天御柱学院

波羅蜜多実業高等学校。

キマク近くのとある分校。

「てめえらぁ、誰に断ってここで商売してるんだ
パラ実ナメてんじゃ……グフォアッ！」

パラ実の四天王の頭がバットで叩き潰されました。

「クソがっ！！
……これからパラ実は“渋谷”に支配されんだよ、暴力も経済もな！」

バットを持った少年の名は蓮田レン。
今や渋谷だけでなく、全日本の不良を支配するチーム『ハスター』のヘッドでした。

レンは部下の精鋭チーマーと共に荒野の各地で“四天王狩り”を始めたのです。

その数日後。

キマク近郊に、ディスカウントストア
【首領・鬼鳳皇（どん・きほうてい）】がオープンしました。

「オレたち好みの品揃え！」

「ドージェ様が死んだ体から生えてきたんじゃっ！」

パラ実生の、いや不良の好みを熟知した店舗は瞬く間に人気を集め、
蛮族の間では【首領・鬼鳳皇（どん・きほうてい）】信仰まで登場していました。

その結果、

「……キマクは終わりだ」

かつてはドージェ信仰のメッカと言われ繁栄を見せていたキマクは、
シャッター商店街と化したのです。

「虚しい物です。
経済のグローバル化の前に、蛮族の商いなと瞬く間に吹き飛ぶ。
これからは我々が文明という物を教えてあげましょう」

レンのパートナー、ランスを持った英霊、ミゲル・デ・セルバンテスこそは、
世界的文学『ドン・キホーテ』の原作者だったのです。



レンの四天王狩りと、
セルバンテスの【首領・鬼鳳皇（どん・きほうてい）】。

暴力と経済の両面から、パラ実は危機に瀕していましたが、
手をこまねいているパラ実ではありません。

校長の石原肥満は、

「“政治と金の問題”とかで東京地検に連れて行かれたぜ！」

乙王朝皇帝である横山　ミツエ（よこやま・みつえ）は、

「“ドージェを追う”ってイコンに乗って出撃した！」

まったくアテになりません。

そして残された最後の大物、
邪神クトゥルフと恐れられる御人　良雄（おひと・よしお）は……

「……ここは、ドコっすか！」

既に渋谷に拉致されていたのです。



【首領・鬼鳳皇（どん・きほうてい）】最上階。

レンはバットで良雄を殴りつけます。

「グホッ！！」

「オレはなあ、お前みたいな奴が一番気にいらねえんだよ！
幸運だけで、権力の座につきやがって！」

「僕だって好きで今の地位に……グハッ！」

「なお許せねえな！」

「レン、殺してしまうのは得策ではありません。
それよりは良雄の幸運を我々の側に取り込む方が……」

セルバンテスは良雄の服を脱がせ始めます。

「や、やめてーーっ！！」

風雲急を告げる、パラ実新キャンペーンシナリオの始まりです！
細かい事にはこだわらない方向きです。

抽選上はパラ実が有利ですが、他校の方も大歓迎です。

今回、シナリオ上では大きく二つの行動が取れます。

・四天王狩りと対決する
・【首領・鬼鳳皇（どん・きほうてい）】に囚われた良雄を助ける？

他にもシナリオの範囲から逸脱しなければ様々なアクションが考えられるかと思います。

四天王称号をお持ちの方は、その階級が高いほどチーマーに狙われやすくなります。

【首領・鬼鳳皇（どん・きほうてい）】には店舗のほか、

・ゲームセンター
・メイド喫茶
・秋葉原四十八星華劇場

などがあります。
四天王以外は安全に買い物が出来るので、そちらをお楽しみ頂いても構いませんが、
たまに蛮族の“武装万引団”との戦闘に巻き込まれる可能性があります。

良雄は秋葉原四十八星華劇場に囚われています。

また、石原校長は今回東京におり、ミツエについては別シナリオでの登場となります。

・渋谷と戦う

・首領・鬼鳳皇で買い物をする