前やった街道を作るための事前調査、その調査を元に実際の街道作りをする依頼を持ってきた村長の女性に熾月 瑛菜(しづき・えいな)はそう返します。
「一週間後ですが……大丈夫でしょうか?」
「前もってある程度の時期は伝えてくれてたし大丈夫だよ」
「アテナも大丈夫だよー」
村長の確認に瑛菜もそのパートナーであるアテナ・リネア(あてな・りねあ)も快い返事を返します。
「感謝します。瑛菜さん。アテナさん」
二人の返事に村長も安堵の溜息をつきます。
「それであれから何か変わったこととかある? 注意事項とか」
「それが実はゴブリンキングとコボルトロードが徘徊しているようなんです」
「ゴブリンキング? コボルトロード?」
村長の説明の中に出てきた単語にアテナは首を傾げます。
「……ああ、調査の報告にあった、あの森のゴブリンやコボルト達の親玉っぽいやつのことか。……誰が名付けたんだよ」
「私です」
「…………しかし、あの森のモンスターたちはただでさえしぶといのにそれの親玉か……。報告聞く限りあたしじゃ歯が立たなそうだったけど」
村長のどこか得意げそうな顔に瑛菜は少し頭痛を感じながらもそう返します。
「薬草が生えている所以外では襲ってこないのは他のゴブリンやコボルトたちと一緒のようです。ですが今回の事業は……」
「薬草の植え替え……激突するのは必至か」
今回の事業の山場が薬草の植え替えだったため、彼らとの戦いは避けられないように思われました。
「あの……その……」
「? どうかしましたか? アテナさん」
珍しく口ごもっている様子のアテナに村長はどうしたのか聞きました。瑛菜はアテナの様子に合点がいったのかフォローを入れます。
「大丈夫だよアテナ。ゴブリンキングもコボルトロードも殺さない。……そうだろ? 村長」
「はい。もちろん冒険者さん達が危険になるというのなら話は別ですが、会議での決定通り、できるだけ殺さないようにしてもらう予定です」
村長の言葉にアテナは明るくなります。
「そういうことならアテナ頑張るよー」
「ま、あたしも試したいことあるし、頑張るよ」
「よろしくお願いします。お二人とも」
こうして二人はモンスター蔓延る森での街道づくりに参加することになるのでした。
担当マスターより
▼担当マスター
河上 誤停
▼マスターコメント
初めての方ははじめまして、前回参加してくれた方はお久しぶりです。新米ゲームマスターの河上誤停です。
今回のシナリオは前回の調査を元に実際に街道を作っていくという話になります。前回同様、学園等を通した正式な依頼です。
前回参加してくださった方はもちろん、今回から参加して頂く方にも楽しんでいけるようなシナリオ作りを頑張りますのでご参加いただけたらなと思います。
■探索について
前回の調査によりこの森のゴブリンとコボルト達は森に生えている薬草の影響で異常なしぶとさを持っていることが分かっています。ゴブリンとコボルトが互いに勢力争いを行なっているのも変わりません。
また、薬草が生えている所以外では基本的にモンスターたちは襲って来ません。ですが前回とは違いゴブリンキングとコボルトロードが徘徊しているので薬草が生えている場所の危険度は上がっています。
ゴブリンキングにもコボルトロードにも普通のゴブリンやコボルトより強い取り巻きがいるため村長の依頼にある殺さないようにというのは難易度が高くなっています。
■街道づくりについて
基本的には村人たちと協力して行います。薬草の生えていない、モンスターとの戦いがない場所での街道作りは一般的な街道作り(前時代的なもの。木を切ったり、土をならしたり、森と街道を区切ったり)を想像してもらって大丈夫です。
基本的には薬草の生えている所を避けて街道を作りますが、一箇所だけ薬草を植え替える必要があります。その植え替え作業が冒険者への依頼で一番重要な部分です。
■薬草について
村で栽培しようとする計画がありますが、上手くいっていないようです。
▼サンプルアクション
・ゴブリンキングの撃退
・ゴブリンキングやコボルトロードの取り巻きの引きつけ
・切った木を加工して区切りの枠を作る
・薬草の研究
▼予約受付締切日
(予約枠が残っている為延長されています)
2012年10月13日10:30まで
▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)
2012年10月14日10:30まで
▼アクション締切日(既に締切を迎えました)
2012年10月18日10:30まで
▼リアクション公開予定日(現在公開中です)
2012年10月30日