水琴桜花です。
ガイドをご覧いただきありがとうございます。
間があいてしまって申し訳ございません。パラミタ・イヤー・ゼロの最終回をお送りします。
そして、私にとってもこれが最後のシナリオとなります。
正真正銘、八紘零とのラストバトルです。悔いの残らないよう、想いのすべてをアクションに込めてください！
もちろん今シリーズが初めてという方も大歓迎です！
※また、今回のシナリオには、ＬＣを一人以上お連れのうえでご参加いただきますようお願いします。
※こちらのリアクションは、下記の公開予定日より１週間後の公開となります。ご了承ください。
■ガイドの補足
永遠樹と虚空樹の種ですが、２０２４年の段階ではまだ発芽する力はありませんでした。しかし、契約者たちの『未来を変えたい』という働きが高まったことで、時空に特異点が発生し、ふたつの世界樹の発芽を促したのです。
また、それにより時空に歪みが生じ、今とは違う世界軸のパラミタ大陸が、幻影として現れました。
※以降、現在のパラミタの世界を『世界軸Ａ』。幻影となった大陸が存在する世界を『世界軸Ｚ』と呼びます。
特異点が発生しなかった世界軸Ｚは、前回のシナリオで零が企んでいた【赫空（せきくう）の儀式】が完成した世界となります。（零が自分のＤＮＡを組み込んだ子供を、他の契約者に無理やり産み落とさせる）。この時点で、零は自ら発明した人工幹細胞ＺＥＲＯ細胞を使い、不老不死となりました。
零は儀式の完成後、自分の遺伝子をもつ子供たちで軍隊を結成します。そして約１００年もの戦いの果てに、パラミタ統一を成し遂げるのです。
永遠樹が発芽するのは、その約１万年後です。零はすぐに永遠樹と契約すると、時空を超える力を手にして、【ジェネシスの終焉】にとりかかります。ジェネシスの終焉とはＺＥＲＯ細胞を永遠樹に取り込み、他の契約者のゲノムに自分のＤＮＡを組み込んだ子供を、未来永劫にわたって生み続けるという、究極の計画です。
その後、零は約９万年ものあいだ、永遠樹の果実（ジェネシスの終焉で生まれた子供）を食べて生き長らえます。９万年かけて大地の生命力を吸い尽くし、ついにパラミタ大陸は消失してしまうのです。
大陸を失った零は、永遠樹と融合した状態で時空をさまよっていましたが、２０２４年の世界軸Ａにて発芽した永遠樹を通り、ふたたびこの世界に姿を現しました。
少しわかりづらいかと思うので、以下に世界軸Ｚの年表をまとめておきます。
２０２４年・赫空の儀式完成。ＺＥＲＯ細胞により、零は不老不死に。
２１１３年・零と子供たちによるパラミタ統一。
約１２０００年・永遠樹が発芽。零が永遠樹と契約する。【ジェネシスの終焉】完成。
約１０００００年・パラミタ大陸消滅。零が永遠樹を通って、世界軸Ａ（２０２４年）にやってくる。
時空を行き来する力を手にした零は、たとえひとつの世界軸で殺したとしても、別の世界軸から何度も現れます。
零の再来を防ぐ方法はただひとつ。永遠樹を破壊することです。永遠樹を破壊すれば、パートナーロストの効果により、すべての世界軸にいる零が死亡します。
しかし、永遠樹には通常の攻撃が効きません。
破壊するには、永遠樹の根っこに、虚空樹をぶつけて対消滅させる必要があります。
●対消滅の方法
アトラスの傷痕から生えている部分は、あくまでも永遠樹の先端部分です。根っこは、世界軸Ｚのパラミタ大陸の幻影（以下、パラミタ大陸Ｚ）から生えています。
そのため、上空に浮かぶパラミタ大陸Ｚまで虚空樹を運ばなくてはなりません。
虚空樹は全長で１００メートルほどあり、とても大きく重いため、運ぶにはイコンが必要です。
今回のシナリオ成功には、イコンで虚空樹を運ぶアクションが必須となります。我こそはという方は、掲示板で表明の上、ぜひぜひご参加ください！（もちろん、複数人における連携プレーも可能です。途中でエネルギーが切れないよう気をつけてください）
また、八紘零は自分が死んだとき、別の時間軸からやってきた自分をサポートするため、三種類のロボットを出動させるよう設定していました。
◇インテグラ・ホース
◇インテグラ・ドラゴン
◇インテグラ・ドラゴンキング
これらは、ニルヴァーナに存在した零の軍事組織ＥＪ社によって開発されたもので、チェスではなく将棋をモチーフにしたインテグラ（もどき）です。性能は本物のインテグラには及ばないものの、強力な無人ロボットです。
ホースとドラゴンは、それぞれ数十体の出撃が報告されています。
ドラゴンキングに関しては、一体しか製造されていないようですが、その性能はほとんど不明です。
機体の詳細は、以下のとおりです。
インテグラ・ホース
機体サイズ
S
移動タイプ
地上
形状は馬。
