空京大学

　イルミンスールの森の奥深くに存在する、聖地ブルーレース。
　ヒラニプラ南部に存在した聖地は、機晶姫の一族による、地下に造られた機械的な町で護られていましたが、この聖地は、自然の形のまま、出来うる限り人の手を入れないようにと、ひっそりと存在していました。
　その聖地は、森や周囲の沼などに存在する獣や魔物などの自然の存在と、守り役たるヴァルキリーの一族によって、密かに護られています。

　けれど、”守り人”インカローズにとって、その役目は、自由を奪うものであり、存在を縛るものであり、足枷で、重荷でしかなかったのです。

　聖地の外から来た人達。
　そして、聖地を魔境化しようとする者。

　その存在を目の当たりに、胸の内に何を思ったのでしょう。
　彼女は、自らの使命を放棄してしまいました。

　護らなければならない、聖地の力の調和を司る”種”と呼ばれる鉱石を取り出して、インカローズは告げたのでした。
「欲しければあげるわ。こんな物……」


　一方、飛空艇によって、『魔境化』してしまったヒラプニラ南部の聖地クリソプレイスより脱出した一行は、飛空艇の燃料切れによって、砂漠地帯に墜落してしまいました。
　燃料の補充は不可能らしく、一刻も早くイルミンスールの仲間達と合流する為に、飛空艇を乗り捨てて先に進むしかありません。
　このまま砂漠を北上して進むか、
　一旦荒野まで出てから街道を北上して行くか、
　ルートを選択する必要があるようです。

　しかし砂漠地帯には最近、「奴等に襲われたら髪の毛１本残らない」と噂されて恐れられる、『砂賊』なる強奪者の存在が確認されています。
　荒野の街道を行くルートが最も一般的ですが、最もパラ実カツアゲ部隊の多いルートでもあります。


　そしてまた、一方、祖父を追ってザンスカールに辿り着いたハルカ一行を待っていたのは、祖父ジェイダイトが、すれ違いでザンスカールを出たという情報だったのでした。

　第３回です。
　シナリオガイドに、メインＮＰＣであるコハクが全く載っておりませんが、今回彼の動きは皆さんのアクション次第になるのではないかな？　と考えております。動かないＮＰＣで全く困ったものですが、よろしく面倒をみてやってくださいませ。

・イルミンスール聖地で、インカローズ、または『ヒ』と関わる

・最善ルートを選択し、イルミンスールに向かう

・ハルカに関わり、おじいちゃん捜しを手伝ってあげる