ごきげんよう。ゲームマスターの640です。今回皆さんに紹介するのは、大空に浮かぶ博物館。そして、そこで繰り広げられるエピソードです。
皆さんが今回、さまざまな目的で訪れる『天空の博物館』は、空京大学によって開発された、『雲を固体化する技術』によって、パラミタの遥か上空に建設された施設。
そしてここは、カレーの大食わせ大会などを主催した、『島の地祇 蒼の月』の出資によって、造られた施設でもあります。
まもなくの開館、そのセレモニーに合わせ、急ピッチでその準備が進んでいますが、その目玉として発掘が進んでいるのが『古龍の骸』と呼ばれる化石。
それは『蒼の月』が治める島に大昔、戦いに負け落ちてきた古い龍の巨大な骨です。生前その龍は、短い間とはいえ蒼の月と、深い絆を結んでいました。
『蒼の月』は、彼の最期の願い。空に戻りたいという望みを、かなえようとしています。
ですが、その行為に対しドラゴニュートたちの中には、同じ種族の亡骸を見世物にすることについて反発を覚えている者たちもいます。
過激な考えから発掘の現場や、輸送手段の飛行艇に辿り着くまでの道中でなにか、襲撃などのアクションを起こす者たちがいるという情報もあります。
開館セレモニーの妨害も、させないようにしなくてはいけません。
そのために陽菜都とせつなは開館直前の博物館を警備担当として訪れ、蒼の月は発掘チームを守るために彩夜を傍に呼びました。
ただし、彩夜は戸惑っています。蒼の月の知人には彩夜より遥かに戦闘力の高い者も多い──なぜ自分なのだろうか、と。
考えていく中で、彩夜は自分がなにを彼女にしてやれるかを思っています。そして、もしも彼女のパートナーになれるなら、と思い始めています。そしておそらく、『蒼の月』も、それを望んでいます。
皆さんからの助けが、このふたりの関係性にも必要かもしれません。
なお、蒼の月は今回シナリオより正式にNPCとして登録されます。キャラクターイラストに関しても、追加される予定となっています。
今回のシナリオでは、『天空の博物館』、その開館セレモニーを巡って、さまざまなことが起こり、人間模様が繰り広げられることが予想されます。
友人やパートナーたちとそのセレモニーに参加したり。あるいは参加者を守ったり。そして、セレモニーの準備や運営に携わったり。皆さまの思い思いのかたちでこのシナリオへと関わっていただければと思います。
それでは、皆さまの参加をお待ちしております。