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古戦場に風の哭く

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シナリオガイド

呪われた土地、囚われの魂を解き放って
シナリオ名:古戦場に風の哭く / 担当マスター: 藤崎ゆう

 風が、哭いていました。
 何も何も何もない、その場所で。
 ただ、風が哭いていました。



 街道から外れたその場所は、不毛の土地でした。
 草木一本生えないそこは、かつての大戦の跡地であると言われています。
 ですが、それならばパラミタを探せばいくらでもあるでしょう。
 その場所が他と違うのは、戦場となったそこが、小さな村だったという一点にありました。
 村を守るべく、或いは功を立てようと、集まった戦士。
 そして、力なき村人たち。
 巨大な力はそれら全てを等しく蹂躙し、消滅させました。
 突然断ち切られた生……願い・切望・命。
 戦士も村人も関係ない、無念。
 それらが彼らをこの世に、この地に繋ぎ止め。
 ただ、普通ならそれらもまた移ろう時の中で、ゆっくりと昇華されていくはずでした。
 なのに。
 村に邪悪なるモノを寄せまいと張られた結界。
 皮肉にもそれが働いてしまいました。
 村から邪悪なるモノを逃さぬと、真逆に。
 そして、彼らは『閉じ込め』られました。
 時から外れ、消える事も出来ず……ただ、後悔・無念・哀しみを抱えさせられたまま。

 長き永き、時。
 それは閉じ込められた『彼ら』には関係なきまま。
 それでも、彼らも土地も、時の流れとは無縁ではいられません。
 歪みは深みを増し。
 いつの頃からか、空に煌々と月の輝く夜。
 満月の夜、結界の中で彼らは微かに実体を取るようになりました。
 ただそれでも何も変わりませんでした。
 彼らは相変わらず閉じ込められたまま。
「もっと戦いたい」
「村人たちを守らなければ」
「子供だけは助けて」
「死にたくないシニタクナイしにたくない」
 死した時の気持ちだけを抱いたままで。
 だから、それは偶然でした。
 満月の夜、結界内に旅人が通りがかったのは。
 旅人は、殺され。
 そうしてようやく、その土地に近いツァンダが気付きました。
 その土地の事に。
 結界が、既に限界を迎えている事に。
 このまま放っておけば内側から結界が破裂し、周囲にツァンダにどんな悪影響を及ばすか分からない事に。
 それ故の、依頼。
 この呪われた土地を、浄化して欲しい、と。


担当マスターより

▼担当マスター

藤崎ゆう

▼マスターコメント

 初めましての方も、またお会いできましたねの方も、藤崎ですこんにちは。
 今回は、呪われた土地の浄化というか、囚われ続ける魂を解放して下さい、なシナリオです。
 基本的には場を清めるのですが、無理やりすると中の魂達の無念が爆発して結界が吹き飛んでしまうので。
 戦士と戦ったり村人を宥めたりで無念を無くすor軽減する→土地を浄化する、感じでしょうか。
 シリアスになるかほのぼのになるか混沌とするかは、いただいたアクション次第です。
 皆さんのアクションを楽しみにお待ちしています。

▼サンプルアクション

・戦士と戦う

・村人を慰める

・土地を浄化する

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2011年11月08日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2011年11月09日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2011年11月13日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2011年12月03日


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