【裂空の弾丸――ホーティ盗賊団サイド――】綺麗な花には何がある? リアクション公開中! |
シナリオガイド盗賊団を追ってたどり着いた先は……女だらけの浮遊島!?
シナリオ名:【裂空の弾丸――ホーティ盗賊団サイド――】綺麗な花には何がある? / 担当マスター:
流月和人
◆ ◆ ◆ 【裂空の弾丸】シリーズのこれまで ◆ ◆ ◆ 不慮の事故で起動してしまった、 地球とパラミタを消し飛ばす恐るべき機晶兵器無転砲。 この危機を乗り越えるすべを探すため、 契約者たちは不思議な力を宿した機晶石を持つ少女ベルネッサ・ローザフレック(べるねっさ・ろーざふれっく)――ベル――と共に ヒラニプラ上空に出現した浮遊島を目指しました。 行く手を阻む敵を退け浮遊島の目の前までやってきた一行ですが、 同行したホーティ盗賊団がベルの機晶石を奪い去ったため、 彼らの乗った大型飛空艇はコントロールを失ってしまいました。 飛空艇はなんとか浮遊島に不時着したものの、機晶石がなければ旅を続けることができません。 ベルたちが飛空艇の修理などを行っている間、契約者たちは盗賊団を追うことにしました。 ◇ ◇ ◇ 「ちょっとバルク! どうにかおし!」 「定員オーバーでさあ!」 ベルたちの大型飛空艇に積まれていた脱出用小型飛空艇に乗ったはいいものの、 ホーティ盗賊団の三人、ホーティ、バルク、ルニも墜落の危機に瀕していました。 巨体のバルクを含めた三人が乗るには無理があったようです。 「それじゃああんたが降りな!」 「そんな、姐さん! 殺生な!」 「堕ちる」 飛空艇はきりもみ落下を始めました。 「あたしゃ飛行魔法は使えないんだよ! ひやあああああーーーーー」 「死にたくねえー!」 「……(観念)」 二人が絶叫し一人がそっと目を閉じたその瞬間、 ブンッ 三人は飛空艇ごと姿を消しました。 「ーーーーーーあ?」 「い、生きてるぜ……!」 気がつくと、三人は地面の上にいました。 助かったことに安堵しつつ、何が起こったのかと辺りを見回していたところ、 三人の前に一人の女性が現れました。 「ようこそ、常艶(とこつや)の島“ティブルシー”へ。 近くでお困りのところをお見受けしたので、 勝手ながらこの島にワープでお招きさせていただきました」 抜群の美貌を備えたその女性は、優しく微笑んでそう言いました。 彼女はこの島のリーダーのようです。背後には幾人もの女性たちが控えています。 そして、その誰もが驚くほどの美人でした。 「ティブルシーは女性のみが住む島ですが、男性のお客様も歓迎いたします。 どうぞゆっくりしていってください。私はネフュラと申します」 ネフュラは三人に客室で休むよう勧めました。 「どうやらここは、ベルネッサたちが堕ちたのとはまた別の浮遊島のようだね。 お言葉に甘えてしばらくくつろがせてもらうとしようか。あたしゃ疲れたよ」 ホーティの決断で、三人はネフュラに従うことにしました。 ■□■ 「やれやれ、女しかいねえ島とはな。やりにくいぜ」 世話係の女性から一通り部屋の説明を受けた後、 バルクは客室を出て建物の中を散歩していました。 と、奥の方から何やら話し声が聞こえてきます。 「なんだ?」 バルクは、話し声のする聖堂のような空間の中をそっと覗き込みました。 「まさか地上人が現れるとは。 願ってもない僥倖でしたね。ネフュラ様」 「ええ。ついにこの機晶石の力を試せる時がきました。 地上人に取り付けると恐るべき能力を発揮するという言い伝えは本当なのか。 今から楽しみで仕方がありません」 「うまくコントロールできるとよいのですが」 そこでは、ネフュラとお付きの女性が怪しげな会話をしていました。 ネフュラの手には鈍い光を放つ緑の機晶石が握られています。 「あいつら、俺たちを使っておかしな実験をする気か!? 大変だ! 姐さんに知らせねえと!」 バルクは身の危険を感じてすぐさまその場を去ろうとしましたが、 「ぐああっ!」 背後から強力な一撃を受けて意識を失いました。 「ネフュラ様、随分と大きなネズミが紛れ込んでおりました」 「ちょうどいい。この男から実験を始めましょう」 ■□■ 一方ホーティとルニは、客室で出されたお茶とお菓子を味わっていました。 どちらもパラミタでは見たこともないものですが、大変美味です。 「“優勝者には豪華賞品! ティブルシー美女コンテスト”か」 ホーティは、ネフュラからもらったチラシの内容を読み上げました。 ちょうどこの後、ティブルシー名物の大々的な美女コンテストが行われるようです。 「ついてるね。あたしの魅力なら優勝確実だ。 賞品をこの機晶石と合わせて売っ払えばかなりの額になるだろうさ」 ホーティはベルから奪った機晶石を見て、にやりと笑いました。 「地球とパラミタが消し飛ぶなんて言われたって実感わかないよ。 そんなことを心配するより、ぱーっと遊んだ方が賢いってもんさね。 ルニ、あんたもコンテストに出るかい? まあ、その色気のなさじゃ話にならないだろうけど――」 ホーティがルニを振り返った時、外から大きな爆発音が聞こえてきました。 「何事だい? ちょっとルニ、どこに行くのさ!」 ルニは、何かを察知したかのように部屋を飛び出しました。 ホーティも後を追いかけようとしましたが、 それを遮るようにして世話係の女性が部屋に入ってきました。 「ホーティ様、そろそろコンテストのお時間です。準備を」 「分かったよ。ところで、さっきの音はなんだい?」 「音、ですか。私には聞こえませんでしたが…… コンテストを記念して花火でも上がったのではないでしょうか」 「ふーん、そうかい」 世話係の返答をさして疑問にも思わず、ホーティはコンテストへと向かいました。 ■□■ 「あれは……聞いた特徴からするとホーティ盗賊団のバルク? 様子がおかしいわね。我を失ったように暴れまわっているわ」 ティブルシー上空。 眼下に広がる光景を見つめる女性の姿がありました。フリューネ・ロスヴァイセ(ふりゅーね・ろすう゛ぁいせ)です。 彼女はベルたちを追って浮遊島に到着した後、ホーティ盗賊団を追う役目を引き受けたのです。 「行ってみましょう!」 異変を感じたフリューネは、ティブルシーへと急ぎました。 担当マスターより▼担当マスター ▼マスターコメント
扉絵は峰吉川さんに描いていただきました! ▼サンプルアクション ・バルクを正気に戻す ・コンテストに参加する ・美女と遊ぶ ▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています) 2013年04月15日10:30まで ▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました) 2013年04月16日10:30まで ▼アクション締切日(既に締切を迎えました) 2013年04月20日10:30まで ▼リアクション公開予定日(現在公開中です) 2013年05月08日 |
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