空京大学

このシナリオを含む、11月27日（日）まで公開の【重層世界のフェアリーテイル】後編へのシナリオ参加は、

【重層世界のフェアリーテイル】後編全体で、１ユーザー様につき最大２ＰＣまでの参加』
『マスターシナリオ１つにつき１ユーザー様１ＰＣまでの参加』
『同キャラクターの複数シナリオへの参加の禁止』

をお願い致します。

１ＰＣが２本のシナリオへの参加決定、また１ユーザーが所有するＰＣのうち、３ＰＣ以上の参加決定が確認できた時点で、参加した全てのシナリオにおいて白紙扱いとなります。ご了承下さい。

※ただし、追加募集になった場合はその限りではございません。
　追加募集になったシナリオに限り、上記のルールは適応されなくなります。

　ティル・ナ・ノーグ、ハイ・ブラゼル地方……そこに設置されたゲートを抜けた先のひとつ……通称、第四世界。
　ゲート近くの町は、ついにガンマン大会のその日を迎えていました。
　大会の参加者は、日の出と共に町の中心部にある広場に集まります。

　東の地平線から、今まさにゆっくりと太陽が昇りはじめています。
「大会の範囲はこの町の中。町から出たものは、失格と見なされます。また、決して市民には手をあげないように」
　大会の主催者である市長が説明をはじめています。
　……とはいえ、無法者が多く集まるこの大会のこと、警備員がずっと見張っているわけでもなく、卑怯な手を使うものも数多く居ます。

「優勝者はひとりのみ。あの太陽が西の地平に沈む時、この広場に再び戻って来たものが優勝です」
　夕陽が沈むとき、広場で勝ち名乗りを上げたものが優勝者です。もし名乗りを上げたものにまだ挑むものがあれば、彼らは広場で決闘することになります。それでもまだ挑戦車が居れば、挑戦車が居なくなるまで。

　つまり、この大会はその人物が優勝者であることに異論を唱えるものが居なくなるまで続くのです。

　広場に集まったものの中には、契約者たちの姿もあります。
　雅羅・サンダース三世（まさら・さんだーすざさーど）もそのひとり。
「この大会に無法者が優勝したりしたら、この町は無法が支配するようになってしまう……そんなことはさせない！」
　先祖から受け継いだバントラインスペシャルを手に、雅羅はますます意志を固めています。

　契約者の力を利用しようとしているものも居ます。
　無法者、“有情の”ジャンゴは手下の無法者たちを組織し、さらには契約者も引き込んで、この大会に優勝することでこの地を裏から支配しようとしているのです。
「そうすれば、『大いなるもの』の情報だって一緒に調べてやるさ。だから、俺が優勝できるように協力してくれよ」
　ジャンゴは邪魔者たちを自分たちのアジトにおびき寄せ、一網打尽にする作戦を考えているようです。

　ジャンゴが契約者以上に恐れているものこそ、不死身のガンマンコンビ、サンダラーです。
　銃弾を受けても倒れず、脅威の早撃ちと狙撃手だと言われています。
　サンダラーは戦う相手全てを殺してきました。
　もしサンダラーが優勝すれば、前回や前々回の大会と同様、参加者全員を皆殺しにしようとする、とみられています。





「あたしは大会に出る。やっぱり、兄さんの仇であるサンダラーと戦いたい。……でも、あなたたちが調べてくれたこと、やっぱり気になるわ」
　第四世界のガンマン、ジェニファー・リードも大会に参加するようですが、その表情は晴れやかとは言えません。

「『大いなるもの』とサンダラーには何か関係があると思う。そして、やつらがこの大会に優勝してしまったら、取り返しがつかないことが起きるような……」
　ジェニファーは契約者たちの話を聞いて、確信したことがありました。
「本当ならこの地に住むあたしたちの問題なんだけど……『異郷から来たりしもの』が閉ざされた世界に光を与えるっていうなら、解決するには、あなたたちの力が必要なんだと思う」

　告げて、ジェニファーは頭を下げます。
「サンダラーの正体、そして『大いなるもの』の封印について、調べて。あたしは、なんとか……サンダラーの動きを見張ってるから」





　はたして、大会に優勝するのは誰でしょうか？
　そして、契約者たちはこの地に封じられた『大いなるもの』の正体に辿り着くことはできるのでしょうか？
　答えは、この日沈む夕陽だけが知っています。

　もうすぐ、１２月ですね。一年を締めくくる月であると同時に、イベント毎も多いので、忙しい時期だと思います。

　そんな時期にふさわしく、本シナリオは「重層世界のフェアリーテイル」の第四世界における決着を扱った内容となっております。
　ついにガンマンたちの大会が開催され、無法者は支配を、女ガンマンは復讐を、災難体質の契約者は正義を求めて参加します。
　一方で、第四世界に渦巻く脅威がその形をおぼろげながら見せ始めています。

　果たして、あなたは大会に参加して優勝を目指すのでしょうか。それとも、この世界に迫る異変の正体を暴くために奔走するのでしょうか。
　いずれにしろ、この物語の結末を決めるのは、あなたのアクションです。

　ちなみに……
　おおよそ、ガンマン大会は３つのパートに別れます。アクション中で、以下のいずれのタイミングで何をするかを宣言すると、シナリオの流れに乗りやすくなると思います。
朝：大会の開会式が終わった直後です。開始直後のため、参加者が広場周辺に集まっています。
昼：大会の中盤です。町全体で戦いがおきているでしょう。
夕方：大会の終盤です。生き残っている優勝候補者は再び広場に集まり、決闘によって優勝者を決めなければなりません。


■クラス適性
　以下のクラスは第四世界において高い適性を持ち、適性のないクラスよりも有利になります。

　ソルジャー(兵卒)、スナイパー(狙撃手)、ヘクススリンガー(魔銃士)、クイーン・ヴァンガード、ジャスティシア(判官)、トレーダー（商人）、バトラー(執事)、メイド(給仕)、セイヴァーシード(種もみ剣士)、・セシャネル（家令）、トラベラー（旅人）

・大会に参加し、優勝を狙う

・大会に参加し、ジャンゴに協力する

・情報を集める