シナリオガイド
何かと引き換えに尻を差し出す必要があるなら……どうする?
シナリオ名:食材を巡る犠牲と冒険 / 担当マスター:
相景狭間
イルミンスール魔法学校の校長室。
エリザベート・ワルプルギス(えりざべーと・わるぷるぎす)は、ふと思いついて手を止めました。
「あぁ、そういえば。そろそろアレの季節ですねぇ」
そう言って、エリザベートは思いを巡らせました。
旬の特殊食材。けれど、自分で取りにいくのは、いかにも面倒です。
何しろ、それらは身体を張らなければ美味しくならない食べ物ばかりなのです。
ボディブローをしてくるスイカ。
カンチョー攻撃をしてくるトウモロコシ。
ビンタをしてくる枝豆の木。
関節技を仕掛けてくるゴーヤーの蔓。
その攻撃に耐えれば味が上がるという、実に面倒な食材。
一番美味しい状態で収穫するには、かなりタフである必要があるのは間違いないでしょう。
「となると、どぉするべきか……」
その植物の自生している場所は、イルミンスールにある暗い洞窟の中。
日の光を浴びると味が落ちてしまう為、一番美味しくなる方法は洞窟の中で食べる事です。
勿論、日の光を受けないように持って返る方法など幾らでもありますが……。
良い案を考えていたエリザベートは、とても良い事を思いつきます。
これは名案。
そう気付いたエリザベートは、実に楽しそうな笑みを浮かべます。
そうと決まれば、じっとしているわけにもいきません。
善は急げ。
食べ物の旬は、とても短いものなのですから。
■■■
「……というわけで、旬の食材をとってくるですぅ」
エリザベートはそう言うと、椅子に深く座りなおします。
「一番必要なのは、その紙に書いてあるリストですぅ」
紙に書かれているのは、いくつかの食材の名前です。
暗黒スイカ。
暗黒トウモロコシ。
暗黒枝豆。
暗黒ゴーヤー。
暗黒ジャガイモ。
こうして見ると暗黒と書いてある以外は普通ですが、それぞれの食材の下には、美味しい収穫の仕方が書かれています。
暗黒スイカ。
スイカの実がボディブローを繰り出してきます。避けず、防御せずに受ける事。スイカの動きが止まった瞬間を狙って蔓を絶つべし。
一つの蔓に、一個の実しか生りません。
暗黒トウモロコシ。
尻を狙って射出されます。尻で受けるのは自由ですが、それを持ってきたら許さんですぅ。
一回ごとに発射されるトウモロコシは一本です。
暗黒枝豆。
豆を取ろうとすると、葉っぱが一斉にビンタを繰り出してきます。抵抗せずに受けること。ビンタがやんだ瞬間に収穫するべし。
暗黒ゴーヤー。
蔓が関節技を仕掛けてきます。抵抗して蔓をちぎると味が落ちます。一人がやられている間に収穫すること。なお、一つとる毎に蔓が犠牲者を解放します。
複数とる場合、複数の関節技をうけることが必要です。
暗黒ジャガイモ。
左右に伸びた二本の蔓を、二人の人間が同じ力で同時に引く必要があります。
少しでも力やタイミングがずれた場合、味の格段に落ちたイモが地中から飛び出し、顎にアッパーを受ける事になります。
成功した場合、最高の状態で優しく地面から引き抜く事が可能です。
「他にも未知の食材が隠されている可能性もあるですぅ。今年の味の出来を確かめる為にも、収穫したものを少し食べてきても構わないですぅ」
幸いにも洞窟の最深部には、調理に最適な広い空間があるらしいのです。
洞窟の中に自生し、収穫に特殊な方法の必要な旬の食材。
それは果たして、どんな味がするのでしょうか?
担当マスターより
▼担当マスター
相景狭間
▼マスターコメント
はじめまして。
新しく蒼空のフロンティアのゲームマスターを務めさせて頂きます、相景狭間と申します。
どうぞよろしくお願い致します!
■探索について
洞窟の探索になります。
足場は悪く、明かりもありません。
太陽の光に弱い食材ですが、照明の明かりは大丈夫なようです。
ゴブリンやジャイアントバットといったモンスターが出現します。
どうやらゴブリンも食材を狙ってウロウロしているようなので、放置しておくと味の落ちた状態で乱獲されてしまうかもしれません。
▼サンプルアクション
・特殊食材をゲットしたい!!
・護衛行動
・料理担当
▼予約受付締切日
(予約枠が残っている為延長されています)
2012年06月25日10:30まで
▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)
2012年06月26日10:30まで
▼アクション締切日(既に締切を迎えました)
2012年06月30日10:30まで
▼リアクション公開予定日(現在公開中です)
2012年07月13日