新たなる物語の幕開けです。
このシナリオは、「謎の古代遺跡と封印されしもの」(以下遺跡編)から発展したシナリオです。なお、舞台はまた新しいものとなっているので、今回から初参加でも何ら問題はありません。ただ、遺跡編の第3回に目を通しておくと、よりお楽しみ頂けるかと思います。ガイドにあるように全校協力体制下ですので、どの学校の方でもご参加頂けます。
また、このシナリオ「五機精編」は1回完結形式、全3回です。シナリオ毎に舞台が変わります。ただし背後のストーリーは、繋がっていきますのでご了承下さい。また、アクション次第ではこの3回の後、さらに「後編」として発展していくかもしれません。
なお、私のシナリオにおける時系列的には、「遺跡編(1月)」→「春休み(3月)」→「当シナリオ(4月上旬)」となっています。
今回は大枠として、二つの舞台があります。
・遺跡に出向いて消えた調査隊の安否を確認する。もしくは未調査である遺跡地下層の調査に専念する。
・同じタイミングで起こっている機械の暴走事件について調べる。
メインは遺跡の方で、事件の方はサブという位置づけです。ですが、事件について進展があれば、遺跡側との繋がりが見えてくる……かもしれません。
また、人探しをしているというガーネットや、遺跡へ向けて動き出した男も気掛かりです。遺跡へ行く方はガーネットと接触して彼女の正体を探ったり、第三者の襲撃に警戒したりするのもいいかもしれません。
タイトルにある五機精というのは、人間の生身の少女をベースに造られた機晶姫です。サイボーグ的なもの、と考えればいいかと思います。ガイドの時点では関連性が明らかになっていませんが、本シナリオ内でそれに関わる情報が提示されることでしょう。
なお、このシナリオは難易度が高く、判定も非常にシビアなものになっております。ダブルアクションやシナリオの時系列に矛盾する行動にご注意ください。
以下はアクション上の注意になっております。よくご確認下さい。
※新規参加者の方
次の情報はPCが持っている状態であるとしていいものです。これは、調査本部のデータベースにある情報だからです。
・五機精に関する基礎データ(アインからフュンフまでの五体がいる。それぞれが何らかの能力を持っている)
・今回の遺跡が、「遺跡編」の舞台の関連施設である事。
・合成魔獣についての基礎情報(スレイプニル、ガルーダ、アスピドケロン三体の外見的特徴)遭遇すれば、見て分かる。
・機甲化兵についての戦闘データ(雷電属性が弱点、それ以外は効かない。他、攻撃パターン等)
アクションを書く段階では、さほど難しい事を考える必要はありません。単に、PCがこれを知っていれば、リアクション中でそのように描写がなされる、という事です。
※「遺跡編」参加者
調査部のデータベースの他に、各々が見聞きした情報を持っているものとします。また、それらの情報を他PC、並びにデータベースに「開示するかしないか」を選択出来ます。開示した場合、それらの情報は共有される事になります。秘めておきたい情報があれば、それは開示しないというのも手かもしれません。
また、最終回で重傷を負っている方が多いですが、それはリセットされております。気にする必要はございません。
魔道書ルール、試作型兵器ルールは今回ございません。
ここからは全体、PLに向けたものです。
・調査する遺跡で発見された地下層は、三階建てです。地下一階は資料室となっているという連絡がきたところで、調査隊との通信が途絶えています。そのため、そこまではPCも知っているという事になります。
・地下二階には機能停止した機甲化兵がおります。ですが、まだ「生きている」かもしれません。基本的には3〜5人がかりで倒せますが、「雛型」と呼ばれる六体だけは別格です(二体は既に破壊されています)
・地下三階は現段階では不明です。ですが、強力な「何か」が待つ受けていると思われます。
・暴走事件が頻発しているのは、ガイドの通りツァンダです。調査の際はその点を念頭においてお願い致します。
・また、機晶姫をパートナーとして同行させる場合、ご注意ください。暴走事件は、機晶姫も含めた機械全般で起こっています。
・エミカ、リヴァルトともに他のPCと同じ一調査員です。特別な立場にいるわけではありません。ただし、この二人はパートナー間でそれぞれ連絡を取り、全体での情報共有を行います。
・ガイドの最後に出ていた人物の正体はまだ分かりませんが、非常に強いです。遺跡内で遭遇した際、相当レベルが高くないとあっさりとやられてしまいます。
・また、これらに書いてない「不確定要素」もあるかもしれません。ご了承下さい。ただし、ヒントは遺跡編第2回以降のシナリオに隠れているかと思います(春休み含む)
・このシナリオの結果で、次の舞台が分岐します。それによって展開が早かったり、遅かったりも変わってきます。
それでは、よろしくお願いします。