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ジャンクヤードの亡霊艇

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シナリオガイド

ガラクタに塗れて。
シナリオ名:ジャンクヤードの亡霊艇 / 担当マスター: 村上 収束

■ ■ ■ ■
 ――臨時ニュースより――

 眠っていた古王国時代の大型飛空艇の警備システムが突如起動し、
 艇内で撮影を行っていた空京TVのクルーが閉じ込められるという事件が発生しました。

 場所は、ジャンクヤード
 飛空艇から出現した大型の戦闘用機晶ロボットが入り口付近を徘徊しており、周囲も大変危険な状態となっています。

■ ■ ■ ■

 ヒラニプラ近郊にある広大な廃棄物集積区域、ジャンクヤード。
 当初は、遺跡で発掘されたものの利用価値や研究価値の無い物が集められた土地でしたが、
 現在では、再処理に困る故障品だの型落ち品だのといった粗大ゴミも捨てられるようになっています。
 定期的に飛空艇がやってきては、空から”ガラクタ”を降らせていく――そんな場所です。

 15歳の少年ラットは、そこで暮らすジャンク屋の一人です。
 今日の彼の仕事は、空京TV局のクルーたちを”亡霊艇”へ案内するガイドでした。

 亡霊艇というのはジャンクヤードの中心に埋まっている古い大型飛空艇のことで、
 この飛空艇はジャンクヤードが廃棄区域に指定される前から、この場所にその半身を沈めた格好で横たわっていたといいます。
 今はジャンクに埋もれており、上部がかろうじて覗く程度となっています。
 そして、その内部は、各所に分厚い隔壁が降りたまま機能停止しているため、発見された当時から一部のフロアにしか侵入できないままとなっていました。
 
 一行は無事に飛空艇へ辿り着き、撮影を開始しました。
 企画内容は、この廃墟のようになった飛空艇内を出演者たちがおっかなびっくり探検していくというもので……
「へぇー、なにここ? どうなってんの? うっわー、スゴーイ!」
 出演者の一人である褐色の女性ウル・ジが、寂れた風景の中を大袈裟なリアクションで進んでいきます。
 彼女は、最近売り出し中の女性タレントだとかなんとか。
 ともかく、ラットには、こんな場所を映して何が楽しいのかよく分かりませんでした。
「……ま、金がもらえりゃ何でもいいけどさ」
 と彼が欠伸を噛んだ途端――
 飛空艇にヴッン、と音と震動が走りました。
 
 突然、飛空艇内の隔壁が動き始め、
 警備用と思われる機晶ロボや機晶姫が姿を現しました。
 暴走しているのか、元々そのように設定されていたのか、それらはラットやウル・ジ、クルーたちに襲いかかってきました。
 一気に場は混乱し、皆は散り散りに逃げ、気づいた時――ラットは一人、飛空艇の外へと転がり出ていました。

 そして。
 彼は何とか安全な場所へと逃げきり、皆へ助けを求めたのでした。


担当マスターより

▼担当マスター

村上 収束

▼マスターコメント

 今更ながらマスターページを書かせていただきました。
 今後ともよろしくお願いいたします。
 以下、本シナリオの補足になります。

■大型飛空艇内
 内部が何層にも分かれている、かなり大きな飛空艇です。
 使われている技術は、現在までに発見されている5000年前頃の飛空艇と同じです。
 完全に機能は失われていると思われていましたが、
 現在は、内部機能の一部が起動した状態でジャンクに埋もれています。

 各通路の扉や隔壁は、起動時に忙しなく開閉したものの、
 現在は安定しており、所々で閉じた状態や開いた状態を保っています。
 中では機晶姫や機晶ロボが徘徊しており、その他の警備システムも不安定ながら稼働しているようです。

 撮影スタッフや出演者たちは散り散りになって、艇内の色々なところに逃げ込んだと考えれます。


■外にいる大型機晶ロボット
 高さ3m、全長6mほどの蜘蛛型ロボットです。
 亡霊艇の入り口付近に、二機ほど徘徊しており、ラット曰く動きはかなり機敏です。
 内部の要所要所には対光条兵器用に魔法防御の高い素材が用いられていると考えられます。

 想定される装備:
 機銃、グレネード、ミサイル、ワイヤー、催涙煙幕、目くらまし用のフラッシュなど。


■その他
 ウル・ジ。
 褐色の肌とスレンダーな長身が印象的な女性です。
 最近売り出し始めた女性ユニットでダンサー兼サブボーカルを担当しています。
 彼女自身は、さっぱりとした物言いと大袈裟なリアクションが得意なキャラとして売っているみたいです。

 ラット。
 ジャンクヤードのジャンク屋協会に所属する少年です。
 普段は、ヤードに集う他のジャンク屋たちと、ガラクタを再利用出来る形にして安値で売ったり、珍しい物を好事家に売ったり、あるいは廃番のパーツを探し集めて売ったりなどして暮らしています。
 技術関係の講習会や配達などで、ちょくちょく色々な場所に顔を出しているので、ちょっとした顔見知りということにしても構いません。



 今回、何らかの理由で事件前に飛空艇内に居て、巻き込まれてしまったという状態から始めることも可能です。
 出演者やスタッフなどとして撮影に参加していたことにしても良いですし、ジャンク漁りで迷い込んでいた等でも構いません。
 ただ、その場合は『武装』を持ち込んでいなかったことにさせて頂きます。
(例外として、『売却用アイテム』と『特殊な能力の無い衣服・アクセサリー』、『戦闘用ではない衣服・アクセサリー』の持ち込みは認めます)
 その場にあるものなどを武器として代用することは出来ます。
 武装の貸し借りも可能です。


▼サンプルアクション

・大型機晶ロボと戦う!

・TVクルーを救出!

・TVクルーを救出!

・巻き込まれたー!

▼予約受付締切日 (既に締切を迎えました)

2010年10月07日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2010年10月08日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2010年10月12日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2010年10月28日


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