シナリオガイド
生物を喰らい成長する野草 編
シナリオ名:暗き森の泣き声(第1回/全2回) / 担当マスター:
按条境一
イルミンスールの森の奥深くに、マンドラゴラの野草が生えています。
それは一般の人間が手に入れにくい貴重な魔法草です。
根っこの部分が人の形をしている奇妙な草。
校長のエリザベート・ワルプルギス(えりざべーと・わるぷるぎす)が、アーデルハイト・ワルプルギス(あーでるはいと・わるぷるぎす)の風邪を治す魔法薬を作るためにほしがってします。
40度以上の高熱と酷い寒気にうなされながら、アーデルハイトはベッドの中で寝込んでいます。
「うぅ…寒い…寒いのじゃぁあ…」
「大ババ様が風邪でたおれてしまいましたぁあ!」
エリザベートは病に苦しんでいるアーデルハイトの傍で、泣きながら必死に看病していました。
「一刻も早くマンドラゴラの野草を採取して来てほしいですぅ〜!タネでもいいですよぉ〜」
タネでも煎じれば野草と同等の即効性のある効果とはいきませんが、病を治すことがきるのです。
百合園でもラズィーヤ・ヴァイシャリー(らずぃーや・う゛ぁいしゃりー)が病で苦しんでいて、桜井 静香(さくらい・しずか)が大変気にかけている様子でした。
「アーデルハイトさんだけでなく、ラズィーヤさんも同じ症状の風邪をひいてしまったみたい…」
同じ女性として彼女たちを放っておけないという感じで、どちらともかなり気にかけています。
「どちらも心配だよ…。2人とも早く元気になってほしいな…」
どうやら静香も懸命にラズィーヤの看病をしているようでした。
イルミンスールの学園内にも、マンドラゴラを栽培している場所があります。
栽培しているものでなく、野生してるものを見つけて取って来るのはかなり大変でしょう。
しかもあまり取りすぎると、森に住んでいる精霊の力が弱まってしまうそうです。
人間たちが無用に取りすぎたせいで、マンドラゴラはかなり凶暴化していました。
また、盗賊以上のスピードで動きますから、捕らえるのも難しいようです。
大きく成長したものは、高さが6mもありますね。
森の妖精アウラネルクが守護している場所で、採取して持って帰るのも困難でしょう。
黄泉を彷徨う凶悪なクリーチャーも徘徊しているかもしれません。
「だれじゃ…わらわに無断で森を荒らすのは…」
アウラネルクはグリーンパールの長い髪をした美しい女性の姿です。
深いダークブルーの瞳で侵入者を探しては森を守護する力で捕らえていく。
「そなた…無事にここを出られると思うておるのか?」
見つかった者は捕らえられ、マンドラゴラの栄養源となってしまう。
マンドラゴラを引き抜く際、その悲鳴を聞いてしまうと気絶してしまいます。
気を失っている間に、森の怒りに触れたことで傷を負ってしまうかもしれません。
このまま何もしないままですと、アーデルハイトはずっと病で苦しんだままでしょう…。
担当マスターより
▼担当マスター
按条境一
▼マスターコメント
このシナリオは全2回となっています。
今回は第1回目です。
マンドラゴラを土から引き抜くには、防音対策するといいでしょうね。
かなり大きな声なので、耳栓では役に立ちません。
採取可能な場所へ進入するには、アウラネルクと戦って勝つことで通れます。
森を強引に通ろうとすることも可能ですが、攻撃をよけながらの行動になります。
採取可能な場所へ進入する場合は、人間を嫌う冷酷な性格のアウラネルクと戦うことになります。
勇気がある方は森の奥へお進みください…。
▼サンプルアクション
・魔法草のマンドラゴラを採取する。
・マンドラゴラの採取を邪魔するアウラネルクと戦う。
・何とかアウラネルクを説得したい。
▼予約受付締切日
(予約枠が残っている為延長されています)
2009年09月12日10:30まで
▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)
2009年09月13日10:30まで
▼アクション締切日(既に締切を迎えました)
2009年09月17日10:30まで
▼リアクション公開予定日(現在公開中です)
2009年09月29日