嘆きの邂逅~離宮編~(第3回/全6回) リアクション公開中! |
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シナリオ名:嘆きの邂逅~離宮編~(第3回/全6回) / 担当マスター:
川岸満里亜
「ヴァイシャリーの貴族達と鏖殺寺院の繋がりですが」 ○ ○ ○ ○ 国頭 武尊(くにがみ・たける)は十分警戒していました。 ただ、周囲はとても暗く安易に照らすことも出来なかったため、技能を駆使しても罠を見破ることは非常に難しかったのです。 (先遣隊が離宮に転送されてから1日以上たったが、離宮に潜んでいる者達からの反応は特に無い。本来なら、転送直後に襲撃を受けても不思議じゃない) パートナーのシーリル・ハーマン(しーりる・はーまん)のゴーレムの動きを見ながら、彼はそんなことを考えていました。 (離宮は現在全ての機能が休眠状態で、宮殿内部の探知機的な物に、引っかかる事で、離宮の本来の防衛機能が作動するんじゃないだろうか) 慎重に、慎重に居住区入り口に近づいていた武尊を初めとするメンバー達は……。 カッ 突如、降り注いだ光に打たれてしまいました。 「皆、大丈夫……っ」 隊長の風見瑠奈(かざみ・るな)が苦しげな声を上げます。 「全く問題ない」 体に痛みは走りましたが、武尊とシーリルは軽傷です。 彼等の後ろについていた契約者達にも重傷を負った者はいませんでした。 ただ、先行させていたゴーレムは殆ど壊れてしまいました。 気付けば、周囲に光が灯っています。 まるで、離宮全体のスイッチが入ったかのように……。 ○ ○ ○ ○ 本隊転送後、ソフィア・フリークスは倒れこんでしまいました。 百合園女学院の保健室のベッドで休む彼女に桐生 円(きりゅう・まどか)と春夏秋冬 真菜華(ひととせ・まなか)が交代で付き添って世話をしています。 白百合団員達も保健室の窓やドアの前で警備をしています。 「思ったより負担が大きかったようです……。ですが調査が始まったようですし、無理をしてでも、早めに増援を送りたいところです」 半身を起こし苦笑しながら、ソフィアはちょうど2人揃っていた円と真菜華を見回して、こう言いました。 「考えてみたのですが、できれば……私と契約してはいただけませんか? お2人共、思い切ったことも出来そうな方に見えますし、私に良くしてくださいますし……。契約をすれば、転送などの力の行使ももっと楽になると思うんです」 ソフィアの言葉に、円と真菜華は顔を見合わせました。 「次に離宮に人や物資を転送する際、私も離宮に向おうと思います。回復が遅ければ離宮に留まる時間が増えてしまうでしょう。……といいますか、先ほど戴いた連絡によると離宮に明かりが灯ったそうです。離宮を直接見れば、私の記憶ももう少し戻るかもしれません。その際には、転送を担当するより共に戦った方が力になれるかもしれません」 つまり、場合によっては戦いが終わるまで、戻ってこない可能性もあるということです。 「お2人が無理なら、作戦総指揮官の神楽崎 優子(かぐらざき・ゆうこ)さんに相談してみようかと思います」 ソフィアは保健室の入り口に目を向けました。 入り口の警備を担当している白百合団員は優子のパートナーのアレナ・ミセファヌス(あれな・みせふぁぬす)です。アレナは不安げな目をして、携帯電話を握り締めています。 担当マスターより▼担当マスター ▼マスターコメント
こちらのシナリオは、百合園女学院のキャンペーンシナリオですが、優先学園はありません(男性も会議や作戦にご参加いただけます)。 ▼サンプルアクション ・ミクル達に質問 ・ソフィアに差し入れ ・本部で情報を把握する ・陣で体制を整える ・調査をする ▼予約受付締切日 (既に締切を迎えました) 2010年04月24日10:30まで ▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました) 2010年04月25日10:30まで ▼アクション締切日(既に締切を迎えました) 2010年04月29日10:30まで ▼リアクション公開予定日(現在公開中です) 2010年05月18日 |
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