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霧の先の町、海のオルゴール

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霧の先の町、海のオルゴール

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シナリオガイド

海と音楽の町へようこそ!
シナリオ名:霧の先の町、海のオルゴール / 担当マスター: 村野憂規

 ――蒼空学園。
 夏の暮れ、少し夜風が心地好くなる時期の事です。

「急な呼び出しで悪かったな」
「いえ。それで、オレに何か用ですか?」

 校長の山葉 涼司(やまは・りょうじ)が向かって話をしているのは、蒼空学園1年の高円寺 海(こうえんじ・かい)です。
「蒼空学園生の中で少し変な噂話が広まっていてな。夜の海岸沿いを歩いていると不意に霧が出てきて、知らない町に気付いたら迷い込んでいるらしい。夜の筈だったんだが、何時の間にか真昼になっていてな」
「この時期に今更、怪談ですか…… ?」
 怪訝そうな顔を海はする。そんな顔を海がしてしまうのも無理はない。
「俺もそんな類だと思うんだが……、現に何人か迷い込んで帰ってきた」
「行ったやつがいるんですか?」
 少し驚きを交えた海が校長室から漏れた。
「ああ。その時の記憶は曖昧になっていた。理由は解らん」
「曖昧に?」
「そうだ。だが、断片的な記憶は残っている。聴いたところによると『海に近い観光地』、『人が大勢居た』、『洞窟』、『活気もある』、『音楽が盛んだった』……かな」
「……へえ?」
 涼司の口から単語が漏れ聞こえる度に海の顔が呆れを通り越して、半笑いになっていた。キレる前にも見える。
「いや、俺も疑ってるよ?」
 涼司が必死に取り繕おうとするが、益々胡散臭く聞こえてくる。
 半目で涼司を見ていた海だが、諦めて溜め息をついた。
「で、何をすれば良いんですか?」
「ちょっと調べてきてくれ!準備はこっちでするからさ!」

「やれやれ……」
 夜風が心地好い海岸沿いを当ても無く海は突っ立っていた。
 旅行鞄を担いで辺りを見回すが、霧が掛かるどころか雲一つ無い夜空には月が爛々と輝いている。曇る気配すらない。
「……帰るか」
 夜中も過ぎ朝焼けが近くなった頃、散々続けたトレーニングにも飽きて帰ろうとした時だった。
「っ……」
 拾い上げようとした鞄に霧が掛かっている。周囲を見渡すと何も見えないほどの霧が立ち込めていた。
(これが……)
 校長室での涼司の言葉が海の頭に聞こえてくる。
「運良く町に入れたら、オルゴールを探せ」
「オルゴールですか…… ?」
「言うのが遅くなったが、みんな最後にはこう言ってた。『オルゴールを止めないと彼らは眠れない』」
「彼らとは?」
「さあな。それは調べてみないと……」
「分かりました。では、失礼します」
 背を向ける海に涼司の声が掛けられる。
「気をつけろよ。『背後に視線を感じた』と言う話もある」
「……ええ」


担当マスターより

▼担当マスター

村野憂規

▼マスターコメント

 こんにちは、または初めまして、村野憂規です。
 このシナリオに興味を持って頂き、ありがとうございます。

 本シナリオは山葉涼司からの依頼で、霧の先に現れた町の調査がメインの目的となります
 海岸を歩いていたら偶然巻き込まれてしまうので、学校による区別はありません。どの学校の生徒も参加できます。

 涼司や海は『オルゴールを止めないと彼らは眠れない』という帰ってきた人達の共通の言葉から、
オルゴールを見つける事が真相を見つける手掛かりだと考えています。
 『背後に視線を感じた』から襲撃者が居る事も予想されます。

アクションとしては、以下の様なものが考えられます。
1.『洞窟』を探す
2.町で聞き込みをする
3.涼司の言葉にあった『海に近い観光地』、『人が大勢居た』、『活気もある』、『音楽が盛んだった』から、調査をせずに観光をする。 
4.調査をしている海を休憩がてら観光に誘ってみる。
5.背後に視線を送っていた者を調べる。
6.海と一緒に調査を行う。

皆様の豊かなアクションをお待ちしております。
 

▼サンプルアクション

・海と一緒に調査を行う

・海の護衛をします

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2011年09月13日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2011年09月14日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2011年09月18日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2011年09月30日


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