仇討ちの仕方、教えます。(前編) リアクション公開中! |
シナリオガイドさあ時代劇! シリアスな仇討ち! 何でもアリな芝居の一座!
シナリオ名:仇討ちの仕方、教えます。(前編) / 担当マスター:
泉 楽
その日、丹羽 匡壱(にわ・きょういち)は甲斐家の若き当主、甲斐 小七郎(かい・こしちろう)に呼ばれ、武家町にある彼の屋敷を訪れました。 * * * その頃、仁科 耀助(にしな・ようすけ)は歓楽街にある芝居小屋を訪れていました。 「いる?」 「またいらしたんですか」 呆れたように出迎えたのは、下足番の左源太(さげんた)という男です。 「学校の方はいいんですか?」 「オレみたいに優秀な男には必要ないんだ」 胸を張る耀助に苦笑しながら、左源太は楽屋裏へ案内しました。 そこにいたのは、座長の染之助(そめのすけ)。男名ですが、耀助好みの滅法美人です。十日前に彼女を見て以来、朝な夕なに小屋に押しかけ、遂に楽屋裏に出入りする許可を得たのでした。 その美人が憂い顔でため息をついています。 これを見過ごすわけにはいきません。耀助はキリリと顔を引き締めました。 「どうしたんだ、太夫?」 「ああ、仁科様。いらっしゃいまし。いやね、どうも今回は客の入りが悪くていけません」 「そういや、ガラガラだったな」 「前にやった心中物も飽きられたらしくて、すぐ近くの小屋に客を取られているんです」 「オレはこっちの方が好きだけどな」 特に座長が、と心の中で付け加えます。 「このままじゃあ、ここを追い出されちまいます」 「えっ、一月は興行するんだろ? 後、二十日もあるじゃないか」 「そういう約束なんです。客が四割切ったら、別の一座に渡すっていう」 「それは困る!」 十日かけてお近づきになり、残る十日で更に親しくなり、最後の十日でデートに持ち込む予定の耀助としては、ここで芝居が打ち切られるのは大変困る話でした。何しろ一座が町を出たら最後、戻ってくるのは一年以上先の話なのです。 「よし、任せろ。明倫館には色々な奴らがいる。きっとうまいこと考えてくれる奴がいるはずだ」 「本当ですか?」 「その代わり、うまくいった暁には、二十日後にオレとデートを」 しっかと握った耀助の手を、染之助は更に強く握り返し、ハスキーな声で答えました。 「何でもします」 その瞬間、耀助が飛び上がらんばかりに喜んだことは、言うまでもありません。 そして葦原明倫館には、二つの依頼が舞い込みました。 一つは仇討ちの手助け。 もう一つは芝居小屋を盛り上げること。 さて、あなたはどちらを選びますか? 担当マスターより▼担当マスター ▼マスターコメント
ちょっとばかりお久しぶりです。明倫館に帰ってきました。泉 楽です。 ▼サンプルアクション ・仇討ちの手伝いをする ・染之助一座の手伝いをする ・染之助一座のライバルとして、別の一座の味方をする ・芝居を見に行く ▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています) 2013年01月23日10:30まで ▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました) 2013年01月24日10:30まで ▼アクション締切日(既に締切を迎えました) 2013年01月28日10:30まで ▼リアクション公開予定日(現在公開中です) 2013年02月07日 |
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