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イルミンスールの大冒険~ニーズヘッグ襲撃~(第1回/全3回)

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イルミンスールの大冒険~ニーズヘッグ襲撃~(第1回/全3回)

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シナリオガイド

イルミンスール、捕食の危機! 世界樹を回る大冒険、開幕!
シナリオ名:イルミンスールの大冒険~ニーズヘッグ襲撃~(第1回/全3回) / 担当マスター: 猫宮烈

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「ケッ、いっつもいっつも死骸ばかり。
 たまにゃ新鮮なモンが食いてぇな――」

「……なんだよ、出っ歯野郎。
 またフレースヴェルグが喚いてんのかぁ?
 伝えとけ、テメェにやる食いモンはねぇってな――」

「……おい待て、今何言いやがった!?」

「ヒャッハー! そいつは面白ぇ!
 いいぜぇ、うめぇモン喰えんなら乗ってやんよ!」

「待ってろよぉ……イルミンスールゥ!」

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「ムカつくですぅ!!」

 叫びながらエリザベート・ワルプルギス(えりざべーと・わるぷるぎす)が腕を前に突き出すと、枝をより合わせて形成された世界樹イルミンスールの『腕』がパンチを繰り出し、生まれた衝撃波がイルミンスールの森を大きく揺らします。

「今日は特に荒れとるのぅ。雑草だのチビだの言われるのはいつものことじゃろうに。……ま、さっさと喰われてしまえと聞いた時は流石にカチンときたがの」
「お、お母さんっ、落ち着いてくださいっ。イルミンスールと繋がったままですっ」

 ぶんぶん、と腕を振り回すエリザベートへミーミル・ワルプルギス(みーみる・わるぷるぎす)が宥めに入り、アーデルハイト・ワルプルギス(あーでるはいと・わるぷるぎす)が気持ちは分かるといった様子で頷きます。
 
「……ま、この待遇はイルミンスールが一度滅ぼされておることも起因しとるのじゃろう。にしても、世界樹の力が失われるくらいなら喰ってしまえとは、随分と乱暴な意見じゃ。動けもせぬくせに勝手なことを言いおって」
「こうなったら、直接行ってぶっ飛ばしてやるですぅ!」
 まだ怒り冷めやらぬエリザベートが、拳を握った腕をぶん、と前に突き出します。流石にイルミンスールとのリンクは切ったようで、もう衝撃波は起きませんでした。
「それは、イルミンスールが空を飛べるようにでもならぬ限り無理じゃな」
「そうですね。……? 誰か来たみたいです。私出ますね」
 アーデルハイトの言葉に頷いたミーミルが、叩かれる扉の音に反応して来客を出迎えるために扉を開けます。

「ここが、世界樹と契約した者が住まう場所?
 ……ふん、まるで小人の部屋ではないか」


 扉の奥から現れたのは、金色に耀く髪を誇るように高く結い上げ、自らへの自信に溢れた表情を浮かべる少女でした。
 その隣には、腕を組まれた格好で当惑しきりのフィリップ・ベレッタの姿もありました。

「あの、どのようなご用件で……」
 尋ねるミーミルを無視して、少女はフィリップを連れてエリザベートの下へ歩み寄ります。

「私は、エリュシオン帝国が誇る龍騎士の一人、アメイア・アマイア。
 単刀直入に言う、ここにあるイコンを渡せ」


 イコンという言葉に、エリザベートとアーデルハイトの態度が変わります。

「……イヤだ、と言ったらどうするつもりですかぁ?」
「存在を否定はしないのだな。……その時は、力づくで持っていくまでだ。こんな矮小で未熟な樹とその契約者など、私の敵ではない」
 エリザベートの問いに、アメイアが事も無げに言い放ちます。
 
「お母さんのことを悪く言うのでしたら――」

 表情を険しくしたミーミルがアメイアの肩に触れた瞬間、その手を掴んだアメイアが腕を前に振ると、ミーミルの身体がエリザベートを通り過ぎ、背後の壁に大きな音を立てて激突します。

