空京大学

　ドオオォオン

　ボオオォオ

　空京に、物々しい音が響き渡りました。
「ふ、二人とも、待つんだ！」
　トラブルメーカー養護教諭の、起木保（ききたもつ）はボロボロの白衣を揺らして懸命に走り、叫びます。
「バッサイーン、白雪！止まってくれ！」
　しかし、彼の呼ぶ二人……二体は待ちも止まりもせず駆け抜けます。
　ノコギリを持った小型伐採ロボットのバッサイーンは、くねくねと走り、ボブの黒髪が美しい、機晶姫の白雪（しらゆき）は、火炎放射器と六連ミサイルポッドを使用しながらバッサイーンの後を追います。
「誰か、二人を止めてくれ！」
　起木保は誰に宛てるでもなく叫びました。

　起木保にとってこれは、思いがけないことでした。
　白雪とバッサイーン、二体と共に空京に散歩に出掛けたところ、急にバッサイーンが駆け出し、白雪が赤い目を光らせ煙を上げながらバッサイーンを追いかけ、攻撃をし始めたのです。
　バッサイーンも白雪も、何かいつもと違う様子です。

　白雪のがむしゃらな攻撃のせいで野は焼け、大地には穴があく酷い有り様。このままでは、空京の美しい景色も荒野と化してしまいます。
　起木保の手には負えません。どうか皆様、二体が暴走した原因をつきとめて白雪とバッサイーンを止めてください。ご協力お願いします。

※白雪がつけている火炎放射器や六連ミサイルポッドは、起木保が作った、あるいは加工したものです。
　起木保は今回、何も武装していません。
　また暴走したあとの白雪は不安定な状態になります。

お久しぶりです、鳳羽です。初めましての方々もたくさんいると思います。
ともあれ、今後ともよろしくお願いします。

起木保は蒼空学園の人間ですが、他校の皆様の御参加も可能です。

前回からだいぶ間があいたので、起木保と白雪、バッサイーンについて簡単に説明します。
起木保は、蒼空学園溜池キャンパスの養護教諭です。
溜池キャンパスに様々なトラブルを巻き起こす人物で、機械いじりが大好きです。
そんな彼が作り出した伐採ロボットが、バッサイーンです。なりは小さいですが、力持ちでノコギリを常に携帯しています。
白雪は煌めきの洞窟の最奥に眠っていた機晶姫です。金属製の体の上に服を着ています。彼女が言うには、大戦中に煌めきの洞窟を守るため眠っていたそうです。
洞窟から起木保のもとに来てからも眠っていることが多かったとか。

簡単にまとめると、こうなります。
もっと詳しく知りたい方は、過去の「学園水没！？」「溜池キャンパスの困った先生達」などの作品を参照してください。
また以前、別シナリオで機晶姫の暴走があったようですが、今回の件は全く別物と考えてください。

そして、アクション投稿の際には、
・使用武器名
・使用スキル
・言わせたいセリフ（口癖などでも良いです）
のご記入をお願い致します。

白雪達の暴走を止められるのか、空京の景色を守ることができるのかは、皆様にかかっています。
どうかご協力お願い致します。

・白雪を攻撃して足止めする

・バッサイーンをしらべる

・荒れた空京の修復作業をする

・暴走後の白雪を再教育する