葦原明倫館

「あきだわ」
　と、クロエ・レイス（くろえ・れいす）が言ったのは、九月も半ばの頃でした。
　突然なんだろう、と思ったリンス・レイス（りんす・れいす）がクロエを見ると、クロエは窓を開けて外を見ております。
　クロエに倣って窓の外の景色を見ると、木々や空の色が落ち着いた色合いに思え、秋を感じます。
「秋だね」
　そう頷いた時、風が吹いて工房の中を通り抜けました。
　涼しくて、秋の匂いを乗せた心地の良い風でした。
「きょうはいいひになりそう」
　と、クロエが柔らかな日差しに目を細めながら、どこか弾んだ声で言います。
「そうだね」
　リンスもそれに微笑みで応え、今日がどんな一日になるのかと少しだけ、思いを馳せました。

◆ごあいさつ。
　初めまして、あるいはこんにちは。灰島懐音と申します。
　ガイドを一読してくださってありがとうございます。


◆内容について。
　夏も終わったかな、というある日のこと。
　秋を感じ始める今日この頃。
　そんな一日のお話です。
　厳密には九月のいつかなんて決めていないので、いつでも結構です。
　九月一日に夏休みの宿題に追われたっていいし、
　来月に迫ったハロウィンに心を躍らせるのもまた一興。
　みなさまお好きな一日をお過ごしください。


◆NPCの動向。
　リンスとクロエ……大概の日は工房でゆっくりと。たまにヴァイシャリーまで買い出しに行ったり、それくらい。
　紺侍……夏休みはおしまいです。課題に追われたりバイトをしたり、色々と活動的だそうです。それゆえ工房には顔を出しておりません。
　フィル……ケーキ屋『Sweet Illusion』は年中無休です。いつも笑顔でお出迎え。男装女装、ご希望あればどうぞ。なければ基本、男装で。

　誘い出し可能なのは灰島の所有するNPCのみとなります。
　公式、他マスターさまのNPC等は登場させられませんのでご了承くださいませ。


　それでは、みなさまのお越しをお待ちしております。

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