「ちび!? ちび!!」
「私が認めた者以外が、気安く私に触れないでもらおうか。……さあ、どうする?」

 振り返りミーミルを心配するエリザベートへ、アメイアが決断を迫ります。
 一触即発の雰囲気は、突如飛び込んできた不快な声によって霧散します。

「ヒャッハー!!
 やっぱ若ぇ世界樹はうめぇなぁ!!」


「おまえは……ニーズヘッグ!? 何故おまえが――」
 そこまで呟いたところで、思い至ったアーデルハイトがアメイアに振り向き、問いかけます。

「……これは、エリュシオンの宣戦布告と見てよいのかの?」
「ユグドラシルについては、エリュシオンは不干渉を貫いている。そして私は、私自身の意思に則って行動を起こしている」
 相変わらず自信に満ちた表情のアメイアですが、その言葉に嘘は含まれていないように感じられました。

「……エリザベート、奴をイルミンスールの根の奥へ案内するのじゃ。『門』を開けるのはおまえだけじゃからな」
「で、でも、ちびが――」
「情けない声を出すでない! ここでしくじればイルミンスールが喰われるのじゃぞ?
 ……安心せい、奴らの思うようにはさせぬ。よいか、下手な真似はするでないぞ」
 アーデルハイトの鋭い言葉に身体を震わせたエリザベートが、目尻に浮かんだ涙を拭って、アメイアの下へ歩み寄ります。
「……テレポートで門のところまで行くですぅ」
 無言のまま頷いたアメイア、そしてフィリップと共に、エリザベートの姿が消えます。
 それを見届けて、アーデルハイトが生徒たちに協力を願うべく、緊急の連絡を飛ばします――。


「イルミンスールがニーズヘッグの攻撃を受けておる!
 おまえたちが力を合わせねば、イルミンスールが喰われてしまうのじゃ!」


 校長室を訪れた生徒たちは、壁の一部が崩れていること、ミーミルの姿が見えないことを訝しく思いますが、そんな彼らの前に立ったアーデルハイトから一切の余裕が消え去っているのを感じ取ると、注意をアーデルハイトの紡ぐ言葉へと振り向けます。

「今は、おまえたちの魔力で張った魔法陣で何とか防げている。
 おまえたちのおかげで強固な、自己修復機能まで備えた魔法陣が組み上がった。その点は感謝しとるぞ」
 一瞬だけ表情を緩めたアーデルハイトが、直ぐに険しい表情で言葉を続けます。

「……じゃが、敵の勢いは魔法陣の回復を上回っておる、このままではいずれ破られてしまうじゃろう。
 そこで、おまえたちにはコーラルネットワークに入ってもらい、攻撃してくる敵と直接戦ってもらいたい。
 敵の侵入を幇助し、ニーズヘッグを招き入れておるユグドラシルの『根』を攻撃し、ネットワークからの侵入が徒労であると思い知らせるのじゃ!」

 アーデルハイトが示した先には、まるで根のように張り巡らされた『コーラルネットワーク』の回線図が表示されています。
 事前に生徒たちの手で張った魔法陣の位置には、敵の存在を示す赤い光が絶えず明滅していました。
 回線図の上部には、融合するように張り付くユグドラシルの『根』、そこから赤い光が絶えず生み出されているのも確認できます。

「ニーズヘッグはネットワークへ、自らが生み出した無数の蛇を襲わせておるようじゃ。そして、どこか一つの魔法陣が破られた時点で、そこ目掛けて一気に侵入する心積もりじゃろう。
 魔法陣が破られれば、ニーズヘッグの侵入を食い止めることは出来ん! イルミンスールはおまえたちの手にかかっているのじゃぞ!」

 アーデルハイトが杖をかざすと、エリザベートが普段腰掛けている椅子の上の空間に3つ、コーラルネットワークへ侵入するホールが出現します。

「蛇自体は、一対一であればおまえたちならば優位に立てよう。奴らには『根』を食い破るだけの力もないようじゃ、冷静になれば対策も立てられる。
 じゃが先走り、奴らに囲まれれば命取りとなりかねん。奴らの持つ毒は例え少量であっても身体の自由を奪う。
 おまえたち、心して行くのじゃぞ!」

