はじめましての方ははじめまして
二度目以上の方は再びお目にかかれて光栄です、逆凪まことです
【●】月乞う獣、哀叫の獣 第三回をお送りさせていただきます
ついにここまでやってまいりました
今回も、皆さまで力をあわせて、立ち向かっていただけたらと思います
これが最終回となっておりますが、現在の状況は下記の通りとなっておりますので
今回からでも是非ご参加ください
※尚、今回のシナリオは、内容的にイルミンスールと教導団の方が受かりやすくなっていますが、どの所属の方でもご参加いただけます
■第二回までのあらすじ■
世界樹イルミンスールを狙って、トゥーゲドアの町の封印から解かれた”超獣”が、かつてその守護者であったはずのアルケリウスと共に、イルミンスールの森に侵攻してきています。
”超獣”を復活させたアルケリウスは、一万年前に一族を滅ぼされた復讐のために、”真の王”を名乗る存在と共闘して、世界樹の狙っています。世界樹の力を超獣に与え、死んでしまった自分と、双子の弟ディミトリアスを復活させようと目論んでいたようです。
しかし、そのディミトリアスは、クローディス達と共に、”真の王”によって超獣に同化させられてしまった巫女を取り戻すため、そして超獣をあるべき場所に還すために、契約者たちと共に、アルケリウスと敵対し、結界によって超獣を足止めし、その暴走の原因である呪詛を祓うことに成功しました。
一方、”真の王”を名乗るものに関するらしい、アーデルハイトの記憶が封じられていることが判明しました。その封印を解く為に、封印を記憶ごと懐中時計へ移しましたが、アーデルハイト、エリザベートの二人はその中へは入れないため、契約者たちが封印の解除に向かい、記憶の扉の前へと辿り着きましたが、その扉は茨の女王が守っているようです。
また、大まかな前提は下記の通りとなります。
・超獣を還す際に、同化状態が失われていなければ、巫女も共に還ってしまいます
・巫女は現在も眠りの封印を受けており、はっきりとした意識はありませんが、一族三人の中で唯一の生存者です
・巫女と超獣の同化状態が失われた場合、超獣はよるべを失うため暴走してしまいます
・超獣を操れるのは、超獣の状態に関わらず巫女のみです
・ディミトリアスたちの術式、封印具等は単純な構造のため、要素を繋げれば場所や距離は殆ど関係なく
また、要素を反転する等、本来の目的と違う利用の仕方をすることも可能です
(ディミトリアスは、その役職柄、遺跡を遠隔起動することも可能です)
その他の詳細は 第一回、第ニ回をご参照いただき、アクションをかける際の参考としてくださいませ
注意事項
今回も、【1】、【2】、【3】はその性質上完全に別行動となります
複数に股をかける行動、MC、LCが分かれるという行動は、高確率で不採用となります
場所の指定の無い場合も、判定が厳しくなる可能性がありますので、ご注意ください
★今回・前回からの参加者様の開始地点について
今回が初参加の方は、どの場所からでも開始することが出来ます
第ニ回のリアクションにて、今回も教導団より移動手段が手配されておりますので
前回の【2】アーデルハイトの記憶の中以外からは、各地点へ移動することが出来ます
ただし、アーデルハイトの記憶は一方通行状態のため、そこから抜け出して別地点へ移動することは出来ません
★超獣を鎮める”歌”について
” 明かりを灯せ大地が上 八つの意思 星のごとく 点と点を繋ぎて瞬く
指し示す杖の先 水瓶の水は流れ 花は開く
踊る刀に滑る光 跳ね踊るは魚達
琴の響きに 揺れる稲穂 珠の回るように廻り巡る
太陽は天よりの守りとなり 月は地の底にて君が天蓋の傍らに
全くの闇の中に 還るを断たれた繋がり
その眠りの終わるまで 失われしが満ちるまで
忌むべきものの届かぬよう 星の下に君を守らん ”
これは、灰色天蓋から始まる一連のシナリオから、様々な調査の結果集まったキィワードが繋がったものです
今回は最終回ということで、歌を手段にされる方は、この歌詞から自由にアレンジしてみてください
残念ながら、全て採用となるわけではありませんが、皆さまの手で超獣を”還し”ていただけたらと思います
【1】イルミンスールの森
結界の完成により、超獣の足止めは成功し、その呪詛を祓うことも出来ました
しかし、アルケリウスの最後の足掻きによって、その憎悪を取り込んだ超獣は、暴走状態に陥っています
そのまま大地へ還すことも可能ではありますが、そうすると同化している巫女も共に還ってしまうことになります
それを防ぐためには、結界の中で荒れ狂う超獣の中にいる巫女を助け出さなければなりませんが
殆ど力を失いつつあるとはいえ、アルケリウスもただで引き下がるつもりは無いようです
クローディスは、そんな巫女と名前の因果を利用し、愚者の協力の下、魂にリンクしている状態が続いています
そのリンクを辿って、ディミトリアスが巫女の眠りの封印を解くことができますが、今の状況下ではリスクが高いようです
(尚、氏無、スカーレッドはそれぞれ、結界の守護と前線の指揮を担当しているため、戦闘の殆どは契約者たちに任されています)
<<氏無大尉の超獣関連レポート3>>
黒から灰色へと変じたものの、超獣の体は相変わらずゼリーのようにぶよぶよとしていますが、胴にくびれと女性の胸のような膨らみが現れ、足の辺りこそ爬虫類のようではありますが、人間の体に近くなっています
胴体の側面からは無数の人間の手に似たものが伸びて、結界内で荒れ狂っており、それらは触れたもののエネルギーを取り込んでいます
背中からは羽の抜け落ちた翼の骨格のようなものが伸びて地面に突き立てられ、上体を起こした超獣を支えています
頭部は丸く、灰色に濁った目が一列に並び、そのすぐ下を、一文字に割いたような口があり、歯を剥き出しにしています
その口からは、精神にダメージを与える、悲鳴に似た音波攻撃のようなものを放ちます
目は見えず、熱で対象を捉えているようで、光輝属性、また氷結魔法に弱いようです
また、契約者たちが歌うある歌に強く反応を示しているようです
尚、問題の巫女は、超獣の中心で”珠”のようなものによって超獣と同化させられているようです
体を蝕むようなその術は、巫女だけを無理やり引き剥がせば、肉体と魂に傷をつけてしまう可能性があります
【2】アーデルハイトの記憶の封印
封印を移した懐中時計の中に入り、アーデルハイトの記憶の封印を解きに向います
現在は茨達は女王に集束しているため、後から入った人も楽に扉まで辿り着けるでしょう
扉に根を張ったように生い茂る茨の女王を倒せば、自動的に扉は開くようです
茨の女王
全身が黒い茨で、巨大な女性のようなシルエットをしていますが、会話は不可能です
胸元に刻印らしきものがあり、茨が残る限り何度でも復活します
伸びた腕はいくつも枝分かれし、先は槍のように尖って、近付く者を攻撃します
下半身は茨そのもので、歩くことは出来ませんが、その代わり近寄る者を拒むように、棘をむき出しにして生い茂っています
【3】八つの祠
かつて、超獣を鎮めるために、八人の神官がそれぞれ守っていた祠です
呪詛が祓われたことによって、中央の祭壇が正常な機能を取り戻しています
そのため、この場所から直接超獣へ影響を与えることが出来るようになっています
※他NPCの詳細は、マスターページに記載しています。