ガントレットをはじめとする非常に厚い装甲で、耐久力が高い。
目から遠距離射程の電子ビームを出す（ダメージ属性は雷電）。
電子ビームの威力はさほど強くないが、精度はかなり高い。
主に、空中のイコンを牽制する行動を取る。
インテグラ・ドラゴン
機体サイズ
M
移動タイプ
飛行
形状は龍。
翼状の高性能飛行ユニットを搭載し、機動力が高い。
重火器を内蔵しており、口から炎熱属性の攻撃をくりだす。
射程距離・精度はホースに劣るが、威力はかなり高い。
主に、虚空樹を運ぶイコンと、それを守る機体を攻撃する。
インテグラ・ドラゴンキング
機体サイズ
L
移動タイプ
地上・飛行
形状は人。
機体の半分はある巨大な超高周波ブレードを持つ、ＥＪ社の最終兵器。
人体に限りなく近い構造で、複雑な動きが可能。
頭部にはＡＩが搭載されており、簡単な会話程度ならできるらしいが、性能の多くは謎に包まれている。
パラミタ大陸Ｚ付近に待機している。
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これらインテグラもどきを迎撃しないかぎり、虚空樹を運びきるのはまず不可能でしょう。
ただ、虚空樹は世界コイルから発芽しているため、なかに神々の英霊がとじこめられています。(『ＮＡＫＥＤ編』あるいは『用語集・世界コイル』を参照ください)
もし戦力が足りないと判断した場合、なかにいる英霊を呼び出していっしょに戦うことができます。
英霊の出典・性格等の設定は自由です。強さや性能は、プレイヤーのイコンとほぼ同じになります。
※永遠樹を対消滅させるアクションのみ、イコンでの参加が可能です。
●星辰異常
消滅した浮遊島の幻影とともに、激しい天災がおとずれる謎の現象です。
今回のシナリオでは、パラミタ大陸Ｚの幻影によって、世界軸Ａのアトラスの傷痕周辺にオーロラが荒れ狂っています。
強烈な磁気嵐も発生し、シャンバラ地方の一部では停電が起きています。
かつてハイナの【太陽がおっぱい作戦】で蓄えた電力により、なんとか供給をまかなっていますが、いずれは電力不足が深刻化して空京の首都機能が麻痺するかもしれません。
しかし、ちょうど空京には、世界コイルから出てきた太陽神・亞麻 天羅子（あま てらす）が遊びに来ています。彼女の前で裸踊りをすると太陽光が発生し、それをソーラーパネルに当てれば電力に変えることができます（『ＮＡＫＥＤ編』参照）。
「停電が気になる」という方、あるいは「四の五の言わず裸になりたい！」という方は、亞麻 天羅子の前で裸踊りをしてみるのも一興でしょう。
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アトラスの傷痕周辺を飛び交うオーロラには、光輝属性の魔法攻撃に似た効果があります。また、一定の確率で毒を与えます。
オーロラによるダメージは、イコンにも有効です。
ただし、インテグラもどきには光輝ダメージを無効化する対策が取られています。これによりプレイヤーの光輝属性の攻撃も無効化されます。
生身のキャラの場合、オーロラによって死んだり重傷になるということはありませんが、なにも対策をとらないと途中で行動不能になってしまう場合があります。
八紘零がいるアトラスの傷痕周辺にアクションをかける方は、ご注意ください。
また、星辰異常が起きるときには、必ずその島の生存者が精神に何かしらの異常をきたしています。今回の場合、生存者の零はもともと気が狂っていましたが、更なる狂気で自分の遺伝子を残すことに執着しています。
生存者をなんらかの方法で落ち着かせれば、星辰異常は鎮まるとされており、パラミタ大陸Ｚのケースでは零の意識を失わせることだと判明しています。
●八紘零（はっこう れい）
原発跡地の地下から生えた永遠樹と融合しています。
幹の一部に、顔だけが浮かび上がっている状態です。ときおり、枝を振り乱して攻撃してきます。
世界軸Ｚに分岐する前とは同じ人物であるため、これまでのシナリオにおける零の記憶は共有しています。
永遠樹への攻撃は効きませんが、零の顔に対しては有効です。永遠樹と融合しているためタフネスは相当高いですが、殴り続ければそのうち死にます。
仮に、永遠樹の対消滅が起こった場合、零は自ら根を切ってパートナーロストによる消失から逃れます。
こうなると、零は時空を渡る力を失っていますが、彼のことです。そのまま潔く諦めるとは思えません。
永遠樹から独立した後、零はドリアードのような姿で契約者を襲い、この世界のパラミタに自分の遺伝子を残すため、最後の悪あがきをするでしょう。
忘れてはならないのは、星辰異常を鎮める方法が、零の意識を失わせることだけだという点です。