 アーデルハイトに見送られて、生徒たちが次々とコーラルネットワークへと入っていきます――。

担当マスターより

▼担当マスター

猫宮烈

▼マスターコメント

猫宮・烈です。

『イルミンスールの冒険』新章、『イルミンスールの大冒険』キャンペーンシナリオの第1回です。
いきなり大ピンチな状況です(汗

この状況を打開するには、ともかく襲いかかってきたニーズヘッグ、彼が生み出した無数の蛇を撃退し、ネットワークからの侵入を諦めさせる必要があります。
先輩は後輩を導き、後輩は先輩に導かれながら、力を合わせてイルミンスールを守りましょう!

※『コーラルネットワーク』の回線図については、マスターページに画像を載せます。
 作戦の参考にどうぞ。

※『根』は、一番狭い所で数メートル四方、大きいもので数十メートル四方とかなりまちまちです。
 狭いので行動が取れないという、PCに不利になってしまう判定は基本行わない方向で行く予定ですが、ネットワークにバリケードを張るというアクションは、環境や敵の特性から安易には成功しないと思ってください。

※蛇は、大きいもので1m程度です。移動する時は強靭な牙を突き立て、壁や天井すら這い回ります。
 攻撃もその牙を生かした噛み付きで、食らえば高確率で『猛毒』を受けます。この毒は『猛毒』を解除するスキル及びアイテムで治療出来ます。毒に耐性を得るスキル及びアイテムで防ぐことも出来ます。
 ですが、この毒で『猛毒』状態になった時点で、取ろうとしていた行動がキャンセル(『麻痺』状態になると思ってください)されてしまいます。

※ニーズヘッグの侵入を幇助したユグドラシルの『根』は、ウィークポイントに一定以上の攻撃を受けた時点でイルミンスールから離れます。ユグドラシルの『根』が張り付いている限り、そこから蛇が一定の速度で無限に補充されます。
 よって、いつかの段階でユグドラシルの『根』を攻撃し、切り離すことが出来なければ、作戦は自動的に失敗となります。

※皆さんがキャラクエをたくさんやっていただいたおかげで、魔法陣には自己修復機能が付きました。
 ですので、戦闘中に魔力を注ぐ必要はなく、蛇の襲撃を退けることが出来れば、魔法陣は自動的に回復しこれからもネットワークを守ってくれます。
 皆さんは心置きなく、ニーズヘッグおよびユグドラシルの『根』の撃退に専念できます。

※PCは、アーデルハイトの緊急の連絡を受けて校長室にやって来た時点では、アメイアがミーミルを戦闘不能にさせ、エリザベートとフィリップと共にイルミンスールの根へ向かったことは知りません。
 校長室で何が起きたかを知るには、そのためのアクションをかける必要があります。ここはかなり厳しく判定し、失敗の場合は「そんなことしとる場合か!」とアーデルハイトに強制的にコーラルネットワークへ放られます。
 また、たとえ成功したとしても、アメイアに単騎立ち向かうなどの策を取れば、たちまち戦闘不能に陥り、後に引摺るペナルティを負う可能性もあります。
 ……まあ、予め言っておくべきことを言ったまでなので、アクションの選択肢を狭めようとしているつもりはありません。
 (サンプルアクションにも載せています)
 覚悟を決めていただいた上でのアクションであれば、最大限お応え致します。
 
以上、長くなってしまいましたが、どうぞよろしくお願いいたします。

▼サンプルアクション

・ネットワークに侵入してくる敵を迎撃する!

・イルミンスールを守るため、魔法陣の防衛に専念する

・ネットワークに張り付いている『根』を強襲し、大本を断つ!

・校長室での出来事を把握し、アメイアの企みを阻止するための手段を講じる

▼予約受付締切日 (既に締切を迎えました)

2010年09月21日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2010年09月22日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2010年09月26日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2010年10月27日


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