空京大学

　”聖地”とは即ち、大地に無尽に走る、目に見えない”力”――地脈が交わり、溜まる、パワースポット……”力場”である、と、そう、イルミンスールの大魔女、アーデルハイト・ワルプルギス（あーでるはいと・わるぷるぎす）は語りました。


遥か南海の浮き島、聖地セレスタインから、『魔境化』を逃れ、またさらわれたと思われる一族の勇者、アズライアを追って、空京へと渡って来たヴァルキリーの少年、コハクは、自らを”災厄”だという、『ヒ』と名乗る謎の少年の襲撃に遭い、その背に呪詛を受けてしまいました。

　彼は片翼を失い、飛べなくなってしまったのです。

　聖地と呼ばれる”力場”を『魔境化』しようと企む『ヒ』は、その後、空京郊外に現れ、ヒラプニラ南部の氷雪地帯に存在する聖地が、次に魔境化する力場だと言い残したのでした。


　ヒラプニラ南部の氷雪地帯には、モンスターも多く、ドラゴンの姿も確認されているといいます。
　しかし一見して建造物や遺跡らしきものはありません。

　そんな中で、『ヒ』の仲間であり、『ツチ』という名の巨漢の男が、この地を魔境化すべく、画策しているのです。

　この事態に際し、現在別件で大規模な作戦行動中であり、また、鏖殺寺院の動向についても不穏な気配を感じているシャンバラ教導団では、戦力の分散を避けるべく、部隊の編成・派遣を見送ることに決めました。

　一方で、彼らに情報を提供した『ヒ』自身は、ヒラプニラではなく、イルミンスールの森に存在する聖地を魔境化させるべく、かの地へ向かうというのでした。

　コハクが気になるのは、イルミンスールに向かう『ヒ』のようです。



　そしてザンスカールの町では、迷子の祖父を追いかけて辿り着いたハルカ一行が、いざ捜索を開始しようとしていたのでした。

　第２回です。
　当シナリオは、比較的、上級者ではない方向けとなっているような感じですので、初回より継続の方も初めての方もお気軽にどうぞ。
　シナリオガイド本文中にも明記いたしておりますが、ヒラプニラ南部の聖地におきまして、シャンバラ教導団による部隊の派遣はありません。
　ＮＰＣをアイテム利用しようとするよりも、自分が活躍する方法を考えた方がかっこいいんだぜ！

・ヒラプニラ南部の聖地に行き、その内部を調べる

・ヒラプニラ南部の聖地に行き、『ツチ』を倒す！

・『ヒ』を追って、イルミンスールの森へ行く。

・ハルカに関わり、おじいちゃん捜しを手伝ってあげる