零が永遠樹と融合したままであろうと、独立してドリアード化していようと、それは変わりません。
いずれにせよ、シャンバラの治安を守るために、零を前後不覚にさせることが急務です。
眠らせる。殺す。意識が保てない苦痛を永遠に与える――。
その選択は、すべてプレイヤーさんのアクションで決まります。
また、永遠樹と融合している状態の零は、その果実としてセルフィッシュジーン・ウォーカー（利己的な遺伝子の旅人）を生み落とし、契約者たちを襲わせます。
●セルフィッシュジーン・ウォーカー
パラミタに住む人間のゲノムに、零のＤＮＡを組み込んで作った子供です。永遠樹の果実として生み落とされます。
彼らは、「ソウルアベレイター」と「ジーンウォーカー」を前提とした創世クラスとなっており、すべての行動原理を零の遺伝子をこの世に残しつづけることとインプットされています。
ステータスやスキルは、オリジナルとなったキャラクターを合わせたのとほぼ同じです。
外見もまた、元になったキャラクターに似ており、オリジナルの外見年齢より少し若い程度です。
複数のキャラによる子供の場合、それぞれのキャラの特徴が凝縮された外見となります。
ただ、目元だけは零にそっくりで、眼窩が落ち窪み、澱んだ瞳をした暗い雰囲気になっています。
零との子供とはいっておりますが、彼らはあくまで遺伝子を混ぜあわせた人造人間のようなものです。そのため、男女関係なく子供がつくられます。（もちろん零とのあいだに性的な接触はありません）
また、受け継いでいるのはあくまでも遺伝子だけで、記憶や人格は元のキャラクターとは異なりますのでご留意ください。
セルフィッシュジーン・ウォーカーの性格は、非常に陰鬱です。
シナリオ開始時に誕生しているセルフィッシュジーン・ウォーカーは、これまでのシナリオで零とかかわりをもった公式ＮＰＣとの子供たちです。
◇セレスティアーナ・アジュア
◇高根沢 理子
◇ハイナ・ウィルソン
◇フリューネ・ロスヴァイセ
◇長曽禰 広明
◇金 鋭峰
◇空京 たいむちゃん
さらに私のＮＰＣ、
◇花澤 愛音羽
◇ニコラ・ライヒナーム
の９人となります。
彼らのオリジナルも、全員アトラスの傷痕に向かっています。そのため、自身のセルフィッシュジーン・ウォーカーとちょくせつ対峙することになります。
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零は永遠樹から、常にセルフィッシュジーン・ウォーカーを生み落としつづけます。
そのため、イコン戦以外のリアクションでは、ＭＣとＬＣのゲノムに零のＤＮＡを組み込んだ子供が、最低一人は登場します。
また、プレイヤーさんが希望すれば、私のＮＰＣや公式ＮＰＣとの子供を、本人といっしょに登場させることができます。この場合、誰と誰の子供であるかを明記してください。
例・ＮＰＣの子供
ＭＣとＮＰＣとの子供
ＭＣとＬＣとＮＰＣとの子供……など
私のＮＰＣを登場させる場合は、アクション欄にそのままお書きください。
ただし、上記以外の公式ＮＰＣを登場させる場合は、ＬＣをひとり呼び出し枠として参加させてください。（こちらのＬＣは未登場となります）
オリジナルがすでに死んでいたり、行方不明やどこか遠くにいるといった場合でも、子供を登場させることができます。
ただしその場合は、本人の登場は不可となりますのでご了承ください。
セルフィッシュジーン・ウォーカーに対するアクションは、各キャラクターが一回ずつ可能です。つまり、ＭＣとＬＣは、別の子供にアクションがかけられます。（同じ相手でももちろんＯＫです）
零と対決する場合でも同様です。
というより、セルフィッシュジーン・ウォーカーが零の攻撃手段のひとつであるため、零と対決するキャラクターは自身の子供との戦いが避けられないでしょう。
※一人のキャラクターが、二人以上のセルフィッシュジーン・ウォーカーにアクションをかけると、ダブルアクションとなってしまうのでご注意ください。
●セルフィッシュジーン・ウォーカーの対処法
・バトルで倒す
・愛を告白する
の二つになります。
前述のとおり、能力はオリジナルとなったキャラクターを合わせたのとほぼ同じとなります。足しても割らない強さになっているため、バトルで応じる場合は、そのあたりに注意してください。
もうひとつは、セルフィッシュジーン・ウォーカーの遺伝子にむけて、愛を告白する方法です。
記憶とは後天的なものなので、遺伝子とは本来べつのものです。
しかし、それが強い想いであれば、時間を超え、空間を超えて、遺伝子に刻まれているはずです。
セルフィッシュジーン・ウォーカーの遺伝子には、このパラミタでの思い出が、かすかに残されているでしょう。
