『C』 ~Crisis of the Contractors~(後編) リアクション公開中! |
シナリオガイド【イコン参加可】契約者たちに迫る『C』の影。無事にプログラムを終えることができるのだろうか?
シナリオ名:『C』 ~Crisis of the Contractors~(後編) / 担当マスター:
瓜生和希
アメリカの契約者養成機関「ワシントンコントラクタースクール」にて始まった、人材発掘プログラム。それは順調に進行している……かに思えた。 * * * プログラム6日目。 「昨夜の女の子――『C』は未来からきたかも知れない?」 ナナシの言葉を受け、せつなは目を見開きました。 「奴はこう言っていた。『未来において、脅威となるもの……抹殺する』と。迷いなく俺たちに敵意を向けてきたことも考えると、向こうはおそらく俺たちのことを知っている」 「だから、あなたと同じ未来からきた、って考えたのね。 でも……プログラム参加者の顔は全員覚えたつもりだったけど、あんな子はいなかった気がするわ」 「『C』の能力によっては、自在に姿を変えることができても不思議ではない。参加者の誰かに成り済まして、俺たちの隙を窺っていると考えるのが妥当だ」 彼が「C」の祖であると睨んでいるのは6人。 ワシントンコントラクタースクールのイコンパイロット、トーマス・ハミルトン。 彼のエンジニアを務めるケビン・サザーランド。 王立ヴィクトリアカレッジ次席、『ロード・オブ・グリモワール』ことパトリシア・ブルームフィールド。 超能力の申し子、サーシャ&ミーシャ姉弟。 オブザーバーを務める天才幼女、西枝 レイ。 「うーん……ナナシが怪しいって言ってる中だとサーシャとミーシャがどうにも『C』な気がするわ。姉弟ってことにして参加することもできそうだし」 「『C』はそもそも人為的に造られた存在だ。研究所所属ということも合わせれば――」 その時、ドアをノックする音が二人の耳に入りました。 「あっさっだよー、眠ってたらさっさと起きなさーい!」 「起きてる」 ドアの向こうから聞こえたのは、レイの声でした。 「分かってると思うけど、今日は予選会だからね。集合時間に遅れないように!」 最終日には生身部門とイコン部門のトーナメント大会があると発表されていますが、6日目の今日はその予選会が行われることになっているのです。 レイの足音が聞こえなくなったところで、せつなはナナシに問います。 「そういえば、『C』の能力は理解しているって言ってたわよね? だったら、その祖の能力も知っているんじゃないの?」 「ああ。ニルヴァーナ新人類帝国皇帝となったその人物の顔を知る者は敵の幹部だけだ。だが、その能力と『C』としての名は知られている」 そして、彼は答えました。 「コード:ゼロ。その名の通り、ゼロを支配する者。奴の前には、全てが無意味だ。 奴がその力の真の意味に気づいてしまう前に、始末しなければならない」 * * * (この気配は……) テレサはワシントンコントラクタースクールの敷地内に、『C』とは別の「化物」の気配を感じました。 (先日のコード:S^2よりも強力かつ禍々しいですね。わたしに倒せるのでしょうか……) 不安になりつつも、首を横に振ります。 (弱気になってはダメです! 執行官として一人前になるためにも、もっと心を強く持ちませんと) * * * 某国某所。 「やあ、目ぼしい子は見つかったかい?」 “彼”は、テレパシーで人材発掘プログラムに参加している『同類』に呼びかけました。 「……へえ、なるほど。だけど、契約者をあまり甘く見ない方がいいよ。ボクも一度、こっぴどくやられたからね。 何、準備はできてるよ。プログラムの最終日は明日、だったね」 “彼”は口の端を釣り上げました。 「ボクたちの世界デビュー戦は、派手に決めようじゃないか」 担当マスターより▼担当マスター ▼マスターコメント
地球が舞台となるシナリオ『C』の後編です。 ▼サンプルアクション ・予選会に参加する ・プログラム参加者として予選会に参加する(NPC) ・せつな、ナナシに協力する ・テレサに協力する ▼予約受付締切日 (既に締切を迎えました) 2012年09月18日10:30まで ▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました) 2012年09月19日10:30まで ▼アクション締切日(既に締切を迎えました) 2012年09月23日10:30まで ▼リアクション公開予定日(現在公開中です) 2012年10月05日 |
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