シナリオガイド
強襲!青少年健全育成装甲突撃軍!
「ななななななーーーんて破廉恥な魔術書ザマスことっ!?」
イルミンスール図書館の図書館にヒステリックな叫び声が響きます。
イルミンスール図書委員会、寒極院ハツネ書記長様のお怒りです。
並べられているのは生徒たちの作った同人誌ばかり。
その中にはちょっとヤバい本もあるかもないかも……。
「こんな本を生徒が勝手に作って売っているなんて風紀びんらんもいいところっ! 心の乱れは精神の乱れですわっ。よくもまあ……こんな本……こんな本……こんなこんなこんなこんなこなんなこんなこんなこんなぁぁぁぁぁぁーーっ!」
ばりべりびりばり。
ハツネ書記長様は片っ端から同人誌を破いてしまいました。
「あたくしが乙女の頃は手を繋ぐのでさえ……それを今どきのガキどもはっ……ク――ッ! 断っんんんじてゆるせませんわっ」
「あの、ハツネ様、実は、年末にこういった同人誌の即売会があるとか……」
と、側近がささやきます。
「なんですってぇ?」
ハツネ書記長様の目がぎらりと光ります。
「至急、最精鋭の青少年健全育成装甲突撃軍を派遣しなさい。わるい子供たちにはちょっとキツい鋼鉄製の『落とし弾』が必要なようですわねっ」
「はっ。直ちにっ!」
さあたいへんです。
イルミンスール魔法学校では、今年、空京国際展示場において、同人魔法書の即売会『マジケット(マジックブック・マーケット)』が行われる予定だったのです。
そこへ書記長直属の『青少年健全育成装甲突撃軍』、アイアンゴーレムとそれを操る魔女たちからなる軍団が侵攻しようとしています。
表現の自由のピンチです。……たぶん。
なんとかしてヤバい魔術書を守り抜かねばなりません。
マジケット主催者たちは、この情報をいち早く聞きつけ、イルミンスール魔法学校はもとより、実戦経験が豊富なシャンバラ教導団の生徒たちにも援軍要請を出しました。果たしてマジケットは生徒たちの自由な魔術書の即売会場でいられるのでしょうか? それとも青少年健全育成装甲突撃軍の鋼鉄の兵士達によって蹂躙されてしまうのでしょうか?
これはただのバトルではありません。
これはもう、戦争なのです。
担当マスターより
▼担当マスター
さかもとたけし
▼マスターコメント
今回は戦争シナリオ。陣地を守れるか否かがカギとなる防衛戦になります。暴虐非道な表現規制からマジケットを防衛せんとする同志諸君は学校を問わず参戦されたし!
空京国際展示場は有明の東京国際展示場をモデルに建設されました。作戦指示や人員配置はそれを参考にしても構いません。
単なるドンパチではなく、情報戦から心理戦、あらゆるアクションを想定してください。時刻は交戦開始から48時間前とします。お互いあれこれ仕掛けていくには充分な時間です。
今回はGA(グループアクション)として、空京国際展示場内やその周辺に自由にバリケードやトラップ(落とし穴など)をつくることができます。必要な人数は3人。それででひとつの『戦闘工兵分隊』ができあがります。ひとつの『戦闘工兵分隊』は、開戦前に1箇所だけ、バリケードかトラップをつくれます。開戦後は戦闘に参加することができます。ふたつの『戦闘工兵分隊』が連携して、より強力なバリケードやトラップをつくることもできます。
※マスターがセリフ好きなので、決め台詞以外にもしゃべらせたい台詞をどんどん送ってください。もっとカッコよくして欲しい場合は「こんな台詞しゃべらせたいんだけど」とご記入ください。好きにいじっちゃっていい場合はその旨お伝えください。燃えます。
※プレイヤー同士の絡みをほとんど必ず入れます。そのかわり登場シーンをおもいきって増やします。硝煙煙る戦場での固い絆が待っています。
▼サンプルアクション
・正面から対抗するより障害物の陰に隠れて戦う方が有利だから。
・戦闘に巻き込まれる可能性がある一般人を避難させるため。
・転売してカネを稼ぐ。
▼予約受付締切日
(予約枠が残っている為延長されています)
2010年01月01日10:30まで
▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)
2010年01月02日10:30まで
▼アクション締切日(既に締切を迎えました)
2010年01月06日10:30まで
▼リアクション公開予定日(現在公開中です)
2010年01月19日