時空をこえて出会った大切な人に、あなたの想いを、届けてください。
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また、アトラスの傷痕には、今は枯れているものの、愛を告白すれば水があふれ出るという伝説の竜哭（りゅうこく）の滝があります。（『涙の娘よ、竜哭に眠れ』あるいは『用語集・竜哭の滝』をご参照ください）
セルフィッシュジーン・ウォーカーにむけた告白の判定は、竜哭の滝が流れるかどうかがひとつの目安となります。
※ただし、セルフィッシュジーン・ウォーカーは、零と契約した状態になっています。そのため、告白が成功したとしても、零が死んだ場合はパートナーロストにより彼らも消失します。
なんらかの手段を用いて、子供たちをこの世界に残しておくのか。零の遺伝子の支配から逃れた世界で、再会を約束しながら別れるのか――。
いかなる結末を迎えるかは、すべてプレイヤーさんのアクションに委ねられています。
●ニコラ・ライヒナーム
虚空樹の種だった『世界コイル』の保有者です。
特殊な世界樹の種を共有していたことから、零とは昔から関わりがあったようです。
しかし、ニコラはなぜ過去のことを話したがらないのでしょうか。なにげに謎の多いキャラクターです。
可愛い顔をして、もしかしたらすべての黒幕かもしれません――（？）。
●零の手記
原子力発電所から発見された、零の手記です。地球にパラミタ大陸が現れたころ書かれたもので、冒頭にはZerolutionという文字が走り書きしてあります。
教導団により非公開になっていましたが、零が再来したのを機に公表されました。
とはいえ、手記に書かれているのは狂人の戯言です。真面目に読む必要はありません。
しかし、零が自分の遺伝子を残すことにこだわった、理由を知る一助にはなるでしょう。
ゼロリューションとは、すべての人間が私に至るための進化論である。
ただの所有欲と笑いたければ、笑うがよろしい。
私の願いは、そんな陳腐なものではない。
――願いは苦悩から生まれる。
私の苦悩は、次の一文に集約された。
『なぜ、この世界から戦争がなくならないのか？』
武器の売買で財を成し、軍事組織を設立する私が、戦争の廃絶を語るのは滑稽だろう。
だが、私が果たそうとしているのは。
平和のための戦争。
平和のための進化だ。
人間がもつ闘争本能をなくすのが、不可能ならば。
私は、世界を統一しなくてはならない。
世界の統一とはなにか。
それは盲目のままに愛し、その至高の愛のもとに隷属するという、素朴な身体性への回帰である――。
私は、パラミタを愛した。
否。
私は、パラミタ大陸、そのものを愛した。
愛による世界の統一。
愛による、パラミタの隷属。
古代の女王でも成し得なかった、神へ至る道！
その方法は唯一つ。
パラミタ大陸に、私の子供を孕ませることだ。
大陸を孕ませ、孕ませ、孕ませ、孕ませ、私は神になる。
永遠の神に。虚空の、神に――。
手記はそこで途切れています。
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ガイドは以上となります。ここまでお読みいただきありがとうございます！
ややこしいガイドになってしまい、読むのに負担をおかけして本当に申し訳ございません！
繰り返しになりますが、今回のシナリオにご参加いただく場合は、ＬＣを一人以上お連れのうえでお願いいたします。
また、一部特殊な判定になっておりますので、ガイドをよく読んだ上でアクションをおかけください。
本シナリオのアクションをまとめると、だいたい次のようになります。
【イコン参加可】（１）虚空樹を運び、永遠樹を対消滅させる
（２）空京で、亞麻 天羅子と裸踊りをする
（３）アトラスの傷痕周辺で、セルフィッシュジーン・ウォーカーと対峙する
（４）アトラスの傷痕周辺で、零と対決する
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このシナリオでは終わり方をいくつか用意していますが、これが“ハッピーエンド”というものはありません。
それぞれのキャラクターが抱く、それぞれの幸せに向けて、物語は最後の最後まで分岐していくでしょう。
蒼空のフロンティアのシナリオリリースはもうすぐ終わってしまいますが、パラミタの歴史はこれからも続いていきます！（グラシナの結果しだいでは終わっちゃうかもしれませんが……いや、終わらないと信じています！）
いずれ巡りあうかもしれない子供たちに、何を残し、何を伝えていくのか――。
あなたの想いを、未来へ届けてください。
みなさんの、素敵なアクションをお待ちしております！
